Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でロード92件見つかりました。

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愛の日に青春を君達へ/燐花

空気を察したシキは携帯端末を取り出すと、ロードに連絡を入れた。 『兄貴。ちょっとトラブったかも。いや、まだだけど。でも多分夕飯間に合わない。先食ってて』  すぐに既読が付くと、メッセージが返って来た。この返しの速さはシキを安心させた。 『了解です。トラブルは起きたんですか?まだなんですか?どっちですか?多分調達班でだと思いますが、まあ珍しくよくちゃんと連絡してきましたね。八時までは待っててあげますが、過ぎたら冷蔵庫行きにします』 『間に合ったら聞いてくれる?』 『良いですよ。過ぎたら明日以降です』  シキ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年04月14日更新

アスファルトを砕いて生える根菜/燐花

たく見えるからか? 「人事部新規勧誘課のロード・マーシュと申します。おそらく今回の件でしばらく貴女の面倒を見る事になると思います。成人したとは言えテロ発生時貴女はまだ未成年でしたからね」 「へえ…」 「あ、もし女性の担当者の方が良ければすぐに言って下さい」 「いいえ、貴方で良いです。私はクロエ・バートン、牛乳が好きです。時に兄さん」 「何です?」 「今の発展途上のミクリカで風営法ってどこまで適応されると思います?せっかく成人向けが解禁されたので本当はミクリカで色々起業しようと思ってたのに、あ、勿論私はこ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%a2%a5%b9%a5... - 2021年04月05日更新

意地悪な神様に別れを告げる為に/燐花

滑らかな舌触りに目をとろんとさせた。 「ロードがくれた」  更に紙袋を取り出し、カントゥッチを一つ口に運んだ。アーモンドとチョコチップの香りが口に広がる。日持ちがすると言われてもらったのに、別の意味で持ちそうにない。ヴォイドはそんな感じがした。 「テオが、くれた」  愛の日。この三人は部屋まで来てくれた。ユウヤミは疲れた体を引きずって、お菓子とコートを渡すためだけに会いに来てくれた。二人でお茶を飲んだ穏やかな時間は、永遠を感じる程に、涙が出る程暖かかった。たった一瞬触れただけのユウヤミの手袋をしない手が想…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%d5%c3%cf%b0... - 2021年03月20日更新

資料室事変/燐花

 その絞り出す声の悩まし気な様子は毒だ。ロードは反応しまくっている体を鎮めようと心頭滅却する。と言うか、腕の痛みを思い出せばそれどころじゃないと思うのだが。 「そんな声…せめて自由の効くベッドの上でにして下さいよ…ここじゃまともに襲えないじゃないですか…!」 「だって…苦しい…」 「え?大丈夫ですか…?ちょっと待って下さいね…今から私、もう一踏ん張りしますから…」  息を大きく吸って、大きく吐く。そして腕に力を入れて体を支え直した。落ち着かないのかヴォイドも足をもぞもぞ動かす。  午後八時。結社のメンバー…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%bb%f1%ce%c1%bc... - 2021年03月22日更新

ナラ下同盟発足の我らの縁/燐花

から三年程前の事。アスにて貿易会社で働くロードは今日も今日とて残業を終え帰宅。通勤時には満員電車に揉まれ圧死しそうになり、時期にもよるが最近特に忙しく仕事も多い。趣味と言う名の風俗通いも満足に出来ず普段は好きな料理すら作り置きになったり買った弁当になったり、そんな中テレビを点ければ真っ先に流れるのは政治だ環境だ、楽しくない様な内容ばかり。  流石に疲れて疲れて、本当に疲れ過ぎてて本能が何とか種だけ残そうと判断したのか性欲だけが異様に増している気がする昨今。風呂上がりで腰にタオルを巻いたまま、髪を拭きながら…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ca%a5%e9%b2... - 2021年04月03日更新

大人の会話/燐花

けますか?」  そう言いながら書類を渡すロードをタイガはちらりと見た。 「それから、こちら経理部からのお預かりです」 「ふふ、相変わらず読みやすい書類ですこと」 「…お察しの通り作成者はベネットさんですよ」 「本当可愛らしい書き方なさいますのね。こんなところに誤字をして…」 「あ、ここも誤字ですね」 「ここもここも誤字ですわ…あら、ここは計算が…マーシュさん、やり直すよう彼に言ってくださる?」 「うふふ…全くおっちょこちょいですねぇ…」 サリアヌを見て、ロードを見て、もう一度サリアヌを見てまたロードを見る…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c2%e7%bf%cd%a4... - 2021年01月27日更新

体が縮んでしまっていた!?/燐花

nts *子供、襲来!!  ぼくの名前はロード・マーシュ。八歳。  ようやく新しい家族になれてきたところです。  ぼくの新しい家族は、ちょっと乱暴なお兄さん達です。皆銃を持ってます。言葉づかいも悪いです。新しいお父さんも、お父さんとは呼んでるけどお祖父ちゃんみたいです。  でも、お母さんのところにこれ以上いるよりきっと良いです。  それに、おじさん達から聞きました。ぼくのお父さんは結婚してるのにお母さん以外に恋人が居て、その人と一緒に死んでしまったんだと。だからお父さんしか見えてなかったお母さんが壊れてし…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c2%ce%a4%ac%bd... - 2021年03月26日更新

