Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でバーティゴ22件見つかりました。

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お腹いっぱい、胸いっぱい/べに

たのはエレオノーラ・ブリノヴァ――通称・バーティゴであった。彼女は目が良く見えない。そんな彼女に「顔色が悪い」と言わせるほどにセリカの顔色が本当に悪いのか、はたまたバーティゴなりの和ませようというジョークなのか。それに対してツッコミを入れられる余裕が今のセリカにはなかった。 「大丈夫です……行きます」 「ええ、行きましょう」  バーティゴの左手はセリカの背に添えられていて言葉と共に安心させるようにポンポンと軽く背を叩かれる。その背に添えられた手から力を得たセリカは一度大きく息を吐くと意を決してパンチャ・ピ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%aa%ca%a2%a4... - 2023年07月29日更新

エレオノーラ・ブリノヴァ

加入理由:拠点確保 キャラから一言: 「バーティゴって呼んでちょうだいな。本名より馴染みが良いのよ」 「まだくたばってねぇのか鉄クズ」 NG:特になしです。機械人形と接する時、人間より距離が感じられればそれっぽくなります。 **Relation&Detail [[アサギ(B.Gー02)]]……元直属の部下。彼に協調性が無くトラブルも多かった為よく衝突していた。彼の存在がその後の「機械人形を隊に入れない」と言う決意を固めるきっかけになってしまったが、彼に[[色々あった>鞘無キ懐剣/涼風慈雨]]後彼…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%a8%a5%ec%a5... - 2021年08月04日更新

スカーフェイスは征野に呵う/べにざくろ

隊長のエレオノーラ・ブリノヴァだ。別名をバーティゴという。 「小隊長。新兵いじめはそこまでです」  そんなバーティゴを諌めるような声は運転席のクジマ・トルビンからかかる。涼やかなその声は女性と聞き違えそうな程であるが立派な男性であり、聞いたところによると、かつては衛生兵として軍に所属していたという経歴の持ち主でもあるらしい。 「あら、虐めてなんかいないわよ。緊張してても良いわよとの上官心じゃない」 「上官から言われたら余計に緊張すると思いますが」  運転席と助手席の会話はテンポが良く、この状況下においても…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%b9%a5%ab%a1... - 2022年08月24日更新

チチトーーク!どころの騒ぎじゃ無い

ら、紫っぽいの。随分辛辣ねぇ」 クロエ「バーティゴ氏、あんた[[ここ>そんな生活を夢見てさ/燐花#content_3]]で普通に私の名前呼んでたじゃないっすか。何スか?急に判別付かない程目ぇ悪くなったんスか?」 バル「嫌だこの子ったらー。本当言葉選ばないんだからー」 クロエ「すみませんわざとです」  しばし、間。 バル「で?皆誰か好きな人いないの?お姉さんに教えて?」 クロエ「『で?』じゃないんすわ。唐突に話し始めて『で?』じゃないんすわ」 バル「何よー!こんな場じゃなきゃそんなぶっちゃけ話なん…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c1%a5%c1%a5... - 2022年11月23日更新

これは女の決戦前夜/燐花

らセリカはポツリと呟く。それを聞いていたバーティゴが何か口を開く前に、何故かゼンが割って入って来た。 「ゲンジ!?今ゲンジって言ったか!?何だ何だ君も隅に置けないねーセリカ!」 「はい?」 「……男でも出来たんだろ?」  そう言って親指を立てるなどと言う一昔前のハンドジェスチャーを見せるゼンにセリカはかぁっと頬を赤らめる。それを見ていたバーティゴが彼を小突いた。 「残念だったわねぇー。ゲンジってのはセリカの友達の名前よ」 「あン?男友達か?分かんねぇだろ?そんなんいつ恋愛に発展するか…」 「馬鹿ねー。何度…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%b3%a4%ec%a4... - 2022年11月16日更新

コニコニ・ホニ/燐花

言った理由から駆り出されたのは第三小隊。バーティゴ率いる部隊だ。 「ちょうど良いじゃない。イコナはルーのご両親がいるところでしょ?三者面談でもしに行こうかしらね?」 「この歳になって三者面談とかマジ勘弁して欲しいっす」 「あらぁ、ルー君てば。二十一歳なんてまだまだ若いですよぅ」 「そうですね。私もそんな頃はまだ自分がひよっ子だったと記憶しています。…ふふ。まあ、ここにもこの歳になってまだまだ『愛すべきダメ人間の一人展覧会』みたいな方は居ますけどね」 「お?何だ?そんな心配なら養ってくれよ」 「え?俺副長と…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%b3%a5%cb%a5... - 2022年06月16日更新

One step before./燐花

を呼び覚ましたのは不意に休憩所でセリカとバーティゴが会話の中でその名前を口にするのを聞いたからかもしれない。 「え?セリカ、ソナルト行きたいの?」 「そうなんですぅ…」 「ん?でもソナルトでしょう…?あそこって何かあったかしら?カンテ国で一、二を争うくらいお堅い街ってイメージしかないわよ?他に何かあった?」 「その…ソナルトに東國の雑貨や食べ物を多く揃えているお店があるんですぅ…そこで可愛らしい清酒を入荷されたと聞きまして…」 「どんなの?」 「…桜をテーマにしたお酒だそうで。見た目も可愛らしいボトルに入…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/One%20step%20be... - 2022年04月25日更新

