Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でミサキ38件見つかりました。

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It's fine today/べにざくろ

汚染駆除}班の部屋では、イオ・アスキーとミサキ・ケルンティアによるバトルが勃発していた。バトルとはいうもののイオが掴みかかりそうな勢いでミサキに叫んでいて、それをミサキが冷たい眼差しで見つめているという一方的なものであったが。  二人と親交もなく割って入る勇気なんて当然ないニコリネは現実から逃亡するようにディスプレイを見つめていた。それでも耳に入ってくるものを遮断することは出来ないから、結局はそちらへとついつい目が行ってしまう。  イオ・アスキーはどことなくニコリネが親近感を抱く人物だった。他人を避けるよ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/It%27s%20fine%2... - 2021年10月17日更新

急拵え小隊とブリーニと/べにざくろ

髪をした少女がウルリッカ達を迎えた。 「ミサキ女史……勤務時間は厳守すべきだと思うが」  ロナが苦言を呈しても何処吹く風とばかりでミサキ女史――ミサキ・ケルンティアは使用済みのUBTフラッシュメモリを回収していく。 「あ、ああああの! ケ、ケケケケケルンティアさん!! 後は私がひっ、引き継ぎますからタイガ君の所に行ってあげてください!!」  吃り気味の声でミサキの仕事を奪ったのは地味な印象しかないジャージ姿の女性だった。彼女をチラリと見たミサキは何も言わなかったがUBTをデスクに置いたので、どうやらジャー…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b5%de%d9%cf%a4... - 2022年04月26日更新

拝啓──、/燐花

たのはヴォイドの事だった。  一週間前、ミサキと共に拉致されたヴォイド。喘息持ちのミサキは、大事にこそ至らなかったが劣悪な環境に衰弱してしまっていたしヴォイドに至ってはユウヤミの処置が遅ければ今生きてここに戻って来れなかったかも知れない。  ミサキとヴォイドの件を聞き彼らしくない焦りを見せ人事部の仕事をベンやクロードウィッグに任せて出て行ったロードであったが、解決した後不思議と彼は冷静に見え、あんなに心配していた二人の顔を満足に見に行っていない様な状況だったのでサリアヌは違和感を覚えた。少なくとも、「マル…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c7%d2%b7%bc%a8... - 2022年05月31日更新

プリマヴェーラ・フェリチタ/燐花

もいるのだと気が付いた。  その少女は、ミサキ・ケルンティアは食に興味が無い。下手をすれば食を二の次三の次にする節がある。それで居て出された時は駆け込む様に胃に仕舞い込む。少し不健康な食べ方をする少女だった。彼女の保護者であるアンが心配して食の手配をするくらいには彼女は食に無頓着だった。その時胃に仕舞い込めればそれで良い。傍目にそんな印象だった。 「ミサキは放っといたら成分だけ見て栄養食やプロテインみたいなのだけで過ごそうとしちまう」  だから栄養バランスの整ったプレートを、彼女の普段の食事を考えて気持ち…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d7%a5%ea%a5... - 2022年05月12日更新

Smaklig maltid!2/べにざくろ

ルノース){汚染駆除}班の若き天才であるミサキ・ケルンティアだった。ミサキは果てしなく薄い水色の目を何の感情も含ませないでニコリネに向ける。 「エフ」 「あ、そ、そうですか」 「後は休み」  言葉少なにそれだけを告げるとミサキは踵を返した。 「あ、あのっ。ケルンティアさんっ、付き添ってくれてありがとうございました!」  小さな背中に向かってニコリネは声をかけるが、ミサキは何も言わず、振り向くこともせず行ってしまった。それでもニコリネとしては、ちゃんとお礼がミサキに言えて満足である。 「意味が分かるの?」 …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Smaklig%20malti... - 2022年01月30日更新

愛は哀とて藍の如し/涼風慈雨

。 「ミサ……キ、だっけ」  小さく頷くミサキ。 「ミサキ・ケルンティア。貴女はヴォイド・ホロウ?治療の荒い医療班が何?」  警戒心の滲む表情でヴォイドを見上げるミサキだが、ヴォイドはミサキの手にある「sapphireで作るゲームアプリ」の本を見つめて聞こえていない。 「難しそう……宝石でプログラミングってできるんだ……」 「sapphireはオブジェクト指向のスクリプト言語。蒼玉じゃない」  溜息と共に答えたミサキは、特に用があって話しかけてきた訳ではないらしいと理解した。ヴォイドの手には「外科系医師が…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%cf%b0... - 2021年09月10日更新

生まれ落ちた喜びを知る/燐花

「はい」 「うん?ミサキちゃん、俺に?」 「それしか無かった」  テオフィルスは不思議な顔でミサキから差し出された物を受け取る。彼女が無遠慮に突き出した手の平の中にはミサキが普段好んで食べるバランス栄養食として名高いクッキー菓子があった。これはおそらく、「くれる」と言う事なのだろうが貰う理由が分からなかった。 「…でもこれ、ミサキちゃんの食う分じゃ──」  顔を上げるも、ミサキはもう遥か彼方自分の居場所に着席し、一人黙々作業を始める。何が何だか分からずテオフィルスは頭に疑問符を浮かべながらも「まあ貰えるも…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c0%b8%a4%de%a4... - 2021年12月12日更新