飛び入り参加にろくな事は無い/燐花

る。 「ありがとうテオさん!じゃあ私、次ロードさんにも聞いてみる!」 「は!?ロード!?」  光の速さでランナウェイと言わんばかりのヒギリにテオフィルスの止める声は届かない。  が、幸か不幸か、ロードは出張で夕方まで部屋に戻らないと聞いた為、ヒギリはがっくりと肩を落としつつユウヤミ・リーシェルの元へ走った。 「え?彼女に何が似合うかって?」 「そうなんだよ。色とかスタイルとか、何でも!出来たらセクシーでムーディーなドレスが良い」 「……そもそも、何で私に聞くんだい?」 「え?だってユウヤミさん、よくヴォイ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c8%f4%a4%d3%c6... - 2021年03月23日更新

そうだ お見舞い、行こう。/べにざくろ

はエドゥアルトしかいない。 「 人事部のロード・マーシュさんですよ。この間、一人で&ruby(マス・サーキュ){機械人形}と交戦してオレ達が助けに入ったんです 」  シリルの期待通りにエドゥアルトがしっかりと言ってくれたおかげで、どうにか状況を把握するシリル。先日、そんなことがあったらしいことは知っていたので一応の納得をし、視線をウルリッカに向けると彼女は輝いた目をして過去を振り返っていた。  ロード救出の際、ユウヤミから『 自分が思うより一呼吸二呼吸時間を置いて撃つんだよ 』と言われていたウルリッカはロ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%bd%a4%a6%a4... - 2021年03月20日更新

療養中の不良患者/燐花

荒く息をしながら布団の中でもぞもぞと動くロード。ヴォイドは疑問を浮かべながらさっさと消毒の準備を始めようとするものだからロードは少し涙目になりながら抗議した。 「あの…いつもよりうんと早くありません…?」 「んー…うん。たまたま三十分早く起きたからかな?何か仕事始めるのも三十分早くなった」 「いやいやいや!そこは患者に合わせてズラしてくださいよ!」 「はい、布団剥ぐよ」 「ま、待ってください収まるまで駄目です!駄目!」  慌てるロードにヴォイドはじっとりした目を向けた。でもこれは流石にロードが正しい。自分…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ce%c5%cd%dc%c3... - 2021年03月15日更新

そうだ、温浴に行こう/燐花

、シキ、アルヴィ、ヒギリ、テオフィルス、ロードと結構な大所帯だ。  デスクワーク等疲れを取りたい目的な人間もいれば、これも経験!と好奇心で着いてきた元アイドル、楽しそうだから行きたいけど一人は嫌だと言う理由で複数で来た子供達、理由はまちまちだが一様に皆温浴を楽しみにしていた。 「温浴に馴染みのある方は?」  二台に分けた行きの車の中不意にネビロスが口を開く。女性はウルリッカ、ヘレナ、男性はアルヴィが手を上げた。 「…男性側にも馴染みのある方が居ましたか」  ネビロスがホッとした様に見えたので、ヴォイドは何…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%bd%a4%a6%a4... - 2021年03月10日更新

愛の日に悩み多き君達へ/燐花

#contents *午前九時のロードとタイガ  煙草を燻らした向こうに浮かぶ記憶。  まだ幼い青と緑のガラス玉。  その幼さに見合ったあどけない体が愛おしくて、何度も何度も求めて、掻き抱いた日々。  貴女の体に触れる度、貴女と目が合う度、私の体は驚く程に熱を持つ。  それが恋心ではなく、「愛情を向けられているから」だけとしか見ていなかった私はなんて愚か。  貴女へ向ける想いに気付かず、貴女から愛を貰う事ばかりを考えていた昔の私は、なんて愚か。 「今日は愛の日ですねぇ…」  しみじみとロードが呟く。その…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年03月08日更新

愛の日の終わりに安心を君に/燐花

分厚いドアは当然の如く一枚隔てた向こうのロードの体温なんて伝えてはくれない。見えないし本当に人がそこに居るのか、分からないくらいドアは空虚だと思った。 「話って…何…?」 「んー…世間話ですかね?今日一日ちゃんと楽しめました?」 「何急に…」 「貴女もここに来て居心地が良さそうだったのでどうだったかな?と思ったんですよ」  それを聞いてヴォイドは黙り込む。居心地が良くなって、いつしか強欲になって。子供騙しの嘘だと笑い飛ばしたかった消滅の神様にまた大事なものを消される気がして。でも前より強欲になって居心地の…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年03月01日更新

