Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でスレイマン14件見つかりました。

芳しきは友情の香り/燐花

の笑顔を崩さずそう口にする。その場に居たスレイマン、アペルピシアの二人が共に『意義なし』と口にすると、アキヒロも少し眉を困った様に下げながら頷いた。 「仕方ないですよねぇ…残念ですが、ヴォイドさんはもう少し様子を見ましょう」 「良いんだけどミアは…?あの子はもう大丈夫だと上は判断したの?」 「彼女はテロのショックか、部分的な健忘症は認められましたが…それだけです。今のところは」 「……よりにもよって何で医療班なんて希望したのかしら…」 「まあまあエル。何かしらのトラウマを抱えているからと言って仕事を制限す…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cb%a7%a4%b7%a4... - 2023年08月10日更新

カタストロフの夜を超え/燐花

 翌日、外に出ていた際に話を聞いたのか、スレイマンが慌てて医療班の部屋に飛び込んで来ると、肩で息をしながらヴォイドとミサキの無事を口にした。 「本当…!?エルは?今診察室?」  カウンセリングを終えてたまたま部屋から出て来たクインがスレイマンの元に駆け寄って話を聞くと、その勢いのまま今度は診察室に入り、アペルピシアと共に部屋から出て来た。 「スレイマン、ヴォイドもミサキも見付かったって本当?」 「ああ、エル。詳しい事は聞けなかったけど、二人とも病院に運ばれたみたいだ。後…リーシェルさんも…」 「……三人も…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ab%a5%bf%a5... - 2022年10月03日更新

愛は哀とて藍の如し/涼風慈雨

うになったのは少し前の事。アペルピシアはスレイマン・アスランに諌められ、ミアは様子を見ていたアキヒロ・ロッシから部屋まで行って様子を確認して来て欲しいと言われたのだった。  ヴォイドの部屋に行くまでに数回電話をかけたミアだったが、ヴォイドが出ることはなく、最後には「おかけになった電話は電波の届かない場所にいるか電源が入っていない為かかりません」とアナウンスが流れた。 「充電切れかな……?」  ヴォイドの部屋のインターホンを押して少し待つミア。それから数回鳴らしたがヴォイドは出てこない。 「もしかして、中で…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%cf%b0... - 2021年09月10日更新

私達は似た者同士/燐花

ル){主人}であったピョートルの元同僚、スレイマンと結社で再会出来たのはジークフリートにとって幸運だった。周りに知っている人が誰も居ない孤独の様なもの。機械人形である彼にそれがあるかと言うと断言は難しいので人間と同じ様な精神的負担こそ無いものの、やはり勝手を知ってくれている人間が居る方が動きやすくはある。 「最近、ネビロスがよく無茶する気がしてるんだけど、ジークどう思う?」 「ああ…あのケンズの兄さんか」 「うん。生き残りだし、あの惨劇を見てるんだろうし…気持ち的に焦るのもわかるんだけどな…無茶はするのに…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%bb%e4%c3%a3%a4... - 2021年12月14日更新

はじめになまえありき/べにざくろ

一緒に居たのでミアの話を聞く羽目になったスレイマンは、ミアの問いに満更でもない反応を見せつつも、愛しの彼女がそれを許さないだろうなぁと苦笑を浮かべた。いや、もしかしたら二人きりの時ならば書かせてくれるかもしれないが、ミアの話にあったように写真に残すのは決して許してくれないだろう。 「えー。エル先生にスレ先生の名前が書いてあるの見てみたいのになぁ……」  ミアは不満そうだ。そういう彼女がいるからアペルピシアは画像という証拠を残させてくれないのだが、それをミアに言うのは可哀想なのでスレイマンは黙っておく。無駄…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%cf%a4%b8%a4... - 2021年11月09日更新

嵐を呼ぶ女/べにざくろ

ている&ruby(アペルピシアの彼氏){スレイマン・アスラン}が立っていたからである。 「 リハビリ? おれがやるよ 」 「 いや、アキヒロ先生に頼むし…… 」  マズい状況になったと思うテオフィルスを逃がさないとばかりにスレイマンが肩を組んで動きを封じる。こうなれば頼みの綱はヴォイドしかないと考えたテオフィルスが彼女へと目を向けると。 「 ……休憩行ってくる 」  無情にも言い放つとヴォイドは行ってしまい、結局テオフィルスはスレイマンの少々手荒いリハビリを受ける羽目になるのであった。  * * * …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%f2%a4%f2%b8... - 2021年05月30日更新

meilleure amie!/べにざくろ

ロス以外の他の人もいて、その事実をミアはスレイマンとアペルピシアの声でようやく思い出した。 「 解離性同一症でも発症したかと思ったけれど、入れ替わりは本当だったようね 」 「 それはそれで問題だけどな 」  スレイマンの言葉に、ようやくミアは事態の深刻性を悟る。  朝からクロエになっていると浮かれてファッションを満喫したり楽しんでしまったが、そもそも何故入れ替わりが発生したのか原因は全くの不明であった。 「 二人共、何か変わったことはなかったの? 」  アペルピシアに問い掛けられてミアとクロエは揃って昨夜…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/meilleure%20ami... - 2021年08月22日更新

