Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でロード92件見つかりました。

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incredibile!/燐花

予定の確認に行ったセリカがその場に居たクロードウィッグに彼女用に予定表の拡大コピーも頼んだ瞬間そんな声が聞こえて来たのだった。 「うーん…私最初ワシレフスキーさんって良いなって思ってたんだけど、彼オタクっぽいじゃない。私、オタク趣味はパス!絶対趣味合わないから窮屈になりそうだし、窮屈にもしちゃいそう」  声の主は社内人事課のエーデル・カルンティだった。ワシレフスキーと言えば保育部の先生だろうか。セリカがあの歳の割に若々しく少し幼い顔立ちとふわふわした茶色い髪が可愛らしい男性を思い浮かべていると、次に同じく…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/incredibile%a1%... - 2022年02月08日更新

月下美人に例える程格好良くは無い/燐花

た四人で昼食を摂った時に話をした人事部のロード・マーシュが何故かニコリネに用があると言って来たのだ。エフゲーニはそんなニコリネの反応を少し妙な目で見た後ロードの応対をした。 「……見ての通りの元気さであそこに居ますけど」 「うふふ、すみません。少し彼女をお借りして良いですか?ほんの数分で良いんです」 「ええ。長話にさえ気をつけてくだされば」  そう言って手招きをされたのでニコリネはよろよろと覚束ない足のままロードに近付く。  あれ!?私マーシュさんに何かしちゃったのかな!?とんでもない無礼を働いて、とんで…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b7%ee%b2%bc%c8... - 2022年01月28日更新

ブルーローズ/燐花

手としてキンバリーと共にラシアスに赴いたロード。普段なら立場上一人になる事は無いので家で待つヴォイドに連絡を入れるなんて事は出来ないのだが、この日はキンバリーとボスが同じタイミングで各々トイレ、タバコと席を外し、ロードは車に一人残された。好機とばかりにヴォイドに電話を掛ける。出先から連絡を入れるなんて恋人の様で良いじゃないか。  何回かの呼び出し音の後、用心する様なヴォイドの声がロードの耳に届いた。 「もしもしヴォイド?私です…」 『え…?今、外じゃ…?』 「ええ。外ですよ。それがラッキーな事に同じタイミ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d6%a5%eb%a1... - 2022年01月24日更新

パパと娘とお風呂と成長/燐花

にリアムを待っていた時に現れたギャリーとロード。リリアナにとっては二人とも『優しくかっこいいお兄さん』に見えるのだが、腕に抱えていた箱を渡してくれたその時ばかりはギャリーの姿はとても格好良くて素敵な王子様の様に見えた。 「これがバスボムなの!?」 「うん、そうだよ!しかもお兄ちゃんの手作りだぜ?」 「そうなの!?バスボムってつくれるの!?」 「おう、お兄さん頑張ったんだからー。パパと気持ち良く楽しんでくれや」  マルフィ結社の寮に設置されているのは基本的にはシャワーである。しかし、だからと言って一生シャワ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%d1%a5%d1%a4... - 2022年01月08日更新

君の悩みを聞かせて/燐花

かないんだから…」  容疑者一、人事部のロード・マーシュ。  彼はウルリッカの兄であるアルヴィ・マルムフェの結社加入時に色々と働きかけた人間であるらしいが、その縁あってかマルムフェ兄妹とはそれなりに距離が近い。 「私もシキとクロエと言う手の掛かる二人がいるんで余計そう思うんですがねぇ…心配してくれる人のところにはちゃんと顔を出しに行ってもバチは当たりませんよ?」 「分かってるよ…お兄ちゃんに『顔見せに来る様言ってくれ』って言われたの?」 「いいえ、これは私の個人的なお節介です」 「もう…」  流石に彼に恋…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b7%af%a4%ce%c7... - 2021年12月30日更新

男だらけの飲み会にて/燐花

あるあのオタクっぽい彼だろうか。名前はクロードウィッグ・ケレンリーと言ったか。何とも仰々しい名前だ。しかし、彼のあの陰気なオタクっぷりが自分と合わなそうでもし本当に来たらどうしようかとテオフィルスは頭を抱えた。実はクロードウィッグ、オンラインでは偶然にもテオフィルスと同じ「セーラ・マリン・ポラリスを愛する者」として活発な動きを見せており、何ならオンラインでは見知った仲ではあるのだがそれはまだ彼の知るところでは無い。  さて困った。タイガと飲むのは楽しいが、意外にも彼の交友関係の範囲内では自分が彼と同様に仲…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c3%cb%a4%c0%a4... - 2021年12月23日更新

愛は哀とて藍の如し/涼風慈雨

 殴りかからん勢いで転がり込んで来たのはロード・マーシュだった。 「ヴォイドが部屋に戻った形跡が無い上に誰か侵入した形跡があっておかしいと思っていたら……!」  焦りと怒りの炎を背負ったままツカツカと入ってくると何とか冷静に話そうと息を吸ったり吐いたり繰り返すロード。だが、わなわなと震える拳は収まらない。 「妙な事件の話を小耳に挟んで居ても立っても居られなくなったんですよねぇ……!」  行き場のない感情を拳に変えて鋭く壁に打ち込むロード。天井からはパラパラと埃が降り、打ち込まれた壁は見事に陥没していた。 …

