Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でヒギリ35件見つかりました。

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それいけ!出稼ぎ料理人/燐花

ラプソディー/燐花]]とを重ねて見ているヒギリを除いて。 「よ!ヒギリちゃん!!」 「……はい…」 「んー?どうしたー?元気無いー?」 「いいえ…」 「俺がヒギリちゃんの元気引き出せる様に頑張っちゃおっか?」 「だ、大丈夫なので!お気遣い無く!!」  ヤサカの雰囲気から発せられる言葉全てがいかがわしく思えてならない。そんなこんなで突っぱねてしまうヒギリ。突っぱねられたヤサカは理由も分からずポカンとしていたが、そんな彼に寄ってきたジュニパーはヒギリの事を放っといて良いとそう言った。 「あの子、気分屋なんです…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%bd%a4%ec%a4... - 2024年03月19日更新

芳しきは友情の香り/燐花

な勢いだなぁ。  と、ヴォイドが思う程にヒギリは朝から元気だった。 「………」 「ちょっとヴォイ姐!!無視は良くない!!おーはーよー!!」 「…はいはい、おはよ」  挨拶に馴染みのないヴォイドは岸壁街でしていたのと同じ様に無視を決め込もうと思っていたものの、地上に上がり結社に所属しやかましい女に目を付けられて以降それは許されない感じがした。  一度目を付けられたら最後。返事を返すまで逃してもらえない。  結社に来たヴォイドは、先ず相手にオウム返しでも良いから何か返事を返した方がスムーズに事が進むとそう覚え…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cb%a7%a4%b7%a4... - 2023年08月10日更新

ガール・イン・ザ・フォレスト/べに

if」} ***один  その日のヒギリ・モナルダは夜遅くまで独り、食堂の厨房に残って作業をしていた。  厨房に香るのは甘い甘い春の香り。イチゴを煮た幸せの香りだ。  収穫終わり間近の苺を調達班が安く大量に買い付けて来てくれた為、ヒギリはいそいそとジャム作りに精を出していた。時期終わりに近いイチゴは痛みが早い。そのため生食で提供するために綺麗なイチゴを分別をすることを諦めて、全部ジャムにしてしまうことに決めたのだ。  勿論、ジャム作りのために他のメンバーも「残ろうか?」と声をかけてくれたがヒギリは「…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ac%a1%bc%a5... - 2023年06月25日更新

ヒギリ・モナルダ

nal data 親御さん:燐花 名前:ヒギリ・モナルダ(Higiri Monarda) 誕生日:8/7 血液型:O型 所属班:総務班給食部 性別:女 好き:音楽・料理 嫌い:歯磨きしない人 性格:素直(通常時)、頑固(音楽絡み) 特技:汁麦の美味しいレパートリー開発 髪色:こげ茶赤メッシュ 瞳色:紫 身長:160cm 年齢:22歳 趣味:散歩 一人称:私 前職:歌手 加入理由:仕事が無くなった為 キャラから一言:「美味しいもの食べると嫌な事忘れられるよね、食べ過ぎはダメだけど」 「太ったって聞いた…?体…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d2%a5%ae%a5... - 2021年08月01日更新

友情は「臭い」から始まった/燐花

をこんなに有り難がる事はなかっただろうとヒギリは思う。結社に来てまだ慣れない事も多いけれど、ヒギリはこの空気を胸いっぱいに吸うのが好きだった。  よし、今日も一日頑張るぞ!と気持ちをシャキッと引き締めて食堂に向かう。朝だからあまり大き過ぎない声で挨拶をすると、フル充電をして元気そうなノエとネリネがそこに居た。機械人形は充電と稼働予定時刻の設定次第でどんな時でも万全の状態で居られるのだから羨ましい限りだ。 「あ!エミールさん!おはよう!」  もう一人ヒギリにとって羨ましい人間がいる。それは同じくらいの年頃の…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%a7%be%f0%a4... - 2023年05月20日更新

