Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でロナ31件見つかりました。

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ミオリ

*Relation&Detail 3年前ロナが中古で買った機械人形であり、最初に斬った機械人形。 機械人形の中古店で売れ残った機体で、分解リサイクルに出される直前だったところをロナに買われた。基礎機体は一般家庭用。 売れ残った理由は顔と腕に落ちない汚れがあったことときっぱりした性格ゆえ。 道場の生徒たちからも慕われるお姉さんだった。 お姉さんと言うには可愛らしく、初期は生徒からナメた態度を取られていたが、笑顔のまま厚い板をかち割った事で生徒の視線が変わった。 仕事ぶりはロナそっくりと言えるくらい堅実でまじ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%aa%a5... - 2020年09月20日更新

ミサキの年末年始 汚部屋でコタツカメ編

が戻った。 まどろみを感じる暇すらなく、ロナは仰向けになって倒れている現実を突きつけられた。 見慣れた天井。カーテンのきっちりしまった窓。そして、コタツ。 おぼろげに残っている恐怖は夢の残り香だろうか。 「寝落ちた……のか?」 時計は見えなかったが、厚手のカーテンの隙間から漏れる強い一筋の光は陽が高く昇っていることを示しており、ロナは戦慄した。 ーー寝過ごすなんて恐ろしい失態だ、小隊長の責務を忘れるなんて。 慌てて起き上がるとコタツの上に散らばったトランプがあるのが見えた。そして、コタツの右側で埋もれるよ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

ミサキの年末年始 実践!ゲーム編その3

ままのミサキ。 「どうするか……」 呟くロナの頭には夕食の心配があった。 時計はとっくに8時をすぎている。このままでは夕食を食べ損ねかねない。 食堂に行こうにもミサキを置いていくわけにいかない。 数回揺すってみたものの、全く起きる気配がないことにロナは困っていた。 コルクボードに止めてある購入済みの食券が悲しく揺れる。 みかんだけでしのげる気は全くせず、ロナは諦めて保存食の封を切ることにした。 「即席の炒麦エル・バツならうちにもあるからそうするか。アサギはどうする?」 「あ……俺はいい。まだ充電あっから。…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

ミサキの年末年始 実践!ゲーム編その2

「なぁ、ロナ。イカサマ、してると思うか?」 「してないだろうな。見たより指先は器用じゃないだろう。」 眉根を寄せたまま眠るミサキをお茶をすすりながらちらりと見やるロナ。 カーペットに直で寝るのは痛いだろう、とクッションをミサキの頭の下にゆっくり挟む。 「元から体力が無いのに、ここまでよく起きてたな。」 ミサキの金色の髪が部屋の電灯を反射して、煌めいた。 「夜更かしの常習犯だって聞いたぞ。」 「夜型か……」 ロナは道場でミサキと同じ年頃の子供達をたくさん見てきている。 「体力づくりに」と習わせる親もそれなり…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

ミサキの年末年始 実践!ゲーム編その1

グラミングに勤しんでいた。折角だから、とロナが淹れたお茶が飲み頃を通り越して冷めるほどの集中力だ。 突然、快調にキーボードを叩いていた指が止まり、端末の画面を睨みつけ、書き込んでは消し、連続でクリックする音が聞こえたと思うと、また何かしばらく悩んでは書いて消す動作を繰り返し始めた。 「ミサキ女史……コタツの魔力の分析に使う情報はそんなにあるものなのか?」 形の良い白い指先がみかんで染まりかけていたアサギに手拭きを渡したロナは電子端末を睨みつけるミサキが心配になり、そっと声をかける。 だが、ミサキは無反応だ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

