薄明のカンテ - 突然ロードをぶっこむ
燐花「さて。満を辞してロードが来ちゃいました…(ソフドリぐいっ)」
ロード「私の事ばかり三ヶ月近くも考えてた癖に出たら出たで随分な言い草ですね(ワインくいっ)」
燐花「だって…お前ヴォイドいねぇとほぼ動かせないと言うか魅力が分からんと言うか…」
ロード「ふふ…私はヴォイドありき、ヴォイドとセットの時のみでも構いませんよ」
燐花「それはそれで重くなりそうな…」
ロード「あるいはギャグに振り切るか、でしょうね貴女の事ですから。忘れてませんよ?ヴォイドにバケツの水掛けさせる予定ですよね?」
燐花「あ、そうそう。ロードに向けて。バシャーッ!って」
ロード「うふふふ…楽しみです」
燐花「キモっ」
ロード「普段口に出さない台詞が出ましたね」
燐花「ところで…あんたらに何があったんさ…」
ロード「………聞きます?」
燐花「やめときまーす(光速の判断)」
ロード「良いですよ?酒も入ってますしお話ししましょう。そうですねぇ、内容全部話したら二十禁くらいになりますけど(逃がさんと言う顔)」
燐花「お前絡むとそうなりがちだから嫌なんじゃ!ってか内容って細かいし良いよ!そもそも収まらないから!」
ロード「うふふ、残念。では、流れだけ話しましょうか。ヴォイドは私の初恋なんですよ」
燐花「ほお」
ロード「子供達だけで集まってるコミュニティによく居たんですよ。皆汚れたりしながら懸命に生きてるのに、あの子は基本食べてるだけだったんです。それ以外は特に興味無さそうで。痣作ってもいつもご飯食べてて、何か呆れてしまって、でも魅力的に見えたんです。同時に食にしか興味ないんだろうなと」
燐花「ロードはいっぱい食べるヴォイドが良かったんか…」
ロード「そう思っていたら、彼女結構デカイ仕事してる事もあったんですよ。勘の良さと動きの良さを買われてね。しかも、ある日彼女の隣に私と同じ歳くらいの男の子がよく居る事に気が付きましてねぇ。多分、その子の事好きだったんじゃ無いでしょうか」
燐花「ん?岸壁街のロードくらいの男の子…?」
ロード「彼自体は直接関係無いんですがねぇ。ただ、彼女もゆくゆくはそう言う人の隣に居る身になるでしょう?自然と。恋もするでしょうし誰かと生涯を共にするかも。日々変わっていく。食にしか興味ないと思っていたらどうにも好きな男がいるらしい。そう思ったら、何だか今すぐに彼女を奪いたくなりまして」
燐花「……え?ん?何て?」
ロード「手を回したら案の定彼女が仕事を失くし、ついでに生きるのに困ってウリをしようとしたのは予想通りでした。同時に、彼女がまだ誰にも触れさせていない事を聞いて歓喜したものです。チャイルドポルノの被写体になる事も無く十四歳まで誰にも触れられず逃げ続けてたのは運もありますが例の彼が居たからじゃないですかね。でもそんな事どうだって良い、やっと私のものに出来る、って…」
燐花「色々聞いて虫酸ダッシュ」
ロード「彼女に話を持ちかけた男は多かったんですが、色々あって大体この世から消えてしまったので私が晴れて初めての男になったわけです♪」
燐花「いやいやいや「♪」じゃねえわ。何さらっとお前」
ロード「うふふ。とにかくそれから彼女と過ごしたんです。そしたら離れ難くなりまして。今手放したらきっと彼女は離れてしまう。じゃあ、いっそ私と居るのが当たり前だと、身も心もそう言う風になれば良いかなと思いまして外に出ずに居てもらいました。勿論する事もしてましたよ。私も年頃でしたからねぇ。彼女を見てるとこう(自主規制)」
燐花「やめろやめろやめろ、おま、やめろ!」
ロード「彼女の経験の数百回は全部私です」
燐花「ザトゥクニスィ!」
ロード「何歳くらいから胸大きくなったって話します?」
燐花「やめろっつってんだろ息の根止めてやろうか事故に見せかけて!」
ロード「うふふ、それは御免こうむります」
燐花「で?何でヴォイドから離れたの?」
ロード「仕事でした。本当、腹が立ちますよ。組織内で揉めてしまった私も私ですけどね。正直持て余されてしまって…穏便に遠方に送られた訳です。でもそれ故ヴォイドと離れなければならなくて…敢えて何も告げず出て行きました。ミクリカに帰った時立ち寄りましたが残念ながらその間に逃げてしまったので、どんなに言葉を掛けても外界を遮断しても、何度抱いても私の隣に収まる事を良しとしてくれなかったみたいですね」
