Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でネビロス55件見つかりました。

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Y'a d'la joie/燐花

は、お休みなさい」 「はい!お休みなさいネビロスさん!」  ベッドに潜り込み、キスを一つ二つ交わすと電気が落ちて部屋の中が真っ暗になる。暗がりでもはっきりと、少なくともミアには分かる愛しい人の顔。格好良くて、大人で、優しい顔立ちの大好きな人。  ミアはうっとりと目の前で眠る恋人の顔を見つめた。何度見ても初めて会った時の様に胸がどきりと跳ねる。私はきっと、一生彼に恋した瞬間を忘れないんだろうな。そう確信する程に彼を愛しているのだと[[先の騒動>カタストロフの夜を超え/燐花]]でミアは実感した。 「ネビ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Y%27a%20d%27la%... - 2023年10月07日更新

愛逢月までもう少し/燐花

!全然若くて綺麗なのに…!」  無論、『ネビロスの次に』だ。 「お?若くて綺麗で格好良くてセクシーで年上キラーだって!?かわい子ちゃんにそこまで褒めて貰えるならオヂサン今日は頑張っちゃうぞ!」  わざとらしく怪しげにくいくいと前後に腰を動かす動作をしながら包子を手に持つ。そんな不審者をほったらかす程&ruby(ネビロス・ファウスト){ミアの防犯システム}は甘くない。  どこからともともなく現れると、ネビロスはミアの頭を愛おしむ様にぽんぽんと撫でながら静かにギャリーに圧を掛けた。 「…おはようございます。何…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%b0%a9%b7... - 2023年06月12日更新

「顔」/べに

意味では尊敬する男が医療班には居た。 「ネビロスさん、体調大丈夫ですか? まだ復帰して10日なんですから無理はしないでくださいね?」 「大丈夫ですよ、ミア」  それが今、ヴィニーの前でイチャイチャとしているバカップルの片割れ――ネビロス・ファウストだった。  ネビロスを心配するように眉をへにょりと下げたミア・フローレスの頭を撫でるネビロスの表情は柔和で、彼の彼女を見る灰色の瞳は何とも慈愛に満ちている。その「顔」は「優しいお兄さん」といったところか。  いや、お兄さんじゃなくて恋人か。  そんな事を思いなが…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a1%d6%b4%e9%a1... - 2023年04月05日更新

Bon anniversaire !/べに

*だいじけん 「はい。お休みなさい、ネビロスさん。また明日もお仕事頑張りましょうね!」 『ええ、お休みなさい。ミア』  ネビロスさんの声はいつまでも聞いていたくなる素敵な声だから、ずっと電話をしていたいけど、それじゃ今日は自分の部屋に帰って来た意味がない。だから私は断腸の思いで携帯端末の通話を切るボタンを押した。  ネビロスさんは昨日、お仕事に復帰したばかり。  ゆっくり一人で休んで貰う時間だって必要だから、今日の私は私の部屋に帰って来た。  独りの部屋なんてマルフィ結社に来てから慣れたものだったつも…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Bon%20anniversa... - 2023年01月20日更新

チチトーーク!どころの騒ぎじゃ無い

ね」 「いや…そこはあんまり喋らなそうなネビロスがいるから大丈夫じゃないか?」 「ネビロスは確かに物静かだけど…」  言い掛けたテディに影が掛かる。ぬっと音を立てて現れたのはシキだった。 「あ、もっと物静かなシキがいたー」 「何?何の話?」 「ん?このメンツで語るって変な風になりそうだなーって」 「ああ…テーマによりそうだけど…」  シキはキョロキョロと見回すと視界にロードとギャリーを捉える。そしてうーんと喉を唸らせた。 「兄貴、ネビロスさん、ギャリーさんの三人が居る時点で良い話になるか微妙なところ」 「…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c1%a5%c1%a5... - 2022年11月23日更新

カタストロフの夜を超え/燐花

パニックに陥った様なミアから電話を取り、ネビロスはとりあえず落ち着く様に促した。すると今度落ち着いたミアから返ってきたのは、何とも思い詰めた様な声だった。そしてその声で、ヴォイドの危機に対する恐怖を伝えて来たのだった。 「ヴォイドが…部屋に居ない?」 『そうなんです…!お部屋の鍵が掛かってなくて…!中を覗いたら誰も居なくて…!』 「…ミア、大丈夫です。落ち着いてください。きっとヴォイドなら平気ですよ。あのヴォイドですよ?」 『でも…!でも…もし何かあったら…!』 「…ヴォイドは強い女性です。体術に自信のあ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ab%a5%bf%a5... - 2022年10月03日更新

ゴースト・オブ・マルフィ/べにざくろ

訳にもいかない。 「フロー……」 「あ、ネビロスさん!」  彼女――ミア・フローレスに振り向き注意を呼びかけようとしたルーウィンの口が途中で、ミアの呑気な声に遮られる。呑気、どころではない。頬を何やら嬉しそうに緩ませたかと思うとミアが能天気に灰色の幽霊へと向かっていくでは無いか。  そしてミアが向かっていったことで、ようやくルーウィンは気付く。  灰色の幽霊が着ているスクラブはミアと同じ色のもの。つまり、彼は亡者ではなく生者。それでいて医療班の人間ということに。 「ん? ルー君はネビロスさんとあんまりお話…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%b4%a1%bc%a5... - 2022年07月15日更新

