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タグ検索でミアは68件見つかりました。
Y'a d'la joie/燐花
になる。暗がりでもはっきりと、少なくともミアには分かる愛しい人の顔。格好良くて、大人で、優しい顔立ちの大好きな人。 ミアはうっとりと目の前で眠る恋人の顔を見つめた。何度見ても初めて会った時の様に胸がどきりと跳ねる。私はきっと、一生彼に恋した瞬間を忘れないんだろうな。そう確信する程に彼を愛しているのだと[[先の騒動>カタストロフの夜を超え/燐花]]でミアは実感した。 「ネビロスさん……」 呼び掛けると、ネビロスは目をゆっくりと開いてミアを見た。 我が子との思い出を大切にしているネビロスは今でも目…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Y%27a%20d%27la%... - 2023年10月07日更新
芳しきは友情の香り/燐花
かのじょをとりまくもろもろと 「明日からミアさんとヴォイドさんを共に倉庫整理から医療班の一般業務に移そうか、と言う話ですが、今回はミアさんだけにしようかと思います。いかがでしょう?」 八月もそろそろ終わりが見えて来たそんな頃、アキヒロはいつもの笑顔を崩さずそう口にする。その場に居たスレイマン、アペルピシアの二人が共に『意義なし』と口にすると、アキヒロも少し眉を困った様に下げながら頷いた。 「仕方ないですよねぇ…残念ですが、ヴォイドさんはもう少し様子を見ましょう」 「良いんだけどミアは…?あの子はもう大丈…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cb%a7%a4%b7%a4... - 2023年08月10日更新
愛逢月までもう少し/燐花
食らいめそめそ落ち込むギャリーの目の前をミアが通り掛かる。ギャリーはユリアに手を振り、一度ミアに拝む様に手を合わせると&ruby(パオズ){包子}を片手に彼女に近付いた。 「ミアちゃん!おはよ」 「あ!ギャリーさん!おはようございます!」 「今日もミアちゃんは元気で可愛いねー。ぐひひひ、そんな可愛い君にはオヂサンが&ruby(パオズ){包子}をあげようねー」 「ギャリーさん、朝からどんなテンションなんですか!?おじさんなんて言わないでくださいよー!全然若くて綺麗なのに…!」 無論、『ネビロスの次に』だ。…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%b0%a9%b7... - 2023年06月12日更新
「顔」/べに
しないでくださいね?」 「大丈夫ですよ、ミア」 それが今、ヴィニーの前でイチャイチャとしているバカップルの片割れ――ネビロス・ファウストだった。 ネビロスを心配するように眉をへにょりと下げたミア・フローレスの頭を撫でるネビロスの表情は柔和で、彼の彼女を見る灰色の瞳は何とも慈愛に満ちている。その「顔」は「優しいお兄さん」といったところか。 いや、お兄さんじゃなくて恋人か。 そんな事を思いながらヴィニーはしみじみと数日前の衝撃を振り返る。 ヴィニーがマルフィ結社に来た時、ネビロスは諸事情とやらで休職…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a1%d6%b4%e9%a1... - 2023年04月05日更新
スカーフェイスは征野に呵う/べにざくろ
情の見慣れぬ灰色髪の男性の姿がある。 「ミアちゃん、こんにちはー」 途端に相貌を崩すかのように締まりのない顔でヴィドクンが少女――医療班のミア・フローレスへと挨拶を返した。それを見てルーウィンは密かにヴィドクンの言っていた「フワフワして守りたい感じの女の子」は、こういうタイプかと納得する。とはいえヴィドクンとミア、年齢が離れすぎていやしないだろうか。 ミア・フローレスは保護した軍警によって結成早々のマルフィ結社へと送られてきた少女で、前線医療には従事しないものの医療班にいる関係で前線駆除班とは顔を合わ…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%b9%a5%ab%a1... - 2022年08月24日更新
療養中の模範患者/べに
っこり顔を覗かせて残念そうな顔をしたのはミア・フローレスだった。 そういえばヴォイドが診察をした後に嬉々としてミアが包帯を巻いていたなぁとアルヴィは昨日のことを思い出す。 「巻く? 今やり直すから」 「良いんですか!? もちろんやります!」 アルヴィの腕から包帯をとると、ヴォイドは立ち上がってミアに席を譲った。代わりに席に座ったミアは満面の笑みでアルヴィを見る。 「よろしくお願いします!」 「お、お手柔らかにお願いします……」 「はい! 頑張りますね!」 包帯を持ったミアは緊張した面持ちだった。それ…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ce%c5%cd%dc%c3... - 2023年02月10日更新
あいをかなでて/燐花
」 「……あ」 慌てた様子で駆けてくるミアにせっつかれ、床に乱雑に置かれた段ボールのガムテープを剥がす。ガバッと大きく開くと、そこにはぎっしり詰め込まれた備品や薬があった。 「せ、整理してない…調剤ロボットの清掃も……」 「え!?ど、どうしましょう!?粉薬も出ちゃってて…!」 「ねぇ貴女達、今エルが向精神薬と眠剤出したんだけど…日数分足りないのよ。在庫ってちゃんとある?」 後からやって来たクインも同様の理由からか、困った様にカルテを持って現れた。ヴォイドは珍しく青い顔になりながらカッターで段ボールに貼…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a2%a4%a4%a4... - 2023年02月06日更新