燐花「なるほど…」
ロード「なので今の私は元カレです」
燐花「それは違うと思う。で?今は感情としてはどうなの?」
ロード「ですから、今は元カレですよ私は。ヴォイドが誰といようが気にしないようにしています」
燐花「執着弱まったのね」
ロード「まあ二人きりになったら襲う自信ありますが」
燐花「おい」
ロード「当たり前でしょう?据え膳とは例え全身が複雑骨折してでも食らうものです」
燐花「メタ発言やめろ。それ某格闘漫画のラストじゃねぇか」
ロード「坂◯ジュ◯エッタ」
燐花「やめろや」
ロード「と言うわけで、これで二度と二人にしてもらえなそうですねぇ」
燐花「二度とって事は無いだろうけど控えようと思ったよまさに。ところで岸壁街組は?皆気にしてたよね?」
ロード「勿論。でも筆頭でリーシェルさんに欲情します」
燐花「この話やめようか」
ロード「彼は最高に面白いですよ…堅気のフリが上手いですよねぇ。ヴォイドと仲良くしてるのも可愛いじゃないですか。あの体付きから察するに相当動けるんだろうなぁ」
燐花「お、おう…」
ロード「アンさん、マジュちゃんは見てて可愛くて好きですね。ケルンティアさんはヴォイドの幼い頃みたいな冷たさが…うふふふ」
燐花「………」
ロード「失礼。メドラーさんは懐かしい気持ちになります。初恋への嫉妬を思い出すような」
燐花「あ、やっぱり」
ロード「んー、でも彼も美味しそうじゃないですか。なかなか頭のキレる男ですから。良いですよねぇ…何だかんだヴォイドと仲良くて」
燐花「さっきからちょいちょい諸々の基準がヴォイドなんだが」
ロード「仕方ありませんよ。恋はそう簡単に終わりません」
燐花「そうか…」
ロード「それで言うならファウストさんはうらやまけしからんですね。あんなに求めてくる嫁さん居て今ぴちぴちの女の子でしょう?前世で何か徳でも積んだんですかねぇ?」
燐花「………」
ロード「シキもシキですよ。あんな可愛い男の娘はべらして生意気に。シードさんも地味っぽい見た目でアイドルみたいな子にキャーキャー言われてますよねぇ。時代は地味系男子ですか?それはそれで美味しいですが。ワシレフスキーさんがあんな感じでガチオタと言うのも良いですよね。全く皆さんそれで引いてしまうとは惜しいなぁ。個人的にはマルムフェさんのウルリッカさんへの愛情はツボですね。アスランさんとセラピアさんはたまに仲睦まじく歩いてらっしゃるので、個人的にはもっとやれと思います」
燐花「一息に言うなよぉぉお!どこからツッ込めば良いのか分からんだろぉぉお!!」
ロード「失礼、毎日推しが幸せそうだとご飯が美味いです」
燐花「何かおまえ、いまいち悪い奴に見えねぇよ」
ロード「私は別に悪い人間じゃないですよ?嫌だなぁ。少々推しを愛でるのが深いだけです。一部成人済みコンテンツとして」
燐花「黙れや」
ロード「最推しはヴォイドです」
燐花「分かったから」
ロード「良いですよねぇ…皆さん素直で無さそうで…私、従順にされるより多少嫌がられる方が好きなんですよ」
燐花「(ヴォイドが靡かずに逃げ出した過去あるからその辺歪んだなコイツ)」

やっぱり元そこそこ悪い人ではあるので皆を見る目がちょっと特殊。
口を開けばよくよく聞くと内容がオタクのソレ。
あまりにも猥褻だ、猥褻なんだよ←
ただし未成年には手は出さない紳士。何だかんだ子供好きは本当らしいが可愛がる時の言い方がおまわりさんコイツです。
ユウヤミ氏に対しては組めれば国家転覆も可能じゃないかと踏んでいる。ただし、想像するだけで実行しようとはしていない。頭の良さ、勘の良さは重宝しているので時折人事の仕事のアドバイスを求める。
ミサキちゃんに関しては触れちゃいけない感は抱いているので遠目に見てはニヤニヤしている。彼女の頭の良さ以上に問題視されている人当たりがお気に入りらしく、ミサキちゃんと揉めて辞めたがる人が出る度にニヤニヤしている。
顔を合わせる事が多いのでサリアヌさん、タイガ君にはかなり敬意を表してるしそこではあまりふざけない。仕事離れりゃ分からんけど←

たまに両刀を思わせる←