Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でミア68件見つかりました。

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あっちむいてほいをしないと出られない部屋

 ロナ・サオトメ!! **タイガvsミアの場合 「 あっちむいてほいをしないと出られない部屋です…? 」  部屋にあった画面に浮かぶ文字を、タイガとミアは狙ったわけでもないのに同時に声を揃えて読み上げていた。 「 怖いものじゃなくて良かったですね、タイガ君! 」  既にやる気満々のミアはそう言って拳を構える。 「 そうだね 」 ( これ、何回勝負なんだろ…? )  そんな疑問を抱きつつも、特にやらない理由もないのでタイガもミアに合わせることにした。 「 じゃーんけん、ぽん! 」  タイガがパー、ミアが…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a2%a4%c3%a4... - 2021年01月10日更新

アンスリウムを抱いて/べにざくろ

間というやつだ。  そんな平和な部屋で、ミアは真剣な顔をして目の前に座るフユの腕に包帯を巻いていた。 「 はい 、ここまできたら環行です 」 「 うん 」  フユの指示通り環行―――同じ場所に包帯を重ねて巻いていく。そして、最後まで使い切ったら台形を作るように両側を折ってテープで止める。テープで止めると同時にミアの表情が安堵で緩んだ。 「 できた!! 」 「 お疲れ様ですー 」  フユがニコッと笑って薄黄緑の目を細める。そんなフユにミアはペコりと頭を下げた。 「 フユ先生、講評お願いします! 」 「 うー…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%a2%a5%f3%a5... - 2021年01月08日更新

ミアのお正月/べにざくろ

年改稿) シュルッと布と布が擦れる音がミアの耳に届く。“着物帯”とかいう使い慣れない物が擦れ合う音は、何だか聞き慣れない音で、こそばゆいようなくすぐったいような気分になってミアは思わず身動ぎした。 「 あら、動いちゃダメよ 」  その瞬間、ミアの帯を結んでいたシリルから注意が飛ぶ。ミアの後ろにいるため表情は読み取れないが、その声に笑いが含まれていることを聞き取ったミアは姿勢を正しつつも唇を尖らせた。 「 だって、変な音がするんだもん 」 「 変な音ねぇ……ロナが聞いたら怒りそうなコト言うのね 」 「 言…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%df%a5%a2%a4... - 2020年09月17日更新

怪奇!大暴れ着せ替え怪獣!/燐花

」 「硬派とかナンパとか無いから!」 「ミアもヒギリもやりたいんだけどなぁ、着付け」 「え」 「と言うか女の子は皆着物着て欲しいよね〜。ねぇ、シキ?」 「…ねえユーシン、何かさ、テディこの企画に乗じて色んな人に着せる気だよね」 シキがどうでも良さそうに呟いたが、それは確実にこちらにも矛先が向くだろうと言う恐怖の未来予知だった。 「ん〜…ヴォイドは胸が少しネックだなぁ…着物の基本は寸胴な美しさって読んだから…タオルでお腹に厚みを作るしか無いか…他にそんな感じの女の人何人居たっけ?タオルは結構いるかも…まあ何…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b2%f8%b4%f1%a1... - 2021年01月02日更新

恋は雷の一撃のように/べにざくろ

々と説明されているのを視界に入れながら、ミアは自分が出来る仕事―――医療器具の管理や在庫整理―――を行う。  ネビロスを見ているとドキドキして、何だか家族を喪ってミアの心の欠けたところに恋心がピッタリと嵌り込んだようだった。  灰色の日々が、灰色の人のおかげで色付いていく。まさに、そんな気分。 ( カッコいい……どうやったら話しかけられるかなぁ )  相手が同年代くらいなら気軽に話しかけに行けるが、ネビロスは立派な大人。なかなか子供のミアから話しかけにいくのは難しい。物の場所をしっかり覚えておいて困ってそ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ce%f8%a4%cf%cd... - 2020年12月31日更新

ウルリッカとサリアヌ姫様/べにざくろ

り高い。ちょっと、悔しかった。 「 私はミア・フローレスって言います。所属は医療班です 」  まだウルリッカは医療班の世話になったことがなかった。聞きながら、今後は世話になることがあるかもしれないなんてことを思う。 「 とはいえ資格持ちでは無いから、簡単なコトしかできないのよねー 」 「 良いの! 今、勉強中だもんっ! こないだ、包帯巻くの上手になったってエル先生が誉めてくれたし……ああっ、ごめんなさいっ。医療班に来ることがあったら……あ、もちろん! 無い方が良いんですけど、何かあったら私に出来ることなら…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%a6%a5%eb%a5... - 2020年09月17日更新

花は咲く、花は散る/べにざくろ

上の話  華やかに美しく咲き誇る薔薇が、ミアは大好きだった。  一輪でも凛と佇む姿が美しく、沢山の花束にすれば艶やかに美しい。  しかも薔薇の美しいところは見た目だけではない。その香りも香水に使用されるだけあって格別だった。 ( でも、作られた香水より本物の匂いの方が好きだな )  そう思いながら肺いっぱいに薔薇の香りを吸い込む。これだけ吸い込んだら肺を通って身体中に染み渡って、やがて身体が薔薇の香りになったら素敵なのに。ああ、良い香り。本当に至福の時だ。 「 こら、ミア。仕事をサボらないでください 」 …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b2%d6%a4%cf%ba... - 2020年10月22日更新

つきがきれいですね/べにざくろ

んか 」  ボーッと1人で突っ立っているミアの肩を後ろから叩いたのはウルリッカだった。  振り向いてみれば、そこには一緒に第4小隊のヘレナとユリィがいた。他隊といるなんて珍しいなと思ったが、そういえばヘレナという女性とウルリッカは同じ猟を営む仲間として仲良くなったんだっけ。と、過去の記憶を思い出して珍しい組み合わせを見る。 「 あの人がネビロス? 」 「 そっ、そうですけどあんまり言わないで!! 」  野生の勘で的確にミアの見ている視線の先にいる男性の正体を当てたウルリッカに、ミアの顔が赤くなる。自分が分…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%c4%a4%ad%a4... - 2020年10月04日更新

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