Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でシリル33件見つかりました。

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愛の日にフォラータを/べにざくろ

ィに用意したパウンドケーキはある。今日はシリルに奴がプロポーズする日で、その瞬間には立ち会ってやらねばならないと思っているから、会うんだったらしょうがないかな、と仕方なく用意したのだ。別にアルヴィのことが好きで用意した訳じゃない。仕方なく。仕方なくだ。 ( 夕飯くらい食べてやっても良いな )  人が聞けば何様だと問い掛けそうな尊大なことを思いながらウルリッカはニヤリと笑う。彼女は何様かと聞かれたら胸を張って答えるだろう。 「 妹様だけど? 」と。 *07:17 Ulricca in front of …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月20日更新

2174年お正月/べにざくろ

ruby(マス・サーキュ){機械人形}のシリルだったからだ。彼とも彼女ともいえない( 見た目だけ言うなら彼女、の方が相応しいか )機械人形が急に現れたことに、ネビロスは不安半分警戒半分で対応する。 「 どんな要件でしょう? 」 「 んふふ、部屋に入れてくれたら……あらヤダ! 閉めないでちょうだい! 」  しなを作るシリルに恐怖を感じて扉を閉めようとすると扉を掴まれて閉めることが出来なかった。無理に閉めようとしたら扉を破壊してでも入ってきそうなシリルにネビロスは溜息をつく。 「 分かりました 」  そう言う…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/2174%c7%af%a4%a... - 2021年01月01日更新

愛の日にプロポーズを/べにざくろ

の日にツインテール姿のウルリッカの画像をシリルから貰ったアルヴィの仕事は早かったが、それに勝るとも劣らない早さだ。人間、ご褒美があれば頑張れるものなのである。 「 あー!!! 」  唐突に部屋中に響き渡る声が上がり、経理部中の視線がとある彼に集まった。視線を集めてしまったことに気付いた彼は「 すみません 」と謝りつつも手にしていた紙を隣のメンバーに見せる。見せられたメンバーも内容を理解して天を仰いだ。 「 どうした? 」 「 何何? うっわー…… 」  他のメンバーも興味を持ってその紙に集まる。アルヴィも…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月07日更新

続続・ツインテールの日/べにざくろ

楽しい日なんだろう。  浮かれた気持ちでシリルは結社内を歩く。 「 シリルー! 」 「 あら、テディにシキじゃない 」  浮かれたシリルを呼ぶのは、これまた浮かれた声のテディだった。彼はいつもは毛先を巻いて流しているアイボリーの髪をツインテールにしており、『 ツインテールの日 』を満喫していることが良く分かる。 「 もうテディったらどんな髪型でもカワイイんだから。ええっと……シキのもテディがやったの? 」 「 勿論、ボクがやったよー 」  ニコニコとテディが笑う。その可愛い顔を見て微笑んだシリルは、噴き…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c2%b3%c2%b3%a1... - 2021年02月02日更新

We are the 6th platoon!/べにざくろ

となる。  最初に1人佇むユウヤミを見たシリルの感想は「隊長ってば、楽しそうなコトしてるじゃない」だった。おそらく姿は見せていないがその近くにはヨダカが潜んでいるに違いないし、ユウヤミが簡単に殺られる人物ではないことをシリルは良く学習していた。 ( 煮ても焼いても食べられない人ってああいう人のコトを言うのよ )  あいにくシリルには飲食をする機能がないのでそれを実践する日は来ないが、飲食できたとしてもユウヤミを食べるのは難しいだろうとは思う。でも、もしユウヤミを調理してもらうなら煮込みだろうか。それとも揚…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/We%20are%20the%... - 2020年09月22日更新

What a day!/べにざくろ

ると驚かれるから言わない方が良い、と以前シリルに言われたことを思い出して「さん」付けで言ってみた。ちゃんと気遣えて偉いぞ、&ruby(ウルリッカ){自分}と自分を内心で誉めることも忘れない。 「 ええ、彼女に呼ばれて来たのですものね 」  訳知り顔のロードが扉を大きく開けてウルリッカを人事部の部屋へと招き入れた。何だか入口から出鼻をくじかれた気分だが、気持ちを切り替えてサリアヌの姿を探す。  社内人事課の麗しの貴族の華を探すのは簡単だ。椅子に座っても背筋が伸びた美しい姿勢の女性を探せばいいのだから。  ウ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/What%20a%20day%... - 2021年01月24日更新

VS!三色ショッピング!/燐花

います!差し色は自由にオーケー!審査員はシリル!高評価だったコーデは実際にヴォイドに着てもらえ、更にデートに行けちゃいます!」 完全に三人は明後日からこちらに帰還した。お帰り。 「ヴォ、ヴォイドに着せたい服か…いや待てよ、最近の女の服分かんねぇな…」 「うふふふふ…!デートってどこまで可なんですかねぇ?行き先はホテルでも大丈夫です?」 「審査員付き?ホロウ君に着せたい服か…せっかく過去に資格も取ったしシリル君が審査員なら腕が鈍っていないかも見てもらおうかな?」 「ふふ、隊長だからって贔屓しないわよ?」 良…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/VS%a1%aa%bb%b0%... - 2021年01月15日更新