Bon anniversaire !/べに
りましょうね!」 『ええ、お休みなさい。ミア』 ネビロスさんの声はいつまでも聞いていたくなる素敵な声だから、ずっと電話をしていたいけど、それじゃ今日は自分の部屋に帰って来た意味がない。だから私は断腸の思いで携帯端末の通話を切るボタンを押した。 ネビロスさんは昨日、お仕事に復帰したばかり。 ゆっくり一人で休んで貰う時間だって必要だから、今日の私は私の部屋に帰って来た。 独りの部屋なんてマルフィ結社に来てから慣れたものだったつもりだけど、ネビロスさんがお泊まりに来てくれない私の部屋は何だか寂しく見える…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Bon%20anniversa... - 2023年01月20日更新
カタストロフの夜を超え/燐花
部屋にいません」 パニックに陥った様なミアから電話を取り、ネビロスはとりあえず落ち着く様に促した。すると今度落ち着いたミアから返ってきたのは、何とも思い詰めた様な声だった。そしてその声で、ヴォイドの危機に対する恐怖を伝えて来たのだった。 「ヴォイドが…部屋に居ない?」 『そうなんです…!お部屋の鍵が掛かってなくて…!中を覗いたら誰も居なくて…!』 「…ミア、大丈夫です。落ち着いてください。きっとヴォイドなら平気ですよ。あのヴォイドですよ?」 『でも…!でも…もし何かあったら…!』 「…ヴォイドは強い女性…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ab%a5%bf%a5... - 2022年10月03日更新
ゴースト・オブ・マルフィ/べにざくろ
…」 「あ、ネビロスさん!」 彼女――ミア・フローレスに振り向き注意を呼びかけようとしたルーウィンの口が途中で、ミアの呑気な声に遮られる。呑気、どころではない。頬を何やら嬉しそうに緩ませたかと思うとミアが能天気に灰色の幽霊へと向かっていくでは無いか。 そしてミアが向かっていったことで、ようやくルーウィンは気付く。 灰色の幽霊が着ているスクラブはミアと同じ色のもの。つまり、彼は亡者ではなく生者。それでいて医療班の人間ということに。 「ん? ルー君はネビロスさんとあんまりお話した事ないんだっけ?」 唖…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%b4%a1%bc%a5... - 2022年07月15日更新
CAUGHT MY HEART!!/べにざくろ
ミア・フローレスは現代を生きる魔法使いだ。 だから、呪文を唱えるのはお手のもの。 今日も元気に彼女はその店でしか使えない呪文を唱える。 「トールサイズのベリーメロンフラップッチーノひとつ上と中のホイップをメロンホイップから通常ホイップに変更してキャラメルシロップとホワイトモカシロップ追加キャラメルソースを上からかけてその上から蜂蜜5周お願いします!」 「かしこまりました、ご注文繰り返しますね――」 繰り返さなくていい。 脇でミアの注文を虚無の顔で聞いていたクロエは密かに脳内でツッコミを入れていた…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/CAUGHT%20MY%20H... - 2022年06月12日更新
ふたたびのけだま/燐花
プリちゃん!お友達いっぱいだよー!」 ミアにリードを引かれやって来たシプリはすんすんと鼻を動かしそしてミアを見つめる。シプリの視線に気付いたミアはそちらを見るとにこりと笑った。それに釣られてシプリもその『大人に向けてもふもふになる予定』のまだ少々情けない尻尾を二、三回ふよんと振って口角を上げて見せた。 犬と言うのは意外や意外。愛想笑いも愛想尻尾振りもする生き物である。 シプリは大好きなミアが喜んでくれるから尻尾を振って笑ってみせたものの、内心は不安だった。 「ミアちゃんが来てくれて嬉しいわー!まさか…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%d5%a4%bf%a4... - 2022年05月28日更新
プリマヴェーラ・フェリチタ/燐花
食べていたウルリッカはハーブだからと思いミアにお裾分けしつつ彼女にカモミールの事を聞いてみた。 「ねえミア。カモミールって、花言葉何?」 「カモミールですか?花言葉は『逆境に耐える』とかですね!あ、でも『ごめんなさい』を意味する花だったり、『仲直り』とも言われてるんですよ!」 「仲直り…」 焼き立てをミアと二人、口に入れて味わう。今頃シキも同じ様に食べているのかなぁ?と思うと、ウルリッカはまた少しだけ顔をにんまりさせた。 「あ!ウルちゃんにんまりしてますね!」 ミアにそう言われ、ウルリッカは一瞬顔を真…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d7%a5%ea%a5... - 2022年05月12日更新
けだまころころ/べにざくろ