レレイはピーマンがお好き/べにざくろ

した顔で恐ろしいスピードで読書をしているネビロス・ファウストである。大人しく読書をしているのかと思えば、たまに顔を上げてはリアムを静かに睨んでくるのだ。  ミア・フローレスとネビロス・ファウストはお付き合いをする仲であるというのはマルフィ結社では公然の事実であった。ミアの声が大きくて、かつ友人であるクロエ・バートンに良く惚気けているので広まりやすいというのがその理由だ。  そんなお付き合いをしている女子が、男の手料理を食べるというのは何とも嫌なことだろう。後でネビロスには何らかの詫びをするべきだろうか。珈…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ec%a5%ec%a5... - 2022年04月18日更新

ドア・イン・ザ・フェイス/べに&燐花

と一緒に前線用の医療道具の整頓をしていたネビロスの冷え冷えとした目が彼を射ったのは言うまでもない事だが、その視線を受けたところで痛いところも痒いところもないスーツの男は其れを平然と受けながら近寄ってきたミアに微笑みかける。 「こんにちは、ミアさん」 「こんにちは、ロードさん。どうされたんですか?」  スーツの男は人事部のロード・マーシュだった。  医療班を訪れるということは怪我でもしてしまったのかとミアは上から下までロードを眺めるが、特に外傷は見当たらなかった。となれば何か病気だろうか。それとも時期的に考…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c9%a5%a2%a1... - 2022年03月23日更新

薔薇は咲く、何度でも/燐花

近日中にここを出ていこうと思います」  ネビロスは静かに、しかししっかりと口にした。  青い空。麗かな午後の日差しのなんて穏やかな事だろう。そんな緩やかな空気に包まれながら、ホースを摘む様に持ち水圧を上げながら花壇に水をやるロード。彼はネビロスからの申し出を黙って聞いていたが、その内納得した様にふぅと溜息を吐くといつもより目を細めて彼の顔を見た。 「そうですか…寂しくなりますねぇ」 「……嘘くさいですね、色々邪魔しそうな人間が減って喜んでそうに見えます…」 「酷いですねぇ、そんな事思ってませんよ。しかし、…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%e9%ac%e9%af%a4... - 2022年02月22日更新

ビター・バレンタイン/燐花

ネビロスお兄ちゃん!こーんにーちわっ!!」  バレンタインデー当日。暇だから散歩にでも行こうかと部屋を出て外出の準備を始めているとタイミングよくインターホンが鳴った。今日は父も母も仕事で留守だ。自分しか応対出来る人間は居ないからと渋々玄関の戸を開けたネビロスの目線の下の辺りにいたのは可愛らしい箱を持ったミアだった。 「ミア…?こんにちは…」 「これ、あげます!」  ぐっと差し出されたピンクのハート型の箱。ネビロスが何の事やらキョトンとしていると、ミアの後ろからララが現れた。 「ほらミア、ちゃんと何の用で…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d3%a5%bf%a1... - 2022年02月17日更新

愛は哀とて藍の如し/涼風慈雨

をかけた。 「ど、どどどどうしましょう、ネビロスさん!」 『ミア?どうしましたか?』 「あの、あのあの、えっと……」 『ミア。落ち着いて下さい。一旦深呼吸して……」  ネビロスに言われた通り、深呼吸して気持ちを落ち着けたミアが声を低めて言った。 「ヴォイドさんが……部屋にいません」  テオフィルスとの通信を切ったアンはミサキの部屋のインターホンを鳴らしていた。数回鳴らすが昨日と同じく反応はない。 「おーい、ミサキ。邪魔すンぞ」  勝手に合鍵でドアを開けて上がり込むアン。 「いつまで寝てンだよッ」  梯子…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%cf%b0... - 2021年09月10日更新

○○をしないと出られない部屋

0分顔を挟まないと出られない部屋(ミアとネビロス) 「 あれ? 」  ミアは我が身に起きた異変に気付いて、空の青を彷彿とさせる目をパチパチと&ruby(しばた){瞬}いた。  今の今までマルフィ結社の自分の部屋で愛読雑誌「ロリポップ」を読んでいたはずなのに、気付いたら全く知らない部屋にいた。床も壁も天井も白いだけの謎の部屋である。ミアの手にさっきまで持っていたはずの雑誌は無い。そして何故かマルフィ結社に来てから着た覚えのないクローゼットに仕舞いっぱなしになっている休学中の高校――ラシアス高校の制服を着てい…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a1%fb%a1%fb%a4... - 2021年12月11日更新

