つきがきれいですね／べにざくろ
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g_a3b2c3o12 2020年10月04日(日) 11:55:06履歴
月の光に誘われた人々が、それぞれの思いを抱きながら月を愛でている夜。
そんな人々の中で月では無い地上のある一方向を見つめて動きを止めてる少女が1人。
「 ……何やってるの？ 」
「 ひょえっ!? あ、ウルさんか 」
ボーッと1人で突っ立っているミアの肩を後ろから叩いたのはウルリッカだった。
振り向いてみれば、そこには一緒に第4小隊のヘレナとユリィがいた。他隊といるなんて珍しいなと思ったが、そういえばヘレナという女性とウルリッカは同じ猟を営む仲間として仲良くなったんだっけ。と、過去の記憶を思い出して珍しい組み合わせを見る。
「 あの人がネビロス？ 」
「 そっ、そうですけどあんまり言わないで!! 」
野生の勘で的確にミアの見ている視線の先にいる男性の正体を当てたウルリッカに、ミアの顔が赤くなる。自分が分かりやすい性格なのは良く分かっているが、色んな人に恋心が明らかになるのはさすがに恥ずかしい。
「 ふーん…… 」
じーっとネビロスを眺めるウルリッカに、ミアは嫌な予感がした。まさか一目惚れしたんじゃないだろうか。ネビロスさん、かっこいいし。
ポンと再び軽く肩を叩かれた。叩いた理由はウルリッカの目が口程に物を言っていたからミアには良く分かった。この目は“ご愁傷様”だ。不釣り合いな恋なのはミアだって良く分かっている。それでも好きなものは好きなのだから仕方ない。
「 う、ウルさんだって好きな人いるんでしょ? 」
反撃のつもりで適当に出てきた言葉だった。鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたウルリッカは、少し考えた。
「 ……隊長? 」
「 ええ!? 」
ウルリッカの言葉に驚きを露にしたのはミアよりも何故かヘレナだった。隣のユリィは「 あーあ…… 」と頭に手をあてて溜息をついている。
「 い、いつからですの!? 」
両肩を掴んでガクガクとウルリッカを揺さぶるヘレナ。目が獲物を捕らえるような真剣なものになっていて、ちょっとだけ怖い。
「 それじゃ何も喋れないよ。離してあげな 」
それを呆れた顔をして止めるのはユリィで、ここだけ見ればユリィが歳上に見えるが、この中で1番の歳上は恐ろしいことにヘレナだ。
そして、ウルリッカの所属している第6小隊の小隊長といえばユウヤミ・リーシェルだ。
「 あの小隊長さん、とっても優しそうなお兄さんですもんね 」
いつも笑みを浮かべている温和そうなユウヤミの顔を思い浮かべてミアが言えば、ヘレナを止めようと四苦八苦していたユリィが手を止めて、可哀想な目でも見るようにミアを見た。
そういえば、前にユウヤミのことを言った時にもシリルに変な目で見られた気がしたが、あれは気のせいじゃなかったのか。何でだろう。どう見たって“優しいお兄さん”じゃないか。
「 ……隊長は的確な命令くれるから好き 」
ヘレナの手が止まって、ウルリッカが律儀に答えた。しかし、その答えは何だか望んでいたものと違ってミアは首を傾げる。
「 この間、知らない人に“第6の猟犬”って言われた。私が猟犬なら飼い主は隊長でしょ? だから、好き 」
「 それはただの悪口だと思うのですの!! 」
「 それで好きになる理論が分からん…… 」
好きな人の話から、ウルリッカに蔑称を告げた人物の正体に話が移っていったのでミアはそっとその場を離れた。そんな人間の正体、知りたくもない。
「 ミア! 何やってるの? 」
次にミアに飛び込んで来たのはテディだった。象牙色の髪がふんわりと揺れて、にっこり微笑む様は本当に可愛い女の子だ。実際は15歳の男の子だし、名前もセオドアというのだけれど。
「 えー、別に何もしてないよ 」
「 そうなの? 」
そう言いながらもテディの赤い目はミアではなくて、その視線の先にあった人物をとっくに捉えていた。
「 あー…… 」
そしてミアがモタモタしている理由に納得したような声を出されて、もうミアの恥ずかしさメーターは振り切れて死んでしまいそうなくらいだった。
「 でも、特に何もしてないなら、ボクとシリルと遊ぼうよ 」
「 えっ!? あ…… 」
腕を引かれてミアは困る。確かに今は何もしてないけど、やりたいことはあるのだ。
「 ほらー。他にやることあるから、ちゃんと言わなきゃ 」
本当は言い淀むミアの内心なんてお見通しのテディが、にこっと笑ってミアのほっぺを指でつつく。
「 ……ありがと、テディ。行ってくる 」
