薄明のカンテ - 機械汚染とその対処方法









機械汚染(マス・ズギサ)

マルウェアの一種、コンピュータウイルスの事。この企画内ではギロクが撒いたウイルスの事を指す。カンテ国中にある機械人形の内99.2%が汚染されたとされる。

感染した機械人形は機械人形法で定められた原則の「人間」の部分が「ギロク博士」に書き換わっている。正確に表現するなら「人間」の部分を「ギロク博士」と勘違いさせるプログラムが仕込まれている。ワーム型の為、感染力が強い。近距離ネットワークを作動させたまま汚染機械人形の近くに行くと感染する恐れがある。

機械人形の暴走を止めるには破壊するか、耳にある接続コネクタから汚染駆除のプログラムを流し込むしかない。
暴走している機械人形は目の部分が赤く光っている。
ギロク博士の命令のみを実行するようにプログラムが書き換えられており、テロを起こす汚染機械人形には人間を強制的に虐殺する命令と知識が与えられている。
個性は完全に喪われておらず、中には人間の悪口を“本人らしく”叫びながら戦う汚染機械人形もいる。

テロ

最初のミクリカのテロ、次のケンズでのテロでは一緒にいた機械人形が突如暴走している。
だが、それ以降のテロは全て何処からか現れる機械人形の一団によるものになっている。
帽子やフードを被り、淡い色の髪と赤く光る人工眼が目立たないようにして移動することが多い。(参考はユーシンオルヴォのテロシーン)
ミクリカとケンズのテロでは屋内外の区別はなく、近くにいる人が被害に遭ったが、その後の単発的に起こるテロでは屋外でのみ発生している。つまり、建物の中にいれば絶対テロには遭わないのである。

時系列順の出来事はこちら

電子世界(ユレイル・イリュ)

こちらで言うインターネットに相当する。
2度のテロ後から通常使われているインターネット回線全てがギロクにハッキングされたので、通常サービスは全て停止している。
政府関係の技術者達がもう一つの電子世界を作成したが、元のものより格段に情報が少なく、安定も悪いのでメール等の情報のやり取りにしか使われていない。

端末について

個人用電子端末:パソコン
携帯用電子端末:ガラケー、スマホ
超大型電子計算機:スパコン

汚染駆除(ズギサ・ルノース)

駆除する為には機械人形そのものを破壊するか、フラッシュメモリにダウンロードした駆除プログラムを機械人形に流し込むしかない。
破壊するには、関節部分の隙間を狙って内部のコードを切断するか、耳や口などの内部につながる部品を狙い撃つことが必要。
汚染駆除のプログラムを流し込むと暴走は止まるが、副作用として全てのデータがリセットされ、強制的にシャットダウンする。これは、機械人形法で定められた原則の基礎が書き込まれている層が一番深いところにある為、関わる箇所を書き直しをすると沢山のバグが起き、最悪の場合汚染時より暴走する恐れがあるからである。
この時に使うフラッシュメモリは汚染の二次感染を避ける為、使い捨てになる。特にこの企画内で登場する汚染型は感染力が強く、どこが感染源になるかわからない。
完全に初期化できれば問題はないのだが、それが難しい。汚染駆除班にはメモリの安全で完全な初期化方法を考えている人もいる。
最近、超音波破壊装置が開発された。機械のすぐそばで装置を起動すると、内部のメインメモリを物理的に破壊できる。人間のみ使用可能。

武器一覧

・素手/物理的に機械人形のコード等のハードウェアを破壊して暴走を止める。
・刀剣/同上。ただし、実体のあるものに限る。光線剣、AI搭載型剣はNG。
・模造刀/同上。木刀、竹光など金属でできていなくとも斬れるならOK。
・銃火器/同上。ただし、実弾の出るものに限る。光線銃はNG。
・フラッシュメモリ/汚染を駆除するプログラムがインストールされており、ソフトウェアの書き換えを行うことで、暴走を止める。
・超音波破壊装置/機械(人形でもPCでも)の側で起動すると、内部メインメモリを物理的に破壊し、演算機能を停止させることで暴走を止める。