Twitter創作企画「薄明のカンテ」のまとめ。世界観の説明に始まり、小説・イラスト・漫画・音楽その他、創作企画で生まれた作品を掲載する場所。

タグ検索でタイガ49件見つかりました。

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愛の日に初めての気持ちを君に/燐花

やたら気になる男性が急速に頭を過る。  タイガ・ヴァテール。人事部の男の子。普段はヒギリの事をモナルダさんと呼び、若いのに丁寧語で紳士的に話し掛けてくれる青年。  正月明けてすぐ。死屍累々と転がる酔っ払いを避けつつ突き進んだ食堂。着くなりノエに「主人を起こしてもらえるか」と頼まれて何気なく二つ返事で了承し、ヒギリは彼の主人であるタイガを起こしに行った。  そしてそこで聞いてしまったのだ。酔っ払って寝惚けているタイガの口から「 ヒギリちゃんがご飯いっぱい食べる姿、最高にかわいい 」と言う言葉が出るのを。 「…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b0%a6%a4%ce%c6... - 2021年02月11日更新

放課後の様なぼくら/燐花

反感を買ったら元も子もない。それを聞いたタイガはピンと来たのか「分かりやすい圧も加えれば良いんじゃない?」と、試験的に調達班の巨人ことシキを加えた。  ユーシン、シュオニ、テディとその中に一際大きなシキを加えた四人。並ぶと他三人が小さく見える程、シキは異様に大きい。 「またずば抜けてデカイ…」  もしかしたら結社で見た誰よりもデカイんじゃないかと言う体躯。テディはいつもの感じでもう慣れてしまい気付いたらおんぶされている。  シキは大きな体をゆらりと動かすと(テディが乗っているから余計大きく感じる)ユーシン…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ca%fc%b2%dd%b8... - 2021年01月03日更新

テンポ・ジュスト/燐花

タイガはミサキ・ケルンティアが好きではなかった。敬愛するロナと距離が近しいと言うのもあるし、信じられないくらい愛想が悪い。高圧的だとか他にも色々理由はあるが、それ以上にトラブルの末に辞職者を出す彼女が苦手だった。 それは感情的な話も多々あり、それはそれとして実は医療班にも少々厄介な人間がいる事に気が付いた。 「何だよこの人…十六日連続出勤!?」 とんでもなかった。人事部社内人事課としてはこんな無茶な勤務をしている人間はあってはならないし、こんな勤務数で彼がベストなパフォーマンスをしてくれるなんて到底思えな…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%c6%a5%f3%a5... - 2021年01月18日更新

マルフィで朝食を/べにざくろ

き見仲間に問いかけるのは、部屋の持ち主のタイガだった。キッチンの広いタイガの部屋を貸して欲しいとロードに頼まれ、一時的に部屋を貸出中なのだ( ロード本人の部屋ではヴォイドを招いたところで入らないという悲しい事実があるのだが、タイガが知る由もない )。そんなタイガに問い掛けられた苔色の瞳のノエは至って真面目な顔で「 そうかもしれませんね 」とだけ答える。 「 何かさ、ロードさんの言い方って大人っぽくてかっこいいね 」 ( いいえ、タイガ。あれは大人っぽいではなくて猥褻とか&ruby(ひろう){鄙陋}というの…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a5%de%a5%eb%a5... - 2021年01月17日更新

あっちむいてほいをしないと出られない部屋

INNER ロナ・サオトメ!! **タイガvsミアの場合 「 あっちむいてほいをしないと出られない部屋です…? 」  部屋にあった画面に浮かぶ文字を、タイガとミアは狙ったわけでもないのに同時に声を揃えて読み上げていた。 「 怖いものじゃなくて良かったですね、タイガ君! 」  既にやる気満々のミアはそう言って拳を構える。 「 そうだね 」 ( これ、何回勝負なんだろ…? )  そんな疑問を抱きつつも、特にやらない理由もないのでタイガもミアに合わせることにした。 「 じゃーんけん、ぽん! 」  タイガがパ…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%a2%a4%c3%a4... - 2021年01月10日更新

君は無慈悲な小さな女王/べにざくろ

満大会に参加しないで淡々と仕事をしていたタイガは、鮮明に思い出せるアサギの姿を脳裏に思い浮かべる。  緑色の髪を一つに纏めて垂らし着物を纏ったアサギは、刀が良く似合う涼し気な目元の美しい機械人形だった。刀剣の類が好きなタイガとしては見逃せない存在である。  しかしながら、アサギは大人しそうな見た目とは裏腹に戦闘が始まってしまえば誰の言葉も聞かないし何でも壊す、とんでもない設定の機械人形でもあったのだ。風の噂によると既に経理部が頭を抱えているらしい。  人は見た目で判断してはいけない。  機械人形は、もっと…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%b7%af%a4%cf%cc... - 2021年01月10日更新

叩け!ピニャータ/燐花

きてってば」 「ンだよこんな時にそんな…タイガみてぇな喋り方して」 すると、目の前のヴォイドの顔が途端にカラフルになってまるで百面相みたくころころと変わる。そしてカシャッ!と切り替わり音が響いたと思ったらその顔はヴォイドではなくタイガになった。 「タイガみてぇなって言うか、オレだよタイガだよ!起きて!」 「うわぁぁぁぁあっ!!」 目の前に広がるのは、空になった瓶。適当に買って適当に食ったつまみの中途半端な残り。 危うくタオルケットに絞め殺されるのではと言うくらい変な巻き付かれかたしてる俺の目の前にはその光…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%c3%a1%a4%b1%a1... - 2021年01月03日更新

さらば、ほろ苦き初恋よ/べにざくろ

とってはじめての恋のこと。  その日。タイガの初恋がマルフィ結社の食堂でプリンを食べていた。  お昼時を過ぎて人の減った食堂で運命の再会を果たしたタイガは一瞬悩んだものの、あえて堂々と初恋の人の前の席に座る。 「 誰だ? お前…… 」  空いているのに相席してくる見知らぬ人物を咎めたタイガの初恋の人は、デザートのプリンを食べる手を止めて低い男の声でタイガを睨み付ける。  しかし机の上にしっかりと自分の昼食を置いたタイガは彼に睨まれても動じずにニコニコと笑って彼を見た。そして、口を開く。 「 15年振り…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%a4%b5%a4%e9%a4... - 2020年12月07日更新

碧落ゲファーレン/べにざくろ

顔が更に満面のものに変わる。 「 ぼく、タイガ・ヴァテール、5歳! お姉さんは? 」 ( お姉さんじゃねぇんだけどな )  心ではそう思うものの、ツインテールに白ワンピース姿では女にしか見えないかと思い返す。  それに答えたくなかったが、このタイガという子供は答えないと会話が終わらないタイプだ。そう判断したテオフィルスは仕方ないので適当に名乗ることにした。 「 ミクリ 」  安直に思いついた偽名を告げる。  此処が『 ミクリカ 』なので『 ミクリ 』。別に苗字まで名乗らなくても、この幼児は怪しんだりはしな…

https://hakumeinokante.memo.wiki/d/%ca%cb%cd%ee%a5... - 2020年12月03日更新

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