「 うん。いってらっしゃーい 」
今度こそ勇気を持ってずっと見つめていたネビロスとジークの元へ向かう。お団子を渡す、という大義名分はさっき使ってしまった。
ミアの足音に気付いた1人と1体が振り向く。
「 あの……ネビロスさん、ジークおじさま。隣いいですか？ 」
「 …構いませんよ 」
月光に照らされたネビロスは最高に格好良かった。
灰色の髪が銀色に発光して見えそうなくらいに。もしかして、月の化身か何かなのかもしれない。
「 お、お邪魔します! 」
そう言ったミアは―――ジークフリートの隣に座った。左から、ミア、ジークフリート、ネビロスの順になって、ミアの心の事情を知っているジークフリートは内心で首を傾げる。そしてミアにしか聞こえないように気を使って小さな声を出す。
「 おじさんは邪魔じゃないのか? 」
「 そんなことない! おじさまも居て! 」
ジークフリートの気遣いを無駄にしてミアは大きい声で返す。ついでに、離れようとしたジークフリートの腕に逃がさないとばかりに絡みついて離れなくなるものだから、それこそネビロスにやってやればいいのに……とジークフリートは思った。
「 お団子、美味しかったですね 」
「 そうですね! ロナさんとアサギさんの教え方が良かったからです 」
“とても良い月見団子”の件についてネビロスが触れると、そこで「 私が作ったからですね 」なんてアピールの出来ないミアは返事を大暴投する。ついでにロナとアサギがどれだけ良い素敵な人（機械人形）かなんて話してしまい、それを聞いているジークフリートの方がハラハラしてしまう。
「 おーい、自由業ー! 」
そんな時、ジークフリートに救いの女神から声が掛かった。
呼び方はおかしいがユリィが自分のことをそう呼んでいることを分かっているジークフリートは、ミアに「 悪いな 」と言ってさっさとユリィの元へ行ってしまった。
「 あ…… 」
さすがに呼ばれているのを止めることも出来ず、ジークフリートを見送ることしかできないミア。
2人きり（実際は屋上には沢山の結社の人間がいるが気分的には、だ）になって、思わず沈黙する。
「 ……月が綺麗ですね 」
沈黙を破り口を開いたネビロスは穏やかな笑みを浮かべて月を見上げている。その横顔を見つめているだけでミアは胸がギュッとなる。
「 本当、きれいですね 」
ネビロスさんが。
言いたかった後半部分は飲み込んだ。
ネビロス・ファウスト。ミアの大好きな医療班のお兄さん。
奥さんと機械人形のお子さんを亡くして結社に来た人。
こんな素敵な人に愛された奥さんは、ネビロスに良く似合う素敵な人だったんだろう。きっと、ミアなんかじゃ勝負にもならないくらいの。
月の光を浴びて、何だかミアは泣きたくなってきた。目の表面が潤んでくるのを感じて、ぎゅっと目を瞑る。泣くなんて自分には似合わない。
「 あ、そうだ! 」
目を開けると、努めていつも通り明るい声でミアは笑う。
「 ネビロスさん、知ってますか? 満月にお願いごとをすると叶うんだって、ママが言ってました 」
それはフローレス家のちょっとした恒例行事だった。家族3人で、お姉ちゃんが来てからは4人で月を見上げる楽しかった時間。もう二度とそんな時は訪れないけれど。
「 お願いごと、ですか? 」
「 そうです! こんなにきれいな月なんです! 絶対にお願いごと叶いますよ 」
目をつぶり、胸の前で手を合わせて祈るという動作をネビロスにやってみせる。自分の家の恒例行事をネビロスにやって貰うなんて何だかとっても素敵なことに思えて、ミアの心は弾んでくる。
美味しいご飯が食べたい、学校のテストが上手くいきますように、お姉ちゃんが欲しい……ミアのお願いごとを月はずっと叶えてくれた。
だから、今夜のお願いごとも絶対に叶う。
（ お月様……どうか、どうかネビロスさんが幸せでありますように ）
その隣に自分がいることが出来たら凄く嬉しいけれど、例えそうじゃなくてもネビロスが幸せであったら、きっとミアも嬉しくなれる。
「 何をお願いしたんですか? 」
ネビロスに聞かれて、ミアはにっこりと笑う。
「 もちろん、秘密です! 」
「 秘密ですか 」
そう言うネビロスの顔は残念そうにも、ミアを面白がっているようにも見えた。
「 人に言ったらお願いごと、叶わなくなっちゃうんです。あ、だからネビロスさんも言っちゃダメですよ? 」
そう言って再び月を見上げる。
月は相変わらず煌々と光っていたけど、ミアにはさっきの月よりもずっと綺麗に輝いているように見えた。
月に手が届かないように、ネビロスの心を射止めることなんて出来ないかもしれない。
それでも。
（ 今は隣にいられるだけで幸せだから ）