はじめになまえありき/べにざくろ

『大事なものに名前』かぁ……」 「ミア。ネビロス氏にやろうと考えてますね?」 「えっ!? 何で分かるの!?」  クロエの言葉に茹でた蛸のように赤くなるミアにクロエはニヤリと笑う。 「友人ですからね」 「クロエちゃん、かっこいい!」 「まぁ、やるのは勝手ですし、そのまま外に出なければ良いと思いますよ?」 「大丈夫だよ! ちょっと写真撮らせて貰ったらすぐに消すもん」  ミアが消そうとしてもネビロスが素直に消すだろうかとクロエは朝のリアムの様子を思い出しつつ考えてみる。おそらくネビロスもリアムのように涼しい顔を…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%cf%a4%b8%a4... - 2021年11月09日更新

幸せの重さを背負う/燐花

を汚している気になってしまうのだ。 「ネビロスさん…?」  ベッドで寝ていたミアに声を掛けられネビロスは我に返る。直前まで見せていた暗い顔を何とか取り払い、努めて優しい顔でミアに向き合った。 「おや…?起こしてしまいましたか?ミア」 「ネビロスさんこそ…いつ起きたんですか…?」  ミアと恋人同士になってから定期的に互いの部屋で夜を過ごす様になった。とは言え一緒にお茶を飲んだり仕事の確認をしたり、偶に無理無い程度に晩酌をしてみたり。  キスをするのにやっと慣れてくれたミアと口付けを交わしたり様子を見つつ体…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b9%ac%a4%bb%a4... - 2021年09月26日更新

嵐を呼ぶ女/べにざくろ

しら? 」 「 えっと……隊長と狐さんとネビロスと何故か途中でいなくなったけどギャリー。あと、砂漠頭 」 「 君の所属する&ruby(リンツ・ルノース){前線駆除}班第六小隊のユウヤミ・リーシェルさんと人事部のロード・マーシュさん、それに&ruby(ドレイル){医療}班のネビロス・ファウストさんと……ファンさんもいたんだね、 ベネットさんが探してたもんなぁ……経理部のギャリー・ファンさんに&ruby(ズギサ・ルノース){汚染駆除}班のテオフィルス・メドラーさんだよ 」  ウルリッカの言葉をアルヴィが補足す…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%f2%a4%f2%b8... - 2021年05月30日更新

嵐の余波/燐花

見ていない。そう言ったら嘘になる。  ネビロスが初めてヴォイドに会ったのは自分の体調が安定し、協議の結果医療班配属が決まって部屋に向かった時。曲がり角で出くわしたヴォイドにぶつかった。あまりにも互いにぼーっとしていた為彼女を弾き飛ばさん勢いで体当たりしてしまった。なのでネビロスはその時、咄嗟に強く腕を掴んでしまったのだ。 「痛っ…!」  ヴォイドの痛がる顔を見てネビロスはすぐに手を離し平謝りする。ヴォイドの細い腕に自分の手の跡が残り、思い切りぶつかった上痣を付けてしまうなんて二重の意味で申し訳無かった。…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%f2%a4%ce%cd... - 2021年06月10日更新

meilleure amie!/べにざくろ

今の今まですっかり忘れていたがミアは昨夜ネビロスの部屋にお泊まりに行っていたのだった。つまりミアの身体はネビロスの部屋に居る訳である。 「 どうしよう…… 」  へにょりとクロエの眉が下がった。 「 クロエちゃんにネビロスさんの寝顔見られたら嫉妬しちゃうかも 」  そういう問題ではないのだがミアとしては一大事である。ネビロス・ファウストの格好良いけど可愛い寝顔を見て良いのは''恋人である''自分の特権だ。あと、奥さんのルミエルさん。  一刻も早くネビロスの部屋に向かわなければ。  踵を返すとミアはネビロス

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/meilleure%20ami... - 2021年08月22日更新

その花は恋の炎に抱かれて/べにざくろ

綺麗な男の人、今まで見たことない。 「 ネビロスさん 」  彼に見惚れていたダリアの意識を戻したのは若い女の子の声だった。ダリアと良く似た色合いの髪を三つ編みハーフアップにした少女は彼とダリアの元へと近付いてきて、ダリアへと一瞬目を向けてから彼を見た。 「 彼女、清掃班の方なんですがガラスで手を切ってしまったそうなので水道で良く傷口を洗って貰ってください。案内をお願い出来ますか? 」 「 分かりました! 」  彼に頼まれ事をされたのが嬉しいのか少女はニコリと笑う。歳上の男性が格好良く見える年頃ってあるなぁ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%bd%a4%ce%b2... - 2021年08月15日更新

ネビロス・ファウスト

nal data 親御さん:燐花 名前:ネビロス・ファウスト(Nebiros Faust) 誕生日:6/6 血液型:AB 所属班:医療班 性別:男性 好き:子供を眺める事 嫌い:過去を探られる事 性格:掴み所がない。穏やかだが戦闘狂 特技:速読、格闘技、記憶コントロール 髪色:灰色 瞳色:灰色(カラコン使用) 身長:180cm 年齢:29 趣味:機械いじり、解剖 一人称:私 前職:託児所職員 加入理由:ギロク氏の作ったプログラムを解剖したかったから キャラから一言: 「本音を言うと、マルフィ結社もこの世界…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%cd%a5%d3%a5... - 2021年02月28日更新

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