Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でミア68件見つかりました。

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毛玉花月/燐花

 エミールがペペローネを軽く抱っこし、ミアが膿盆、つまり医療用のトレイを抱えてスタンバイする。促されるままエミールはペペローネの足を掴むとフユの方に差し出す。フユの目からは先程のキュゥゥウと絞る音がまた響いた。  ピンセットで肉球にあった棘を摘むと、あっと言う間にそれを除去してしまう。続いてエミールがペペローネの顔を押さえて向けると、痛々しく顔に刺さっていた棘もあっという間に除去してしまった。機械人形は人間と違い下手なデータインプットがされなければ手先の器用さは一定の水準を確保できる。こう言う時は下手に…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cc%d3%b6%cc%b2... - 2022年02月12日更新

之は蝶の羽ばたきとなるか?/べにざくろ

誓うタイガなのであった。 *タイガとミアとフユとヒギリ  廊下を歩いていたタイガは、その聞こえてきた音に思わず足を止めた。  タイガの足を止めたのは電子ピアノの音だ。どこから聞こえて来るのだろうかと好奇心のままに足を進めれば、何やら2人分の歌声も聞こえてくる。  照れたような歌声と、&ruby(マス・サーキュ){機械人形}らしい狂いのない歌声の音源は休憩所からで、タイガはひょっこり顔を覗かせる。 「ひょえっ!?」  歌声が止んで、代わりにタイガの耳に飛び込んできたのは間の抜けた少女の声。声を発したのは…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c7%b7%a4%cf%c4... - 2022年02月07日更新

Let's stay together./べにざくろ

。  そんな事を思いながらテオフィルスはミアの淹れたハーブティーを大人しく啜る。ハーブティーは「施術後は骨格の可動域が広がって筋が柔軟になっているから血流が良くなるんだ。この時に流れる老廃物を水分摂取することによって、体外に排出するのを促してあげる事が大事でな……分かるな?」とのジークフリートの一言で出てきたのだが、淹れてくれたミアはテオフィルスが話しかける間もなく別の場所へ行ってしまった。  テオフィルスはミアと何度か顔を会わせているのだが未だにマトモに会話をしたことはない。それはテオフィルスの性への奔…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Let%27s%20stay%... - 2022年01月29日更新

フローレス家

**Personal Data 名前:ミアの父 容姿:茶髪(ミアと同じ)に茶色の目。大きな熊のような身体 性格:真面目で無口 名前:ミアの母 容姿:金髪で水色の目(ミアと同じ) 性格:のんびり屋さん 歳の差15歳(父が年上)の夫婦。 **Machine data 名前:ララ 男型or【女型】or無性型 誕生日:2月22日 性格:冷静沈着。常に丁寧語。 髪色:暗い桃色 瞳色:水色 身長:165cm 設定年齢:20歳 詳しくは[[Twitter>https://twitter.com/g_A3B…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d5%a5%ed%a1... - 2022年01月29日更新

ブルーローズ/燐花

無理をしたいお年頃の様だ。 「や、やだ!ミアったら!すみませんお兄さん、びっくりしちゃったわよね?」 「い、いえ…」  気を遣って辞典を取ろうとしたら取られまいとしがみつかれたのに驚いただけで。  辞典を女の子に返し、頭をぽんぽん撫でてやる。女の子は少し恥ずかしそうにはにかむと母親であろう女性の後ろに隠れてしまった。 「…娘さん、お花詳しいんですね」 「ふふ、ええ。このお店は私達夫婦で営んでるんですけど、小さい頃からお花に囲まれてたからか今ではすっかり辞典を片手にお客さんに花言葉を披露したり…ねぇー?」 …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d6%a5%eb%a1... - 2022年01月24日更新

愛は哀とて藍の如し/涼風慈雨

ォイドが出勤しない事を訝しんだ医療班からミア・フローレスがヴォイドの部屋の前に来ていた。  「無断欠勤は社会人としてあるまじき事」とアペルピシア・セラピアが危うく雷を落としそうになったのは少し前の事。アペルピシアはスレイマン・アスランに諌められ、ミアは様子を見ていたアキヒロ・ロッシから部屋まで行って様子を確認して来て欲しいと言われたのだった。  ヴォイドの部屋に行くまでに数回電話をかけたミアだったが、ヴォイドが出ることはなく、最後には「おかけになった電話は電波の届かない場所にいるか電源が入っていない為かか…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%cf%b0... - 2021年09月10日更新

○○をしないと出られない部屋

もに10分顔を挟まないと出られない部屋(ミアとネビロス) 「 あれ? 」  ミアは我が身に起きた異変に気付いて、空の青を彷彿とさせる目をパチパチと&ruby(しばた){瞬}いた。  今の今までマルフィ結社の自分の部屋で愛読雑誌「ロリポップ」を読んでいたはずなのに、気付いたら全く知らない部屋にいた。床も壁も天井も白いだけの謎の部屋である。ミアの手にさっきまで持っていたはずの雑誌は無い。そして何故かマルフィ結社に来てから着た覚えのないクローゼットに仕舞いっぱなしになっている休学中の高校――ラシアス高校の制服を…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a1%fb%a1%fb%a4... - 2021年12月11日更新