Fish where the fish are./燐花

りぷかぷか浮きながらやって来る。彼女──バーティゴはセリカの姿を捉えると健在な手と足を器用に動かし浮き輪に近付いた。 「んふっ。やだぁ、セリカったらちゃんと楽しんでるー?」 「楽しんでますよぅ。でもそれはそれとしてお姉様早過ぎですぅ。もぅ…今日セリカはお姉様の介助の名目で来てるんですからそんなバシャバシャ泳いで遠くに行かれると…」  注意をしているセリカの方へ軽く蹴伸びをしたバーティゴが距離を縮める。バーティゴはブレーキを掛ける気は無いらしく、セリカの胸元に飛び込んでくると焦点を合わせようとしているのかギ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Fish%20where%20... - 2022年04月06日更新

毛玉花月/燐花

ろ喉を鳴らしながら転がるその小さな存在にバーティゴはこれでもかと言う程だらしなく顔を緩ませていた。ほんの少し上気した頬は先程から緩みっぱなしでいつもの険しさはそこには無い。 「ふふふ…やだぁ、なんて可愛いの?猫って生き物は…!!」  猫。それはバーティゴの目の前で腹を見せる毛玉こと生き物の名前である。  テロから逃げ果せたのかあるいは敷地内の誰かの飼い猫か、気が付いたら結社の敷地内で日向ぼっこをしている姿がよく見られる様になったこの子は『ピリツ』と書かれた首輪をしていた。だからそれが名前だろうと判断した人…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cc%d3%b6%cc%b2... - 2022年02月12日更新

之は蝶の羽ばたきとなるか?/べにざくろ

。 #contents *タイガとバーティゴとエミール  困っている人がいたら助けましょう。  小学校で習った言葉がタイガの頭を駆け抜けていた。  あの時は素直に子供らしく「はーい!」とお返事をした。  今、先生に問いたい。  困っている人が、とても怖い人の場合も助けた方がいいですか?と。  * * * 「あの、大丈夫ですか?」  過去に思いを馳せていても名案は浮かばず、タイガは結局&ruby(・・・){怖い人}に声をかけていた。  怖い人の名前はエレオノーラ・ブリノヴァ――通称、バーティゴだ。…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c7%b7%a4%cf%c4... - 2022年02月07日更新

ボックス/燐花

百回は課し過ぎだと思うぞ?」  ジョンがバーティゴを「若いな」と思う一番の瞬間はジムで筋トレをしている時である。自主トレで一人黙々とやれるならマイペースに出来るから良いが、間違って彼女と鉢合わせたら大変どころの騒ぎではない。「あら!一緒にやりましょうよ!」と人懐っこく来てくれるのでそう言うところは可愛らしいが、ヒートアップした彼女が課してくる筋トレメニューと言うのは大変可愛くない。  自分も相手も元軍人だから余計にそうやりたくなるのか、一番最初にやられたのは腕立て、腹筋、スクワットを各々五百回、しかも体の…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%dc%a5%c3%a5... - 2022年01月11日更新

ルクールタンドル/べにざくろ

のセリカの元へ駆け寄って来たのは小隊長のバーティゴだった。確かバーティゴは散開する前の作戦では、セリカとは別方向に行くことになっていた筈なのにどうして此処にいるのだろうと働きの鈍くなった頭で思う。 「 貴女の様子がおかしいと思ったら……こんな事だろうと思ったわ 」 「 ええっ? おかしかったですかぁ……? 」 「 おかしかったわよ。普段飲まないミルクティなんて飲んじゃって、喉が辛かったからじゃないの? 」  バーティゴに指摘されて思い出す。今日は何だか喉がむず痒いような気がして緑茶ではなく甘いミルクティの…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%eb%a5%af%a1... - 2021年07月03日更新

届かぬ星に手を伸ばし/べにざくろ

 ルーウィンの言葉に楽しそうに微笑むのはバーティゴだった。優雅にも見える笑みを浮かべている姿は上品な女性のようでもあったが、その手に本日の戦闘で無理矢理に&ruby(マス・サーキュ){機械人形}を殴り付けた為に壊れて外れた義手があって表情と身体が合っていない。しかし、そこはバーティゴの元で日夜働く第三小隊のメンバーであるセリカとルーウィンは慣れたもので、それに関してツッコミを入れることはなかった。 「 結社の子っすね。背の小さい金髪の 」  「 デートっすね 」発言に驚いて絶句していたセリカは続いたルーウ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c6%cf%a4%ab%a4... - 2021年09月14日更新