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%cf%b0... - 2021年09月10日更新

生まれ落ちた喜びを知る/燐花

い。そんな事を考えていたら、続いて珍しくロードと行き合った。 「あ、ロード?珍しいな、こんなところに居るなんて」 「うふふ、少し早めに昼食を摂ったんですよ。これから加入志願の方をコクシネルまで迎えに行くので」  ところで、今日はめでたいですねぇ。  そう言いながらゴソゴソ懐を漁ったロードは、周りを見回すと用心深げに体をテオフィルスに近付け、そっとディスクの入った真っ白いパッケージの何かを差し出した。何だか、岸壁街で見たヤクの密売を思い出す。そしてこれ、パッケージは白く感じたがおそらく既存の物を裏返して入れ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c0%b8%a4%de%a4... - 2021年12月12日更新

○○をしないと出られない部屋

踊りをしないと出られない部屋(ヴォイドとロード) 「裸踊りをしないと出られない部屋ですか…」  見知らぬ部屋の中で目覚め、その部屋の概要を知ったロードがポツリと呟く。彼のすぐ近くでは愛しのヴォイドがすやすやと眠っている。ロードは眠る彼女に一瞬手を伸ばし掛け、しかし引っ込めるとゆっくりと窓も扉も無いその部屋を見つめた。 「密室、集められたのはかつて良い仲だった男女、指示内容は裸踊り──つまり、この誰にも邪魔されない空間で裸で踊る様に乱れろと……それはつまりもうセッッッ」 「おい」 「おやおやヴォイド、お目覚…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a1%fb%a1%fb%a4... - 2021年12月11日更新

Smaklig maltid!/べにざくろ

を交わす黒髪に黒スーツの男だ。  彼――ロード・マーシュも人事部の人なのだと最初にタイガに紹介されたが、サリアヌといいロードといい只者ではない大人な雰囲気が漂っていて何でこんな立派な人達がタイガと仲が良いのだろうとニコリネが内心で首を傾げたのは言うまでもない。もしかしたらタイガが一方的に懐いていて「はいはい、仕方ないですね」と付き合ってくれているのかもしれないが。あ、どちらかといえばその方が真実っぽいかも。ニコリネはタイガには失礼な結論を生み出して勝手に納得した。  その時、ニコリネの視線に気付いていたロ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Smaklig%20malti... - 2021年12月08日更新

未完成リーベスリート/べにざくろ

#contents *勝った女、負けた男 「 ねーえ、テオ。首絞めって気持ちイイのよ? 」 ( 良くねぇよ! 胸糞悪い……二度と行かねぇ )  客に絞められた首を労りながら、テオフィルスは我が家への帰路を歩いていた。手には報酬の他に女から恵んでもらった食事を入れた袋がぶら下がっている。  此処は岸壁街の下層。家も持たない薄汚い子供が道端でテオフィルスの持つ袋を羨望の目で見ているが、その視線を受け流してテオフィルスは歩く。  テオフィルスを待つ人はいないけど、彼には帰る家があった。家と言うほど立派な建物で…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cc%a4%b4%b0%c0... - 2021年01月13日更新

罪深き犬達の話/べにざくろ

届く。  おかしい。&ruby(兄貴){ロード}が使った時はこんな音はしなかった。  シキは僅かに眉根を寄せて電子レンジを見つめるが電子レンジに何ら変わったところは見られないように思われて、気のせいだと思うことにした。きっと電子レンジに対して緊張し過ぎているせいで大したことの無い音が大きく耳に届いてしまったのだろう。  やがて電子レンジの活動終了を告げる音が鳴る。  何だ。無事に出来たじゃないか。  達成感で顔の筋肉を和らげながらシキは電子レンジの扉を開けた。そして&ruby(・・・・・・・・・・){アル…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ba%e1%bf%bc%a4... - 2021年12月04日更新

I did it!/燐花

ートする役を長年保護者代わりを勤めてきたロードが担うのだが、彼女を手渡される時どんな恨みがましい顔をされるか分からない。 「いくら何でも大丈夫でしょう。くそ兄さんもアレで今や立派に父親やってるんですから」とはクロエ曰くだが、今どんなに立派に父親をやれているからと言ってそれはそれ、これはこれな気がする。 「ま、まあ…流石に無いか…一応結婚自体は許してくれたし…」  しかし、嫌な予感の方が的中し、式が始まってクロエの腕を取りながら歩いて来たロードはルーウィンを視界に入れると彼にしか分からない殺伐とした空気を発…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/I%20did%20it%a1... - 2021年11月01日更新