Dusty Honey/べに

、はたまた大手芸能事務所だったらタイガもヒギリに「遊びに来ない?」と誘えたのだろうか。いや、自分は所詮は跡継ぎの人間ではないから何の意味もないか。  休憩所に足を踏み入れたタイガは彼等に気付いて顔を輝かせた。 「サオトメ先生! ……と、アサギ君!」  アサギがついで呼びのようになってしまったが仕方ないだろう。  休憩所にいたのはタイガが結社に来る前から世話になっていたロナ・サオトメと、彼を&ruby(マキール){主人}と登録している&ruby(マス・サーキュ){機械人形}のアサギだったのだ。自動販売機から…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Dusty%20Honey%a... - 2023年03月21日更新

あいをかなでて/燐花

.  ふんふんとご機嫌な鼻歌を歌いながらヒギリは冷蔵庫からケーキを取り出す。ラムの良い香りが漂うちょっぴり大人な風味を想像させるそのケーキ。待ち切れないと言わんばかりに席に行く前にスポンジの上に乗っていたフルーツを摘み食いしたヒギリは嬉しそうに蕩けた顔をした。 「美味しいー…」 「何食べてるの?」 「ひゃあっ!!?」  キッチンの奥。まさか普段居る誰か以外に声を掛けられると思っていなかったヒギリは思わず大きな声を上げる。彼女に声を掛けた本人は困惑した様な表情を浮かべて何も言わずそのまま佇んだ。その人が少し…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a2%a4%a4%a4... - 2023年02月06日更新

くろねこのたんご/べに

声のする方を見れば、そこには目を丸くしたヒギリが立っていた。 「あー……モナルダさん」 「どうしたんよ、その猫」  どうやらヒギリはルーウィンに声をかける前に彼が胸に抱く猫の存在に気付いていて、それでルーウィンに声をかけてきたようだった。ヒギリになら隠さなくても良いかと判断したルーウィンは黒猫を見せるように彼女へと向き直る。 「中庭で拾ったんすけど、誰かの飼い猫とかで聞いた事ねーっすか?」 「うーん……黒猫の話は聞いた事ないかも。『足早の&ruby(シャノワール){黒猫}』なら知ってるけど」 「何すか、そ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%af%a4%ed%a4... - 2022年12月22日更新

チチトーーク!どころの騒ぎじゃ無い

)」 ヴォイド「違ううるさい(睨み)」 ヒギリ「おぅ!?良いよねー巨乳な皆様は!どうせ私は!!グラビア格安だもん!!おぅ!?」 クロエ「すみませーん、ここにもう出来上がった酔っ払いがいるんですが」 ヒギリ「おぅ!?何なんだよー!クロエちゃんは仲間だと思ってたのにー!!突然の裏切り!!酷いよー!!」 クロエ「こんなタチの悪い酔っ払いと分かち合う何かを持った記憶はありませんね。それよりヒギリ氏がこんなに酒に弱いと思いませんでした。あと、こんな煩くなると思いませんでした」 ヴォイド「の助、おぅおぅうるさい」 ク…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c1%a5%c1%a5... - 2022年11月23日更新

隣の芝生は何とやら。/べにざくろ

は人間も機械人形も同じだ。 「……今日、ヒギリちゃんとテオ君が一緒にご飯食べてた」  ポツリとタイガから放たれた言葉に「そうですか」とノエは笑顔を浮かべたまま頷く。別にヒギリとテオフィルスが一緒にご飯を食べているのは今日だけではないことをノエは知っていたが、わざわざタイガに報告するまでもないと放っておいていた。ヒギリとテオフィルスの間に親密さはあれど、それは色恋沙汰の匂いのするものではないように見えていたからだ。自分が機械人形だからそう思うのかと思い、それとなく食堂の人間にも聞いてみたが「あれは恋愛じゃな…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ce%d9%a4%ce%bc... - 2022年10月16日更新