この時間を大切にしていこう。
いつか、美しい思い出の一ページになるように。
初出Twitter
そんな人々の中で月では無い地上のある一方向を見つめて動きを止めてる少女が1人。
「 ……何やってるの？ 」
「 ひょえっ!? あ、ウルさんか 」
ボーッと1人で突っ立っているミアの肩を後ろから叩いたのはウルリッカだった。
振り向いてみれば、そこには一緒に第4小隊のヘレナとユリィがいた。他隊といるなんて珍しいなと思ったが、そういえばヘレナという女性とウルリッカは同じ猟を営む仲間として仲良くなったんだっけ。と、過去の記憶を思い出して珍しい組み合わせを見る。
「 あの人がネビロス？ 」
「 そっ、そうですけどあんまり言わないで!! 」
野生の勘で的確にミアの見ている視線の先にいる男性の正体を当てたウルリッカに、ミアの顔が赤くなる。自分が分かりやすい性格なのは良く分かっているが、色んな人に恋心が明らかになるのはさすがに恥ずかしい。
「 ふーん…… 」
じーっとネビロスを眺めるウルリッカに、ミアは嫌な予感がした。まさか一目惚れしたんじゃないだろうか。ネビロスさん、かっこいいし。
ポンと再び軽く肩を叩かれた。叩いた理由はウルリッカの目が口程に物を言っていたからミアには良く分かった。この目は“ご愁傷様”だ。不釣り合いな恋なのはミアだって良く分かっている。それでも好きなものは好きなのだから仕方ない。
「 う、ウルさんだって好きな人いるんでしょ? 」
反撃のつもりで適当に出てきた言葉だった。鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたウルリッカは、少し考えた。
「 ……隊長? 」
「 ええ!? 」
ウルリッカの言葉に驚きを露にしたのはミアよりも何故かヘレナだった。隣のユリィは「 あーあ…… 」と頭に手をあてて溜息をついている。
「 い、いつからですの!? 」
両肩を掴んでガクガクとウルリッカを揺さぶるヘレナ。目が獲物を捕らえるような真剣なものになっていて、ちょっとだけ怖い。
「 それじゃ何も喋れないよ。離してあげな 」
それを呆れた顔をして止めるのはユリィで、ここだけ見ればユリィが歳上に見えるが、この中で1番の歳上は恐ろしいことにヘレナだ。
そして、ウルリッカの所属している第6小隊の小隊長といえばユウヤミ・リーシェルだ。
「 あの小隊長さん、とっても優しそうなお兄さんですもんね 」
いつも笑みを浮かべている温和そうなユウヤミの顔を思い浮かべてミアが言えば、ヘレナを止めようと四苦八苦していたユリィが手を止めて、可哀想な目でも見るようにミアを見た。
そういえば、前にユウヤミのことを言った時にもシリルに変な目で見られた気がしたが、あれは気のせいじゃなかったのか。何でだろう。どう見たって“優しいお兄さん”じゃないか。
「 ……隊長は的確な命令くれるから好き 」
ヘレナの手が止まって、ウルリッカが律儀に答えた。しかし、その答えは何だか望んでいたものと違ってミアは首を傾げる。
「 この間、知らない人に“第6の猟犬”って言われた。私が猟犬なら飼い主は隊長でしょ? だから、好き 」
「 それはただの悪口だと思うのですの!! 」
「 それで好きになる理論が分からん…… 」
好きな人の話から、ウルリッカに蔑称を告げた人物の正体に話が移っていったのでミアはそっとその場を離れた。そんな人間の正体、知りたくもない。
「 ミア! 何やってるの? 」
次にミアに飛び込んで来たのはテディだった。象牙色の髪がふんわりと揺れて、にっこり微笑む様は本当に可愛い女の子だ。実際は15歳の男の子だし、名前もセオドアというのだけれど。
「 えー、別に何もしてないよ 」
「 そうなの? 」
そう言いながらもテディの赤い目はミアではなくて、その視線の先にあった人物をとっくに捉えていた。
「 あー…… 」
そしてミアがモタモタしている理由に納得したような声を出されて、もうミアの恥ずかしさメーターは振り切れて死んでしまいそうなくらいだった。
「 でも、特に何もしてないなら、ボクとシリルと遊ぼうよ 」
「 えっ!? あ…… 」
腕を引かれてミアは困る。確かに今は何もしてないけど、やりたいことはあるのだ。
「 ほらー。他にやることあるから、ちゃんと言わなきゃ 」
本当は言い淀むミアの内心なんてお見通しのテディが、にこっと笑ってミアのほっぺを指でつつく。
「 ……ありがと、テディ。行ってくる 」
「 うん。いってらっしゃーい 」
今度こそ勇気を持ってずっと見つめていたネビロスとジークの元へ向かう。お団子を渡す、という大義名分はさっき使ってしまった。
ミアの足音に気付いた1人と1体が振り向く。