はじめになまえありき/べにざくろ

のクロエが語った総務班の朝の一幕を聞いたミアは、口の中に入れていたトマトクリームの&ruby(ジュ・バツ){汁麦}をごくんと飲み込んだ。対するクロエは同じ赤い&ruby(ジュ・バツ){汁麦}だが、こちらはトマトではなく唐辛子の赤である。 「『大事なものに名前』かぁ……」 「ミア。ネビロス氏にやろうと考えてますね?」 「えっ!? 何で分かるの!?」  クロエの言葉に茹でた蛸のように赤くなるミアにクロエはニヤリと笑う。 「友人ですからね」 「クロエちゃん、かっこいい!」 「まぁ、やるのは勝手ですし、そのまま外…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%cf%a4%b8%a4... - 2021年11月09日更新

I'm not as strong as you think./燐花

くれたでしょ?」 「そうですが」 「私、ミア・フローレスです!医療班に所属してます!」 「ああ…よろしくお願いします、フローレスさん」  そう返すと嬉しそうににこにこ笑うミア。とりあえずよろしく、と返事を返したがどうにも仲良くした事の無いタイプの女の子だなぁとクロエは思った。 「ところで…それ、凄い色のご飯だね…」 「ああ、とうがらしラーメンですよ。私はこれを豪快に大口で啜ってその後に牛乳を飲むのが好きです」 「牛乳…?本当だ!もう瓶二本も空けてる!そっか…だからクロエちゃんそんなに背が大っきいんだね!あ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/I%27m%20not%20a... - 2021年10月30日更新

幸せの重さを背負う/燐花

「ネビロスさん…?」  ベッドで寝ていたミアに声を掛けられネビロスは我に返る。直前まで見せていた暗い顔を何とか取り払い、努めて優しい顔でミアに向き合った。 「おや…?起こしてしまいましたか?ミア」 「ネビロスさんこそ…いつ起きたんですか…?」  ミアと恋人同士になってから定期的に互いの部屋で夜を過ごす様になった。とは言え一緒にお茶を飲んだり仕事の確認をしたり、偶に無理無い程度に晩酌をしてみたり。  キスをするのにやっと慣れてくれたミアと口付けを交わしたり様子を見つつ体に触れる事はあれど、まだ一線は超えてい…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b9%ac%a4%bb%a4... - 2021年09月26日更新

嵐を呼ぶ女/べにざくろ

問題大アリよ!! 2人共、絶対にそれはミアには言っちゃダメだからね!! 」 *コーヒーの中の嵐  しかし、世の中は上手くいかないのが常というもので。 「 ウルさんに胸を……? 」 「 凄く驚いたし、何だか怖かった 」  翌日には&ruby(ドレイル){医療}班の部屋でヴォイドが先日の驚いた話として、それを既にミアへと話していた。無論、驚いたという話だけで男性陣というギャラリーがいたことは話していない。 「 わー、良いな。私もヴォイドさんの胸、大きくて素敵だから触ってみたいです 」  素直なミアの目に…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%f2%a4%f2%b8... - 2021年05月30日更新

嵐の余波/燐花

み''が多分現役だろうとあろうことか''ミア・フローレス''に言ってしまいました。 「全く人を遊び人みたいに…ミアさんにはこれでも紳士で格好良いお兄さんで通ってるんですよ?人事部でも見抜いてしまわれたナシェリさん以外からは人畜無害な男で通っていると言うのに…」 「そこは事実だろ…むしろお前結構派手な女と遊んでる割によく噂にならねぇよな…」 「ホテル行く時もありますが何故か私の自室、あまり人と行き合わない様なところにありますからね。全く、貴方一人がファウストさんに目を付けられて終わる筈が…死なば諸共で私まで…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%f2%a4%ce%cd... - 2021年06月10日更新

愛の日は一日にして成らず/べにざくろ

女性かぁ……難しいよ 」 「 良いのよ、ミアちゃん。無理に変わろうとしないで、ゆっくり変わっていけばいいの 」  母が沢山の薔薇を剪定しながらミアに言い聞かせる。その奥では父が穏やかな顔で母の言葉に頷いていた。  2月14日はカンテ国では愛の日。最近では製菓会社のマーケティングが上手いのかチョコレート菓子を贈る人が多いけれど、まだまだ花業界だって負けていない。特に人気のある花は一輪でも見栄えのする薔薇の花だ。  だから、2月になるとお店には特に薔薇を多く並べる。その薔薇を手にとる客の思いは千差万別だ。片想…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年09月18日更新

meilleure amie!/べにざくろ

あれ? 」  洗面台の鏡に写ったクロエがミアと一緒に首を傾げる。  頬っぺたを抓れば夢ではないということを示すように痛いし、やっぱり鏡の中のクロエも頬っぺたを抓っていた。 「 私、クロエちゃんになってる? 」  ペタペタと両手で顔を触りながらミアは呟く。目の端に入ってきた髪の毛を見れば、ミアの見慣れたビスケットのような平凡な茶色い髪ではなく綺麗な濃い紫だった。間違いない。これはクロエの髪の毛だ。 「 わー、クロエちゃんの髪の毛やっぱりサラサラだー 」  以前から触ってみたかったがチャンスを失っていたクロエ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/meilleure%20ami... - 2021年08月22日更新