ミサキの年末年始 実践!みかん編

をズリズリと引き寄せるアサギ。 そして、ロナの方へ押し遣る。 「その……なんつぅか……普段の、お礼。」 上手く視線を合わせられず、アサギは目を逸らしたままになる。 伸びやかなまつ毛の陰になった紅白の瞳には迷いにも似た光が浮かんでいた。 「色々“ワケあり”で上手く馴染めねぇ俺にとことん付き合ってくれたのはロナだけだったから……そう、正直、感謝してる。だからなんつぅか……」 最後まで言い切る前にぽん、とアサギの肩に手を置くロナ。 反射的に顔を上げたアサギとロナの視線が合う。 「ありがとう、アサギ。」 春の陽光…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

ミサキの年末年始 実践!コタツ改良編

屋に来て。」 「何があるんだ?」 「……ロナにサプライズ。」 「行く。」 間髪入れずに答えたアサギはミサキの部屋へ向かった。 ミサキの部屋は床も窓も壁も見えない。そして極端に暗い。 数々の画面と電子端末本体、様々な再生機器、サーバまで積み上げられており、天井まで届いている。隙間には数種のプログラミング言語ごとの複数の手引書、アプリ運用、シーケンス制御、マーケティング、心理学の本などが雑然と挟まっており、分類された様子もない。 どの本も何度も開かれたからか角が擦れていたり、細かな書き込みがされている。 「機…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

ミサキの年末年始 実践!コタツ編

とは何もなく、ミサキの無茶振りもなかったロナの自室に向かう足取りは軽かった。 明日からの連続非番に少し引け目を感じていたせいか、戸惑う気持ちもあったが。 メンバーから「ロナさんは休んでください」と強く言われ、上司から「過労死はやめてくれ」とため息混じりに言われなければ無理にでもシフトを変えていただろう。 ともかく、この休みをどう使えばいいか。 それが今のロナが考えるべき最優先事項だった。 日課のトレーニングは休みでも外せない。 ミサキ女史は……何を言っても休まないかもしれない。 「肩の力を抜いてもいい」…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%b5%a5... - 2020年09月19日更新

アイスクリームーーミサキとロナの場合/涼風慈雨

。その中で愛用の刀を抱えて隅にうずくまるロナが目に入った。 「ロナ。」 近づいて声をかけるとだるそうに顔を上げた。目の下のクマがひどい。 今まで見た中で一番顔色が悪かった。 「顔色、悪い。」 「ミサキ女史に人のことが言えるのか?」 「昨日貫徹したから。」 「そうか。」 「それより、ロナ。外、行こう。」 表情が曇り、明らかに嫌そうな顔をするロナ。 「女史に休むっていう選択肢はないのか…?」 「今日はない。徹夜明けは糖分補給しないと死ぬ。」 「あぁ、そう……でも、他を当たってくれ。最近ロクに寝てないし。」 「…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%a2%a5%a4%a5... - 2020年09月17日更新

ユリィとジークのじゃれあい/涼風慈雨

こに怪我人に優しくない奴がいますー!」 ロナ「ユリィ、取り敢えず離れて頭冷やしてこい。」 [[元ツイはこちら>https://twitter.com/suzujiu_orichar/status/1182867906209533952?s=21]] ----…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%e6%a5%ea%a5... - 2020年09月17日更新

のろしーーロナの場合/涼風慈雨

ら白っぽい制服の看護師が顔を出した。 「ロナ・サオトメさんですね?聞こえたら瞬きをして下さい。」 …しぱ…しぱ…と瞬きをする。 「先生!サオトメさん意識回復しました!」 看護師が呼んだ医師はプロレスラーの様な体格の男だった。 カルテをパラパラと見、聴診器で心音を聞く。 「ふむ…心音が強くなってきたね。ちゃんと生きたがっている。……サオトメさん、よくこの状態で動けてましたね。肋骨と左手と頬骨の骨折、何十カ所の痣、複数の切り傷、首の締め跡、内臓の損傷、頭部からの出血……この病院に搬送された時は簡易的な止血しか…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%ce%a4%ed%a4... - 2020年09月17日更新

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