エレオノーラの殴り書き

たエレオノーラは、&ruby(めまい){バーティゴ}のコードネームをこの日以降名乗る様になる。  最初こそ実戦に慣れなかったエレオノーラも回数をこなす内中心となってその手腕を発揮する様になり、敵地に潜入した際敵国の兵士を教育し味方に付けると言う様なコミュニケーション能力の高さを求められる任務もこなせる様になっていた。かつて教官から求められた「優等生の条件」を彼女は実践でクリアしたのだった。  特殊部隊での功績、経験は彼女の学内でのありとあらゆる免除に一役買った。実践をこなしているからと授業も全課程修了扱い…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%a8%a5%ec%a5... - 2021年08月04日更新

ミルククラウンガール/べにざくろ

言いながら開けるとそこにいたのは小隊長のバーティゴだけで、ルーウィンの背筋が自然と伸びる。バーティゴは目が悪くルーウィンのことはハッキリ見えていない筈だが、日頃からバーティゴのリーダー性に圧倒されている身としては適当な姿勢で彼女と対峙する事はできない。現にバーティゴは部屋に入って来た人間が誰かと見極めるかのように目を此方へ向けていて、その視線を受けてダラっと出来る人間はいないだろう。 「 ルーウィン・ジャヴァリーっすよ、姐さん 」  とはいえバーティゴに正体を探らせるのも申し訳ないのでルーウィンは早々に名…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%eb%a5... - 2021年06月08日更新

恋の芽つぶし/べにざくろ

 鬼ハン、直管マフラー、板のように絞り込まれ上に跳ね上がったテールカウル……完璧な族仕様のバイクがマルフィ学園教員用の駐輪場で今日も異彩を放っている。  それを渋い顔――ではなく輝く瞳で見つめているのはキラキラしい教員が多いマルフィ学園の教員で地味で輝かないという逆に珍しい存在の教師、アルヴィである。 「 カスタムペイントも付けたくなるなー 」  授業と授業の空き時間に他人のバイクを眺め、あまつさえ人のバイクのカスタムまで妄想しているなんて不審人物極まりないが周囲に他に人がいないので何ら問題はない。 「 …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ce%f8%a4%ce%b2... - 2021年05月30日更新

歪に揺れる/燐花

手に持つレーダーを至近距離で見つめながらバーティゴは考えを巡らす。彼女はボードゲームを嗜む女性であるので時折このレーダーに表示される駒を見てチェスのゲーム中であるかの様に物思いに耽る。しかし、表示されている彼らは生きた人間であり、失敗は許されない。  バーティゴは白濁した瞳が捉えられる距離までレーダーを近付け画面を確認するとトランシーバーを取り出した。 「全員配置に着いたな。今日は配置に着くまでは順調か」  マルフィ結社前線駆除班に配属となってしばらく経つが、ここのメンバーは皆が皆彼女の様に軍隊の出と言う…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cf%c4%a4%cb%cd... - 2021年05月05日更新

Ancola ancola/べにざくろ

わせながらセリカが言うと前方の助手席からバーティゴの加勢の声が上がった。まさかの小隊長参戦にルーウィンの顔が引き攣った。 「 何で姐さんまで…… 」 「 あら。セリカに『 年取った 』なんて言うのだから私にも言っているのと同義じゃない 」  セリカよりもバーティゴの方が年齢が上である。それは勿論ルーウィンも知っているが此処でバーティゴが参戦をしてくるとは予測していなかったらしく明らかに狼狽えている。セリカが言うのは冗談に聞こえるが、バーティゴが言うと本当にトラックから下ろされて走らされるように聞こえるから…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Ancola%20ancola... - 2021年05月19日更新

私の中のハルモニアは死んだ/燐花

子に戻したのは、これまた突風の様に現れたバーティゴだった。 「残念ねー本当残念。これから私達第三小隊は支部勤務なのよ」 「お姉様…」 「ごめんなさいねセリカ。さっきから声掛けようかどうしようか迷ってたけど、結局掛けちゃったわ」 「え?エレオノーラちゃん、見えてたの?」 「見えないわよ?ンなもの勘よ、勘」 「女の子の勘ってすげぇな」  そして改めてこれから支部勤務だと聞かされると、今度こそギャリーはあからさまにショックを受けわざとらしくメソメソし出した。 「何このタイミングの悪さ…あーあ、そして俺は今日もフ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%bb%e4%a4%ce%c3... - 2021年05月02日更新

そんな生活を夢見てさ/燐花

戦地じゃないですよぉ…」  長々と言ったバーティゴに少し困った様なセリカの呟き。バーティゴは苦い顔を彼女に向けた。 「とにかく、私はそう言う理由で茸は食べないわよ、今日も!」  そもそも何でお茶請けに茸のホイル包み焼きなんてあるのよ、とぶつくさ文句を言いながら茸の乗った皿をセリカに押しやる。セリカは唇を尖らせながら茸を口に運んだ。 「こんなに美味しいですのに…」 「美味しく食べれる人が食べてやりゃあその菌も本望だわ」 「…でも、美味しいものって分かち合いたくなりませんかぁ?」 「まぁ、そうねぇ…」  代わ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%bd%a4%f3%a4... - 2021年04月27日更新

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