あいよりいでて、/べにざくろ

ニコリネなんぞにも優しくしてくれる大天使ヒギリ・モナルダが「ヴォイ姐が来ないから食堂も寂しいんよ」と言っていた。そう。「ヴォイ姐」だ。正式な名前は知らない。  もしかしたら、テオフィルスはミサキではなく――もちろんミサキの事も心配している気持ちもあるだろうが――その「ヴォイ姐」のことを心配しているのではないだろうか。 「あの、えっと、ヴォ……ヴォイ……」 「あれ? ニコリネちゃん、ヴォイドの名前知ってるって事はアイツと知り合いだったんだな」 「いいいいえっ! その、モナルダさんが寂しがってて、それで名前を…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a2%a4%a4%a4... - 2022年09月18日更新

Rica di a piacere./べにざくろ

 そこに立っていたのは食堂のアイドル、ヒギリ・モナルダだった。食堂で仕事をしている時と違う愛らしいフリルの多い服装が愛らしい顔に良く似合っていて、彼女も何処かに買い物に行ってきたのか手には買い物袋が下がっている。但しニコリネのようにビニール袋ではなく、可愛らしい柄のエコバッグである辺りにニコリネとは違う女子力の高さを感じさせた。  お弁当だけでなく、たまには食堂を利用するようになったニコリネはヒギリのキラキラしたオーラに多少耐性が付いてきていたし、人懐っこいヒギリが話し掛けてくれるおかげで少しは彼女と会…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Rica%20di%20a%2... - 2022年05月24日更新

レレイはピーマンがお好き/べにざくろ

スープは赤豆とじゃがいもとベーコンだってヒギリおねえさんが教えてくれたもの! ピーマンが入っているのはおかしいわ!」  食堂でいつも可愛い笑顔を浮かべて配膳をしてくれる食堂のアイドルであるヒギリ・モナルダの事と、リリアナの記憶力の良さをリアムは今だけ少しばかり恨んだ。確かに赤スープの具材といえばその三つが定番であるが、そんなことをリリアナは知らないと高を括っていたので予想外の反撃である。  本日のシュミット家の夕食は赤スープだ。赤スープはトマトによる赤いスープに赤豆が浮かんでいて何ともネーミング通りの見た…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ec%a5%ec%a5... - 2022年04月18日更新

Fish where the fish are./燐花

とした元気な声。二人が振り返るとタイガとヒギリが人数分の飲み物をトレーに持ってやって来た。 「そろそろ上がって少し休憩しましょうよー!水分補給は大事ですよー!」 「あら!気が利くわね黄色っぽいの!」  タイガとヒギリ、比較的幼い顔立ちの二人が並ぶとまるで中学生のデートである。バーティゴはそんな事を考えながら、セリカの手も借り慣れた様に片手と片足を使い器用にプールから上がる。セリカも浮き輪を回収するとすぐに上がり、バーティゴの為の車椅子を持って来た。  たまたま調達班がプールの話をしていたから。それであれよ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Fish%20where%20... - 2022年04月06日更新

毛玉花月/燐花

に寝坊をして朝の仕込みに間に合わなかったヒギリは先に来て居た先輩方に平謝りするとメニューを確認するのもそこそこに急いで昼の準備に取り掛かった。  今日は赤スープや白スープ等スープの類を頼んでるメンバーが多い。そして主食にはパンを選んでいる人が何人か。  ヒギリは色々と考えながらとりあえず野菜の皮を剥き始める。すると視界の端で一つ小さなホームベーカリーが稼働している事に気が付いた。 「ん?パンの匂いだ…」  ああ、今日の主食がパンの人の分ってこれかな?ちょうど出来立ての良い匂いがする。  ヒギリは出来立ての…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cc%d3%b6%cc%b2... - 2022年02月12日更新