リバーサイド/燐花

あったっけ?」だと言う朝から相変わらずなロード。大真面目な顔でソープかヘルスかどちらが良いか考えた。彼の頭の中なんて何も知らない女性メンバーがロードの見てくれに騙され少し熱っぽい視線を送る。それに会釈しつつ頭の中を元通り掻き混ぜていると、目の前に思いもよらないロード曰くご褒美な人物が居た。 「おやぁ…?ヴォイド、おはようございます」 「うわ…」 「うふふふ…朝から眼福ですねぇ」 「………」 「私は今日出張なんですよ。なので朝から貴女に会えてラッキーでした」  それを聞いたヴォイドが一瞬「え?」と呟いた。 …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%ea%a5%d0%a1... - 2021年02月22日更新

愛の日にフォラータを/べにざくろ

野郎!! 」  扉を開けたのは前回と同じロード・マーシュで思わずウルリッカは彼を睨み付ける。しかし、そんな仔犬の威嚇程度の視線を受け流す事は容易いロードは微笑みを顔に貼り付けたままだ。 「 その呼び名は心外ですねぇ 」 「 じゃあ、黒い狐さん 」 「 ……何も変わってないじゃないですか 」  呆れるロードを横目にウルリッカは持っていた鞄から一輪の花束を取り出す。ちゃんと可愛らしいピンクのセロファンに包んであり、そこまでは完全なる「 愛の日 」仕様だ。しかし、包んである花は黒薔薇である。それをロードの前に差…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月20日更新

いつかのお話/燐花

とセットしていない髪。完全にオフの状態のロードは少し幼くも見える。彼はいつもの調子でタバコを口に咥えた。 「……と言うか、飲むか吸うかどっちかにしません?」  少しだけ話題を逸らしたくなったネビロスはロードにそう指摘する。ロードは特に気に留めるでもなく一言、「おや、失礼」と持っていたライターを下ろした。 「しかし貴方、オフの時は本当だらしないですねぇ…」 「えー。貴方がいっそ髪乱してろとか言ったんじゃないですか」 「人のせいにするんですか?」 「全部が貴方の所為ではないですが貴方は一因です」  ロードはそ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a4%a4%c4%a4... - 2021年02月14日更新

例のセーターの話/燐花

して去って行くのだ。 「ふむ……?」  ロードはすっと後ろ側に回ってみた。 「おやぁ……?うふふふ…」  首元がモコモコしているだけで背中はばっくり空いている。腰まで深く空いている為下着の紐が見えているがまあ、これはヴォイドにとって割と通常運転だ。 「魅せ方としては…いわゆる『着エロ』ってやつですか…うふふふふ、好きですよそう言うの。嫌いじゃないですむしろ好物です布に邪魔されてしっかり見えないところに想像が働くとか本当人間の脳ってよく出来てますよねそしてその脳をくすぐるわけだから本当よく出来たセーターです…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ce%e3%a4%ce%a5... - 2021年02月11日更新

愛の日に遠回しな優しさを君に/燐花

ら…」 「さ、どうぞ。ナシェリさん」  ロードは恭しく頭を下げるとドアを開けてサリアヌを促した。 「…ありがとう、と言いたいところですが素直に言えませんわね…どう言うつもりですの?」 「うふふふ…私も医療班に用事がありましてこれから少し休憩に入るんです」 「それで?」 「なので向かいがてら、貴女のお見送りを…」  サリアヌはふっと笑うとひらひらと手を振った。 「いりませんわ。子供じゃあるまいし。一人で行けますわよ」 「では言い方を変えましょう。私と道すがらデートしていただけませんか?」 「…あら」 「おや…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月10日更新

愛の日関係なく大好きな君/燐花

重そうに動いた。これには『お客さん』ことロードも苦笑いする。  ロードとの望まない修羅場を迎えたのはほんの一週間前の事。ミアに変なからかいを入れたと聞いたヴォイドが彼に文句を言おうと部屋に向かったところ、どうにも彼は女性をまさに部屋に呼び入れていたところで、ヴォイド曰く「何の関係もない」筈なのにまるで恋人にするかの様に変に隠し立てしようとした所為でヴォイドの怒りを買い彼女からボディーブローを食らった。 「ローブローでなかっただけありがたいと思え」の言葉と共にゴミを見る様な目で見られ、足で小突かれたのも記憶…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月09日更新

愛の日の朝を迎えて/燐花

がこそっと音を立てた。 *愛の日の朝のロード  本当はね、ただ見ているだけで幸せなんだ  届かなくても、聞こえなくても  君を呼ぶ声が報われなくても──  ピピピピピと音を立てる目覚まし。ロードは怠そうに目を開けた。普段の彼は目覚ましより早く起きるが、連日続いた寝不足は少しだけ彼の瞼の重さを増させた。  愛の日。アスにいた時もそうだがよく貰っていたな。あの時は本当に義理以外の感情なくただ機械の様に淡々と作った物を持ってきて配ったものだが、今年の愛の日は少し違うのでロードもいつも以上に気合を入れていた。…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月07日更新

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