「 あの……ネビロスさん、ジークおじさま。隣いいですか？ 」
「 …構いませんよ 」
月光に照らされたネビロスは最高に格好良かった。
灰色の髪が銀色に発光して見えそうなくらいに。もしかして、月の化身か何かなのかもしれない。
「 お、お邪魔します! 」
そう言ったミアは―――ジークフリートの隣に座った。左から、ミア、ジークフリート、ネビロスの順になって、ミアの心の事情を知っているジークフリートは内心で首を傾げる。そしてミアにしか聞こえないように気を使って小さな声を出す。
「 おじさんは邪魔じゃないのか? 」
「 そんなことない! おじさまも居て! 」
ジークフリートの気遣いを無駄にしてミアは大きい声で返す。ついでに、離れようとしたジークフリートの腕に逃がさないとばかりに絡みついて離れなくなるものだから、それこそネビロスにやってやればいいのに……とジークフリートは思った。
「 お団子、美味しかったですね 」
「 そうですね! ロナさんとアサギさんの教え方が良かったからです 」
“とても良い月見団子”の件についてネビロスが触れると、そこで「 私が作ったからですね 」なんてアピールの出来ないミアは返事を大暴投する。ついでにロナとアサギがどれだけ良い素敵な人（機械人形）かなんて話してしまい、それを聞いているジークフリートの方がハラハラしてしまう。
「 おーい、自由業ー! 」
そんな時、ジークフリートに救いの女神から声が掛かった。
呼び方はおかしいがユリィが自分のことをそう呼んでいることを分かっているジークフリートは、ミアに「 悪いな 」と言ってさっさとユリィの元へ行ってしまった。
「 あ…… 」
さすがに呼ばれているのを止めることも出来ず、ジークフリートを見送ることしかできないミア。
2人きり（実際は屋上には沢山の結社の人間がいるが気分的には、だ）になって、思わず沈黙する。
「 ……月が綺麗ですね 」
沈黙を破り口を開いたネビロスは穏やかな笑みを浮かべて月を見上げている。その横顔を見つめているだけでミアは胸がギュッとなる。
「 本当、きれいですね 」
ネビロスさんが。
言いたかった後半部分は飲み込んだ。
ネビロス・ファウスト。ミアの大好きな医療班のお兄さん。
奥さんと機械人形のお子さんを亡くして結社に来た人。
こんな素敵な人に愛された奥さんは、ネビロスに良く似合う素敵な人だったんだろう。きっと、ミアなんかじゃ勝負にもならないくらいの。
月の光を浴びて、何だかミアは泣きたくなってきた。目の表面が潤んでくるのを感じて、ぎゅっと目を瞑る。泣くなんて自分には似合わない。
「 あ、そうだ! 」
目を開けると、努めていつも通り明るい声でミアは笑う。
「 ネビロスさん、知ってますか? 満月にお願いごとをすると叶うんだって、ママが言ってました 」
それはフローレス家のちょっとした恒例行事だった。家族3人で、お姉ちゃんが来てからは4人で月を見上げる楽しかった時間。もう二度とそんな時は訪れないけれど。
「 お願いごと、ですか? 」
「 そうです! こんなにきれいな月なんです! 絶対にお願いごと叶いますよ 」
目をつぶり、胸の前で手を合わせて祈るという動作をネビロスにやってみせる。自分の家の恒例行事をネビロスにやって貰うなんて何だかとっても素敵なことに思えて、ミアの心は弾んでくる。
美味しいご飯が食べたい、学校のテストが上手くいきますように、お姉ちゃんが欲しい……ミアのお願いごとを月はずっと叶えてくれた。
だから、今夜のお願いごとも絶対に叶う。
（ お月様……どうか、どうかネビロスさんが幸せでありますように ）
その隣に自分がいることが出来たら凄く嬉しいけれど、例えそうじゃなくてもネビロスが幸せであったら、きっとミアも嬉しくなれる。
「 何をお願いしたんですか? 」
ネビロスに聞かれて、ミアはにっこりと笑う。
「 もちろん、秘密です! 」
「 秘密ですか 」
そう言うネビロスの顔は残念そうにも、ミアを面白がっているようにも見えた。
「 人に言ったらお願いごと、叶わなくなっちゃうんです。あ、だからネビロスさんも言っちゃダメですよ? 」
そう言って再び月を見上げる。
月は相変わらず煌々と光っていたけど、ミアにはさっきの月よりもずっと綺麗に輝いているように見えた。
月に手が届かないように、ネビロスの心を射止めることなんて出来ないかもしれない。
それでも。
（ 今は隣にいられるだけで幸せだから ）
この時間を大切にしていこう。
いつか、美しい思い出の一ページになるように。
初出Twitter
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