之は蝶の羽ばたきとなるか?/べにざくろ

 タイガにとって給食部の若い男性は全てヒギリ・モナルダを狙うライバルにしか見えない。あんなに可愛い女の子と同じ職場にいて惚れないはずがないからだ。そして、そのタイガの心配通りエミールはヒギリに惚れている。しかし彼が女の子に惚れるのは常のことであり、それはヒギリだけに限るものでもないのだが、そんなことはタイガは知らない。  そんな恋のライバルと思わしきエミールの申し出を颯爽と跳ね除けたい男心は勿論ある。出来ることなら「ブリノヴァさんはオレ一人で運べます」と言い放ちたい。 「……お願い出来ますか?」  残念…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c7%b7%a4%cf%c4... - 2022年02月07日更新

月下美人に例える程格好良くは無い/燐花

になってしまった。食堂に向かえば、明るいヒギリがいつもの笑顔で受付にいた。可愛い女の子の可愛い笑顔、癒されるなぁと思いつつその奥に居るエミールが気になった。そう言えば、昨日会った謎のフルフェイスの彼。彼の下半身はエミールと同じ様な着衣だったと思う。あの東國由来の様な格好、カンテ国にはありふれたものなのだろうか。それとも、やっぱり珍しいのだろうか。 「ねぇエミール」  ニコリネは言葉を発せられた事で目の前に並ぶ&ruby(・・){彼女}が誰だか気が付いた。医療班のヴォイド・ホロウ。直視できない様な凶悪なプロ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b7%ee%b2%bc%c8... - 2022年01月28日更新

男と女のラプソディー/燐花

った賄いを手に席を探していた。ふと同僚のヒギリが先に席に着き備え付けのテレビに釘付けになっているのが見え、ちょうど良いので彼女と同席しようと近付く。 「ヒギリさん、お疲れ様です」 「あ。エミールさん、お疲れ様」 「いやー…なかなか食券持った方が同じ時間に押し寄せてしまって大変でしたね」 「そうだねー…疲れちゃったなー…」  女性に弱く同僚のヒギリに対してでさえ朝は上がってしまうエミールだが、昼過ぎくらいには慣れて来ていてこの通り、普通に会話が出来る。  なのでじっと彼女を見つめる事も出来た為、エミールはヒ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c3%cb%a4%c8%bd... - 2022年01月19日更新

揺れ動くこんな私/燐花

んるんっと言う擬音が似合うそんな足取りでヒギリは紙袋を手に歩いていた。彼女の横には背の高いスラリとしたシルエットの男性。ヒギリは男性の方を見て嬉しそうににこりと笑った。 「これが簡単で美味しい組み合わせのレシピになっちゃうなんて…本当ノエさんは天才だねっ!」  スラリとしたシルエットの男性こと機械人形のノエはそんなヒギリに同じ様ににこりと微笑み返す。 「ありがとうございます。私はその為に生まれた機械人形ですからね」  人によってはまるで悲観めいた言葉の選びにも聞こえるのでは無いかと言うノエの返事。しかしヒ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%c9%a4%ec%c6... - 2021年09月16日更新

生まれ落ちた喜びを知る/燐花

向かった。部屋に入った瞬間、こちらを見たヒギリが嬉しそうにパァッと顔を赤らめたのは気のせいだろうか。 「テオさん!?」 「お、おう。ヒギリちゃん、これ食券…パンと赤スープの…」 「席でちょっと待っててね!あのね!今日のは自信作なんよ!」  有無を言わさぬ笑顔でぐいぐいと押され席に着かされ最早何が何やら分からない。いつもはカウンターまで食券を置きに行くのだが、今日はすぐ座らされてしまったし現れたエミールに食券を持って行かれてしまった。 「お、おいエミール」 「テオさん、今日は座ってお待ち下さい」  エミール…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c0%b8%a4%de%a4... - 2021年12月12日更新

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