エ・バートンはクール格好良い女子であり、ミア・フローレスにとって大事な友人の女の子である。 そんなクロエが、ミアにとって予想外のものを抱いていた。 「く、クロエちゃん。それって……?」 &ruby(ドレイル){医療}班の部屋に来たクロエに、ミアは目を丸くして問いかけた。 「ああ、非常食です」 「えっ!?」 「冗談ですよ」 真顔でクロエが言うものだから若干の猜疑心を残したままミアは改めてクロエの抱いている毛玉――仔犬へと目を向けた。静かにクロエに抱かれている仔犬もうるうるした真ん丸の目でミアを見つめて…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%b1%a4%c0%a4... - 2022年03月13日更新
レレイはピーマンがお好き/べにざくろ
入って最初に目に入ったのは声をかけてきたミア・フローレスだった。愛想の良さで子どもとも仲の良いミアを見て、リアムはミアが「おひめさま」かと検討をつける。成程、確かに頭の弱さはお姫様的かもしれない。 「パパ。ミアちゃんは、まだわたしと一緒のレレイ候補だから『おひめさま』じゃないわよ」 レレイ候補。 リアムは初めて聞いた単語に思わず目をしばたたく。最近、[[重度の肩凝り>パパと娘とお風呂と成長/燐花]]により、たびたび医療班に世話になっているリアムはミアが成人したばかりの女性であることを知っていた。…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ec%a5%ec%a5... - 2022年04月18日更新
ミア・フローレス
data 親御さん:べにざくろ 名前:ミア・フローレス( Mia Flores ) 誕生日:2156年2月22日 血液型:B型 所属班:医療班 性別:おんなのこ 好き:(ミア的に)かわいいもの 嫌い:赤く光るもの 性格:明るく元気なポジティブ系。常にプラス思考! 特技:トランプタワー。意外に器用。 髪色:薄い茶色→ビスケット( &color(#BC9C78){■#BC9C78} ) 瞳色:薄い水色→スカイ( &color(# 90D7EC){■# 90D7EC} ) 身長:160cm 年齢:17歳(21…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%a2%a1... - 2021年10月27日更新
ドア・イン・ザ・フェイス/べに&燐花
涼やかな声と共に顔を覗かせた男の顔を見たミアの顔がパッと輝く。なお、その瞬間にミアと一緒に前線用の医療道具の整頓をしていたネビロスの冷え冷えとした目が彼を射ったのは言うまでもない事だが、その視線を受けたところで痛いところも痒いところもないスーツの男は其れを平然と受けながら近寄ってきたミアに微笑みかける。 「こんにちは、ミアさん」 「こんにちは、ロードさん。どうされたんですか?」 スーツの男は人事部のロード・マーシュだった。 医療班を訪れるということは怪我でもしてしまったのかとミアは上から下までロードを…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c9%a5%a2%a1... - 2022年03月23日更新
薔薇は咲く、何度でも/燐花
ら良いじゃないですか。私は貴方だけで無くミアさんの為にも、出て行かれるならその門出を祝いたいと思っていましたし。それに、特別な事を何もせず出て行かれたら寂しがる子がウチには何人かいるんでね」 そう言われ、ここでの最後のもてなしを受ける事もまた義理を果たす行為であると考え直したネビロス。確かにこの場合黙って出て行く事程不義理な事はない。 「…では、お言葉に甘えます」 「うふふ。お二人の好きな物用意しておきますよ。たまにはデザートにケーキも買いましょうか。Cherry×Sherryのフルーツタルトでもどうで…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%e9%ac%e9%af%a4... - 2022年02月22日更新
ビター・バレンタイン/燐花
の下の辺りにいたのは可愛らしい箱を持ったミアだった。 「ミア…?こんにちは…」 「これ、あげます!」 ぐっと差し出されたピンクのハート型の箱。ネビロスが何の事やらキョトンとしていると、ミアの後ろからララが現れた。 「ほらミア、ちゃんと何の用で来たのか説明しないと、ネビロスお兄ちゃん分かりませんよ?」 「ララ…居たんですか?」 「ミア一人で行かせるわけ無いでしょう?」 ごもっともである。いつも学校帰りに会うからこそミア一人かクラスの子と居るだけだが、今日は自宅からネビロスの家へやって来たのだ。まだ小学生…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d3%a5%bf%a1... - 2022年02月17日更新
愛の日にプレゼントを/べにざくろ
し時計が軽快な電子音を出す前に目が覚めたミアはアラームを切る。 いよいよ今日は愛の日当日。この日を迎えるまで何回も家族の夢を見て目が覚めて辛くて泣いた時もあった。それでも今日のミアは元気だ。 ワンルームの部屋に置かれたピンクのガーベラ達と&ruby(ドレイル){医療}班へ渡す為に焼いたクッキーを詰めた缶、それから小分けに袋に入れたクッキーを袋に纏めると中々の量になったが気合いで運ぼうと誓う。 今年焼いたクッキーはスパイスクッキーにした。甘いものを貰うことが多くなる愛の日に敢えてシナモン、ナツメグ、カ…
https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2022年02月14日更新