赤い悪夢と白い月/涼風慈雨

ずだった。 『弱いもの虐め?』  冷たいミサキの声が響いた。俯いた顔を声の方へ向ける。  なんで、ここにいる?早く、逃げて。離れて。自分の事はいいから、逃げて。ミサキじゃ殺される。そう言おうとしても声が出ない。踵が鳩尾に食い込んでいる。その間に足音は近づいてくる。 『んだよ、マセガキ!てめぇも殴られてぇのか!?』 『拳でしか考えられない低脳』  ミサキ、それ以上言うな!火に油を注ぐことを言うな!とにかく逃げろ!  必死に念じても届かない。暗闇の中でもミサキが相手を睨みつけているのが容易に想像できた。そして…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c0%d6%a4%a4%b0... - 2021年01月31日更新

崩岸のバガテル/べにざくろ

**崩岸のバガテル #contents(1) *“ あの日 ”まで  母は春を売る女だった。それは別に此処じゃ珍しい職業って訳でもなく、ここらの職業といえばスリ、物乞い、売春なんだから大多数のうちの1人というだけだ。何も物珍しい存在ではない。 「 テオ。顔を見せて 」  そう言って幼い俺の顔を両手で包んで眺めるのが母の癖だった。そして、散々眺め倒した後に必ず言うのだ。 「 アンタの目はね、お貴族様の色なのよ 」  母曰く、とある日の客は身なりも良く“貴族”というやつだった。だから、アンタを産んでおけば…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ca%f8%b4%df%a4... - 2020年10月13日更新

ミサキ・ケルンティア

l data 親御さん:涼風慈雨 名前:ミサキ・ケルンティア 誕生日:4月9日 血液型:AB型 所属班:汚染駆除班 性別:女子 好き:暗くて狭いところ 嫌い:日光、雑音 性格:淡々としているが、技術屋らしい頑固さを持っている。アン曰く「作業は突き詰めるのに人間関係はすぐ諦める」、ロナ曰く「効率の良さが服を着て歩いている」。 特技:ペン回し 髪色:レモンシフォンより緑っぽい &color(#FBFFBF,#000000){■#FBFFBF} 瞳色:ライトブルーより明るい &color(#C1F0FF,#00…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2021年03月07日更新

星に願いを/燐花

ていたより五度程温度の低そうな目を向けたミサキが立っていた。ミサキはすっと差した指を赤ん坊に向けた。 「…何」 「え、ああ、そうだそうだ!えっとこの子は…」  さて、何て説明したら良いんだ?ありのまま起きた事を話すなら『廊下に転がって居た』なのだが、その廊下にも謎が満ちていたので何と説明するのが相応しいのか…。 「なに…これ…」 「え?あ…」  更に五度程温度が下がってそうなミサキの瞳に捉えられたのはテオフィルスの懐から出ている紐の様な物。抱いている赤ん坊が興味深げにしげしげと眺めて引っ張ったせいで顔を出…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c0%b1%a4%cb%b4... - 2021年09月20日更新

天然人誑しと赤い悪夢/涼風慈雨

 右も左もわからない中でマジュを抱えてミサキを支えて、取り敢えず今日を生きていた頃。  あの頃、近くにヒルダはいなかったし、岸壁街出身で施設の出だからと機械班の中では腫れ物扱いだった頃。言い返す事はなく、影になって言われた事だけを黙々とこなしていた頃。  とある人に出会った。 *** 「ミィ姐だ!」  その朝、食堂の隅でマジュに食べさせていると、歩いて来るミサキを見つけたマジュが声をあげた。 「アン、前いい?」 「いいけど……ン?」  結社の食堂を利用するようになってから、マジュの肌艶が少し良くなっ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c5%b7%c1%b3%bf... - 2021年08月07日更新

歪に揺れる/燐花

ンシフォンの透き通る髪色が眩しい少女──ミサキ・ケルンティアだった。彼女はその細い体で止める様に間に入る。 「……貴女、前線駆除班…?」 「…そう、第三小隊小隊長、エレオノーラ・ブリノヴァ」 「小隊長…!?ならこんな…御法度だと知ってる筈…!!」 「…さあ?どうかしら。この一瞬忘れたわ」 「…何で…!?」  この小さな少女の突入に感化されたのか、周りでただ見ていただけの人間がこぞって飛び出し、バーティゴとアサギの体を押さえ込む。 (チッ…こんな細っこい女の子が動かなきゃ自発的に動けない腰抜けばかりかしらこ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cf%c4%a4%cb%cd... - 2021年05月05日更新