黒猫怪奇譚/涼風慈雨

たのは金髪に小麦色の肌と青いスクラブーースレイマン・アスランだった。 「リーシェルさんの親戚っぽい子ですけど、何があったんですか?」  かくかくしかじかで、とロードの説明を聞いたスレイマンは、あぁ、と納得した。蹲る少年の前に腰を落とす。 「よ、少年君」  ロードとは違う声に名を呼ばれて顔を上げる少年。 「あ、手は外さなくていいよ。もしかして、音が大きくて嫌なのかな?」  スレイマンの言葉に少年は苦しそうに頷く。 「そっかそっか。そりゃ辛いな。なら、耳栓作ってやるよ」 「本当?耳栓?」 「あぁ。ちょーっとだ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b9%f5%c7%ad%b2... - 2021年04月24日更新

相思相愛薔薇の花ーー花弁の色/燐花

からないのですから危ないでしょう?」 「スレイマン先生に会ったので一緒に来たから危なくないです!」  スレイマン。自分の主治医にもなってくれているアペルピシアの恋人で、自分も無茶をして迷惑を掛ける事もしばしばある、職場の同僚にして恩人でもあるのだがそれとこれとはまた別の話だ。恋人が居て危険度は自分の知りうる限り一番低い人間とは言え、彼も男だ。こんな時間に男と二人と聞いて胸中穏やかになれないのは致し方ない事ではある。  思わず呆れたようにネビロスは溜め息をつく。 「此処では何ですし、行きますよ」  ネビロス…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c1%ea%bb%d7%c1... - 2021年04月13日更新

リバーサイド/燐花

し遅れてバタバタと走って来たのは医療班のスレイマンだった。スレイマンはロードを視界に捉えると、すぐに目線を足に移動させた。 「あー…足やってますね」 「そう言えばそうでした」 「靴まで貫通してるので抜かないとどうにも次の治療が出来ません。今ここで、抜きます」  医療班メンバーがキャンプで使う様な簡易的な椅子を用意する。ロードはそこに座らされ、スレイマンに足を出した。 「刺さったのは二本か…骨まで行ってるかもしれません。綺麗に入ってるのでそこまで酷くはないと思いますが…。じゃあ、抜きますね」 「ん?麻酔は打…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ea%a5%d0%a1... - 2021年02月22日更新

スレイマン・アスラン

l data 親御さん:涼風慈雨 名前:スレイマン・アスラン(Süleyman Aslan) 誕生日:8月30日 血液型:A型 所属班:医療班 性別:男性 好き:アペルピシア 嫌い:口だけの人 性格:反射神経、判断力、共に高い。メンタルが異常に強く、好奇心も旺盛。最後まで命を見捨てられず、何が何でも生かそうとする人。助けられなかった患者の為に隠れて泣くタイプ。 特技:一発勝負 髪色:金色 瞳色:緑色 身長:182cm 年齢:33歳 趣味:バスケットボール 一人称:おれ 前職:NPOの救急医 加入理由:アペ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%b9%a5%ec%a5... - 2020年09月18日更新

愛の日のレシピ/涼風慈雨

けないのだが、まだ迷いがあるらしい。 「スレイマンなら何あげても喜ぶと思うけど……」  普通にチョコレートの詰め合わせにしようか、ネタ系のチョコレートにしようか。自分で作りたいけど仕事が忙しい。 「いっそ、チョコじゃなくてもいいかな。色んなお菓子の詰め合わせとか」  カタログから目を離し、机に置いてある小さい鉢植えに話しかけるアペルピシア。  不意に、相談室の扉をノックする音がした。カタログを閉じながら返事をする。 「はーい、どうぞー」 「エル先生、失礼しまーす」  入ってきたのはカフェオレ色とコーヒー色…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月07日更新

前に、前に/燐花

」  アペルピシアが険しい顔で前に出る。スレイマンも急患かと顔を出す。アペルピシアは明らかにネビロスに対し怒りを露わにしていた。 「…彼は何故倒れたの?」 「怪我の治療に当たってくれてたんですが、小さい子が血塗れで運ばれて来て…その子の処置をし始めて大した怪我じゃないって分かった瞬間にフッと倒れ込んで…」 「つまり緊張の糸が切れたのね。全くもう…」 「あー…ここのところ根を詰めて無理してたみたいだね。顔色が大分悪いな」 「医師免許持ちがどれだけ少ないか考えたらこんな無謀な事はして欲しくないわね。手に余るな…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c1%b0%a4%cb%a1... - 2020年10月14日更新

ミサキの年末年始 幕間!休日の医療班編

と見た時計が9時を指しているのに気づき、スレイマンとの約束を思い出したエルは慌てて着替えに走った。 鏡の前で用心しながら癖っ毛を梳かすエル。 かなり強情な髪質で、ストレートパーマをかけてもすぐに落ちてしまうほどの髪にエルは毎朝悩まされていた。それが理由でいじめられた事はないし、逆に「パーマ代が浮いて羨ましい」と言われた事はまぁまぁあったエルだったが、「可愛い」とちゃんと言ってくれた人は片手に収まる数しかいなかった。 その中の一人がエルの今の恋人、スレイマンだった。 スレイマン・アスラン。エルと同じ医療班…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

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