Insufficient sleep will keep you from doing a good job. /べにざくろ

眠る3人は[[左からシキ・チェンバース、ロード・マーシュ、クロエ・バートン>https://twitter.com/rinka_creation/status/1449998528835559424?t=NeWR8rgKredi2LN1WkaQPQ&s=19]]という班は違うものの良く一緒にいることが目撃されることの多い組み合わせであった。シキとクロエがロードに寄りかかって寝ていて、正直なところロードはとてつもなく眠りにくそうなのだが大丈夫なのだろうか。 「そうだ」  何かを思い出した様子のウルリッ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Insufficient%20... - 2021年10月31日更新

I'm not as strong as you think./燐花

 細い身体で意外と重い物が持てるのか、ロードはクロエの着替えの入ったトランクを軽々持ち上げ部屋に運んだ。ミクリカで売れる物は全部売り切り、クロエがマルフィ結社に持ち込んだのは僅かな私物のみ。ロードは女性にしては少ないその荷物量に驚いた顔をしていた。 「それにしても…このトランクも大分軽いですねぇ…」 「ほぼ下着と靴下と僅かな私服しか入って居ないんで」  ほら、とクロエがトランクの鍵を開けると中から同じ様なデザインの下着、靴下、カジュアルなシャツやパーカー、パンツが出て来る。スカートは無く、機能性を重視し…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/I%27m%20not%20a... - 2021年10月30日更新

Misfortunes never come alone/べにざくろ

うよね、シーリア 」 「 そうね、私達がロード様に会わなくて五日だもの。間違いないわ 」  暗くどよんとしたまま自分のデスクに座るタイガをチラチラと見ながら、ロード親衛隊の女子三人衆はヒソヒソと話す。  休日を終えてから、タイガの調子がおかしい。  情報提供者( エーデルの母である )の話によると、どうやらタイガは&ruby(マス・サーキュ){機械人形}の暴走に初めて巻き込まれたのだという。  それを聞いて既に暴走する&ruby(マス・サーキュ){機械人形}の恐ろしさを経験したメンバーはタイガに同情的だっ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/Misfortunes%20n... - 2021年10月09日更新

教育に悪いマルフィ結社/べにざくろ

がとうございました 」 「 ありがとう、ロードおにーさん 」  父親に続いてお礼を言ったリリアナに、リアムは男の名前がロードということに気付く。  そういえばこちらも名乗っていないし、まだ男の名前を聞いていない。 「 私は総務班のリアム・シュミットと申します。失礼ですが貴方は…… 」 「 これは失礼。人事部のロード・マーシュと申します 」  ロードの言葉にリアムは疑問を抱く。  マルフィ結社の全体を取り仕切る総務班と名前の通り人事を司る人事部は連携をとることも多く、マルフィ結社に来て日の浅いリアムでも何度…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b6%b5%b0%e9%a4... - 2021年10月02日更新

星に願いを/燐花

?」  外回りにでも行くのか、鞄を持ったロードが現れる。テオフィルスは座った目のまま「黒狐野郎…」と呟いた。 「うふふ、貴方からその呼び方をされるとは思いませんでしたねぇ。で、こちらの可愛らしいお子さんは?」 「…呼び方はこの間ウルちゃんから聞いたんだよ…この子は色々あって今日俺が保護した」 「別に不名誉では無いですがちょっとモヤっとするのでその呼び名は控えていただけると嬉しいですねぇ。ところで…」  ロードは赤ん坊の顔を覗き込む。涙と涎でぐちゃぐちゃになりながらも泣き止む兆しが見えない赤ん坊とぐったりし…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c0%b1%a4%cb%b4... - 2021年09月20日更新

嵐の余波/燐花

ふふふ…」  特徴的な笑い声しか上げないロードが目の前にいる。さっきからその笑い声しか上げていないので、テオフィルスはその都度背筋に悪寒を走らせながら目線だけは遠くへ逃がしていた。 「な、何だよ…?」 「うふふふ…ねぇ、メドラーさん」 「…あぁ?」 「私が『男もイケなくは無い』って事は…過去に貴方に話しましたっけねぇ…?」  冗談なのか本気なのか、そんな言葉を口走りながら距離を詰めるロード。テオフィルスは最早バランスを保って立っているが精一杯で、後は彼から視線を逸らしまくる以外現実的では無かった。 「そ、…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%cd%f2%a4%ce%cd... - 2021年06月10日更新

愛の日に恋の自覚を君に/燐花

うかと喫煙所を見るといやに嬉しそうな顔のロードが目に入った。彼も彼でモテるだろうし、まだ出社前だがもうこれから貰う予定のお菓子の事を思ってニヤニヤしているのだろうか。 「おや?何か?」  ギャリーの視線に気付いたのか、ニヤニヤを特に隠すでもなくロードは声を掛けてくる。ギャリーも気怠さを隠す気はさらさら無く、そんなロードに近付いた。 「…おはよ…」 「おはようございます。気持ちの良い朝ですねぇ」 「…そう?」 「ええ。こんな日はいつも以上に推しが尊くてご飯が美味しいです」  がさりと音がしたので下を見る。貰…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年08月28日更新

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