ディー・フェアヴァントルング……?/べにざくろ

理解したタイガの顔が渋面になった。 「 ミサキ・ケルンティア…… 」 「 通行の妨げになる事が理解出来ないの? 」  絶対零度の瞳と影で称される薄い水色の瞳で見下ろされる。&ruby(よわい){齢}十四でありながら一流プログラマーである彼女であるが、タイガにとっては何故か敬愛するサオトメ先生と親しい女子という扱いでしかなく不服な顔を浮かべながら廊下の端に寄った。  その脇を抜けてさっさと行こうとしたミサキとテオフィルスの目が合い、ミサキの足が止まる。 「 その顔…… 」 「 こんにちは、ミサキお姉ちゃん …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c7%a5%a3%a1... - 2021年05月05日更新

黒猫怪奇譚/涼風慈雨

 部屋で趣味のゲーム作りに勤しんでいたミサキ。寝落ちて朝になってしまった為に背中がバキバキと不快な音を立てる。渋い目をして寝癖のついた頭でインターホンのカメラ映像を見る。 「黒い、獣……?」  そっと玄関ドアを開けると、黒い子猫ーーではなく、ぶかぶかの黒い服を来た少年が息を上げて転がっていた。 「貴方、誰?」  夜を切り取ったような黒髪と闇色の瞳。日の光を拒絶するような白い肌。少年が着ている服はユウヤミがよく着ている黒い服。見た目は6歳から7歳くらいのユウヤミ。だが、彼の親戚の子にしても似過ぎている。彼…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b9%f5%c7%ad%b2... - 2021年04月24日更新

愛日独歩/涼風慈雨

と?」 「1人は岸壁街出身でプログラマのミサキ・ケルンティア。14歳です。年齢を軽く通り越した知能指数を持っていると推測できます。ラウールが14歳の時に計測した数値とほぼ同等と思われます。少々コミュニケーションに難がありますが、仕事ぶりは至って真面目で勤勉です」 「ふむ。もう1人は」 「こちらも岸壁街出身で元闇医者、ヴォイド・ホロウです。年齢は26歳。医師免許を持っていないはずですが、手荒ながら治療の腕は相当高いです。ですが彼女の普段の言動がかなり危うく、日常のだらしなさも加味すればラウールの側に置くには…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%c6%fc%c6... - 2021年03月04日更新

ロナの苦労/燐花

 俺は夢でも見ているのか。あのミサキが、効率の良さが服を着て歩いている様なミサキが、目の下にクマを作り顔を歪めながら早歩きで俺の方に向かって来た。 「ミ、ミサキ女史、 どうした…?」 「どうしたもこうしたも」  慣れない早歩きをしたからか若干乱れた息を整えつつ、ミサキは座った目で俺を見た。 「あまり眠れてないのか?なら、 今ここで少しでも仮眠を――」 「大丈夫、眠れてる」 「その割には顔色が…」 「それは気疲れ。それよりロナ。確か人に何か教えるの得意だったよね」 「一応師範として道場開いてたからな」  そ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ed%a5%ca%a4... - 2020年09月23日更新

あっちむいてほいをしないと出られない部屋

ォイド・ホロウ!! **ユウヤミvsミサキの場合 【前回までのあらすじ】 唐突に「あっちむいてほいをしないと出られない部屋」に転移した2人だが、真っ白な塗壁の中でミサキに近くに来るなと絶対零度の視線で言われたユウヤミは両手を広げて変な気はない事をアピールしていた。 「通気口……」 (通気口があればそこから脱出できると思ったけどないのか) 「窒息が怖いねぇ」 (壁の隙間があるわけでもなさそうだし、窒息する前に出ないとだね) 「照明?」 (照明の配線が来てるなら材質によっては破壊して出られる) 「協力し…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a2%a4%c3%a4... - 2021年01月10日更新

君は無慈悲な小さな女王/べにざくろ

が半数と人事部の中で明暗が別れた。 ( ミサキ・ケルンティア……!! )  内心でドアを開けた人物の名前を叫ぶタイガは後者の人間だった。  ミサキ・ケルンティア。色素の薄い髪と目を持ち、何も知らぬ者が見れば可愛らしい人形のようなお嬢さんだ。  しかし、その目は優しく微笑まない。絶対零度の瞳を向けるだけ。  その口は愛らしい言葉を紡がない。冷酷無比の小さな女王。  その見た目に騙されて心の折れた人間が何人いただろうか。誠に恐ろしい女子である。  それだというのに、このミサキはタイガの敬愛するロナ・サオトメと…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b7%af%a4%cf%cc... - 2021年01月10日更新

遊びをせんとや生まれけむ/涼風慈雨

が、その中に。 同じ言葉を解せる相手ーーミサキ・ケルンティアがいた。 汚染駆除班所属で岸壁街出身の14歳の少女。もしかしたらギロク以来の天才プログラマではないかと話す人物もいたが、実際に会うまではあまり期待していなかった。 言葉が足りず、周囲とぶつかる事が多いのは噂通り。様子を観察するうちに効率と合理性を求めすぎる故の現象だとわかり、作業する様子にふと昔の私を重ねて見てしまった。話している内容がクラスメイトに理解されず、後に長らく利用する事になった「馬鹿のレッテル」を貼られた昔の事を。 一仕事終わった後の…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%b7%a4%d3%a4... - 2021年01月02日更新

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