ミアのお正月/べにざくろ

よ 」  その瞬間、ミアの帯を結んでいたシリルから注意が飛ぶ。ミアの後ろにいるため表情は読み取れないが、その声に笑いが含まれていることを聞き取ったミアは姿勢を正しつつも唇を尖らせた。 「 だって、変な音がするんだもん 」 「 変な音ねぇ……ロナが聞いたら怒りそうなコト言うのね 」 「 言わないでね? 」 「 言わないわよ。はい、できた 」  シリルに言われて、ミアは浮き立つ心半分、緊張半分を持って全身が映る大きな鏡の前に立つ。  そこには梅柄の小紋を着たミアが立っていた。見慣れない服装を纏う自分は何だか別…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%a2%a4... - 2020年09月17日更新

怪奇!大暴れ着せ替え怪獣!/燐花

数名に着替えてもらう話を漕ぎ着けられた。シリルはやたらと協力的で、着付けも一緒にやってくれると言うのでテディの喜びは爆上がりだ。 ちなみにミサキはテディが来るや否や何かを察知したのか暖房が機能しなくなるのではと言っても過言では無い様な冷気を発してしまったのでユーシンは何も言う前に平謝りして逃げた。テンションがバカみたく上がったテディはひたすら笑っていたのでユーシンは寿命が縮まる思いだった。 その後、ただ廊下を歩いていたミアの前に立ちはだかったテディは「良いではないかー」の一言でミアを連れてずんずんと、平た…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b2%f8%b4%f1%a1... - 2021年01月02日更新

あの日までのシリル/べにざくろ

ィネーターが付いているじゃないか。 「 シリル、どっちが似合う? 」  リアも結局、僕じゃなくて静かに控えている我が家の機械人形に問い掛けている。男性名で無性体だけど、見た目は女性に近い設定をしているシリルは微笑んでリアに答える。 「家にあるものと合わせるならコッチね」  シリルにはうちのクローゼットの中身を覚えてもらっているだけあって意見に間違いはない。 「 こっちだとどう? 」 「 コレだと所持アイテムから推測すると3パターンしかコーディネート出来ないわ。コッチだと複数のパターンで着回しがきくわね 」…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a2%a4%ce%c6... - 2020年09月18日更新

ウルリッカとサリアヌ姫様/べにざくろ

は見知らぬ茶髪の人間の少女が1人。 「 シリル 」  機械人形とは面識があったので、その名を呼ぶ。  シリルとは前線駆除班で同じ第6小隊に所属する仲間だ。しかしながら、何やらフワフワとした変な性格付けがなされていて、元々の主人が何を思ってこういう性格にしたのか聞いてみたいような気分にさせる不思議な機械人形でもある。 「 良いトコロにいたわね。今、ヒマかしら? 」  今日の予定は先程終わった書類補正くらいだ。後は趣味の的撃ちでもしようかと思っていたくらいなので、暇といえば暇である。ウルリッカはシリルの問いに…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%a6%a5%eb%a5... - 2020年09月17日更新

続・ツインテールの日/涼風慈雨

うのも素敵よね〜」 コテを持ち出し微笑むシリルを見て、我ながらマズイ選択をしたと思った。 機嫌の良い人ほど逆撫でをしてはいけない、とミサキでわかっていた筈なのに。 仕方ない。結社内での立場を危うくしない為、自分とミサキとマジュを守る為だ。 これ以上の抵抗はすまい。 「やる気のある奴を止めるつもりはねェ。」 ツインテールを梳くシリルに言う。 「それで気がすむンならな。」 鏡に映るシリルはおもちゃを手に入れた子供のような笑顔だった。 そして、顔を右半分隠し、取れないクマの浮いた自分の顔と見比べる。 相手は機械…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c2%b3%a1%a6%a5... - 2020年09月18日更新

ツインテールの日/べにざくろ

04012801?s=19]] 今日もシリルは絶好調だ。 本日の被害者は機械班の部屋にいたムーンだ。哀れ、ムーン。 しかし、誰も助けに行かない。同室にたまたま居合わせてしまった機械班の面子は遠巻きに横目で見つめるだけだ。何故なら、声をかけたら次の犠牲者は自分だって分かっているから。 君子危うきに近寄らず。昔の人の言うことは大抵が正しい。 そう思って皆見て見ぬふりだ。 「 ツインテールの日なんだから、ムーンちゃんも可愛くしないとね! 」 どんな理論だ。周囲の人間は思わず内心ツッコむ。 そんな人間の内心なん…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c4%a5%a4%a5... - 2020年09月17日更新

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