その花は恋の炎に抱かれて/べにざくろ

話しかけようとする、その時だった。 「 ミア。処置があるのだからお喋りはそこまでです 」 「 ごっ、ごめんなさいっ! 」  水道で時間をかけすぎて灰色髪の男性――ネビロスが2人を呼びに来てしまった。ミアと呼ばれた少女が慌てた様子でネビロスに向かって頭を下げるものだから、思わずダリアも彼に向かって軽くではあるが頭を下げてしまってネビロスが笑みを浮かべる。 「 この子に言っただけですから。えっと……そういえばお名前をお伺いしてませんでしたね 」 「 えっ、あっ、だ、ダリアです……ダリア・ダールと申します…… …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%bd%a4%ce%b2... - 2021年08月15日更新

私はゼピュロスにはならない/燐花

何なのか知りたくなった。 「あ、そうだ…ミアさん…」  明日は勤務日だから会えたら聞いてみよう。彼女は花に詳しかった筈だから。そう思いながら煙草の火を消し、部屋に戻る。玄関を開けると点けた覚えのない灯りが灯っており、先程置いてきた彼女が目を覚ましたのだと理解した。 「(ああ…起きたんですね)」  寝起きだし&ruby(・・・・){そう言う}気分でもある。ポケットに手を入れゴムの在庫を確認すると部屋に進んだロードはその光景に目を見開いた。 「あ!もーどこ行ってたのー?」  割と地雷率が高いので普段は避けてい…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%bb%e4%a4%cf%a5... - 2021年08月08日更新

しっちゃかとめっちゃか/燐花

ミアの誕生日を祝して〜」 「納涼、怖い話大会…」  テディとシキが司会の音頭を取る。ロードは影のある笑みを見せ、イオは悪い顔色をより一層悪くする。彼は「何故このメンバーの中に自分が居るのだろう?」と不思議そうな顔もした。ミアは青い顔で震えているし、テオフィルスは「度し難い」と言いたげな顔をした。 「…二、三突っ込んで良いか?」  そして、無事変な顔になったテオフィルスは司会二人にツッコミを入れる。 「誕生日を祝しての前置きがもう意味分かんねぇし、この真冬に納涼の言葉は辞書で調べろだし、どうにもやっつけ感…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%b7%a4%c3%a4... - 2021年07月23日更新

チチトーーク!と言ってはみたものの。

社内のどこかも分からない部屋に集められたミア、ウルリッカ( 以下・ウル )、セリカ。 シリル「 あら、女子会ってなると案外、人数寂しいわね 」 セリカ「 サブキャラ的な子は多いんですけどねぇ 」 (サブキャラ→ロード親衛隊ABC、ダリア&ジニア) シリル「作ってた女の子の設定、ルーに流用(牧場の子)しちゃったものね」 ウル「シキに登る系女子だよね」(キャラシ見ながら) シリル「それウルちゃんで良いかとなっちゃったものね〜」  ニコニコと笑ったシリルは笑みをニンマリしたものへと変える。 シリル「それで? 恋…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c1%a5%c1%a5... - 2021年07月20日更新

バイオレットノスタルジー/燐花

カでーす…」  サカしか合ってねぇ。 「ミア・フローレスちゃん、だよね?」 「フ、フルネームで覚えてくれてたんですか!?」 「俺人の顔と名前覚えんのは得意なのよ。可愛い女の子なら尚更ね」  そう言われてミアはつい先日の事を思い出す。誕生日、ネビロスと共にナラ下のモニカの行き着けの店「ならの木」モデルとも言えるカミナリに飲みに行った際、あろう事かナンパをして来た男がいた。最初こそ警戒したが、彼の巧みな話術に徐々に引っ張られていき、気付けば彼のペースに乗せられ、剰えそれも悪くはないかな?と思ってしまう程。  …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d0%a5%a4%a5... - 2021年04月07日更新

落花流水薔薇の花/燐花

あるメモを見てふっと笑みをこぼす。今日はミアの誕生日。そして今日、想いを伝えようと決めた。 「ミア……」  カレンダーに書かれた彼女の名前を愛おしそうに口にする。その瞬間、亡くなったルミエルの顔が頭に強引に割り込む様に現れた。 「んぅっ…!」  頭が割れる様に痛い。最近あまり彼女の事を思い出したく無い理由にそれがあった。  診てももらった。だが、別段理由らしい理由が見付からない。おそらく心因性のものだと言われ、治そうにも治せない。  ネビロスは目に涙を浮かべる。いつだって頭痛を伴うルミエルは、死んだあの瞬…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%ee%b2%d6%ce... - 2021年03月06日更新

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