- ヴォイド・ホロウ……初恋の人。現在に至るまでずっと片想い中。どうしようもなく好き。過去に色々あった末に少し良い仲になるが、組織のボスに半殺しにされ岸壁街を追われそれ以来会えていなかった。再会後片想いが見事加速。
- テオフィルス・メドラー……現飲み友達の一人。テロ以前から一方的に知っていた。今は友人として好きだが、元々彼に抱いていた感情は極度の嫉妬。
- ユウヤミ・リーシェル……自分と同じくアスで仕事をしていたからと言う理由で一方的に気に入っている。同時に常々嫉妬もしている。
- シキ・チェンバース……結社以前からの長い付き合い。色々あって世話を焼いている。その甲斐甲斐しさはもはや「田舎の母ちゃん」。
- クロエ・バートン……結社に来てから面倒を見てる女の子。妹の様な娘の様な存在。現在反抗期真っ只中で色々苦戦中。
- サリアヌ・ナシェリ……ロードが人事部では大人しくしていようと決意したきっかけ。恋愛感情は無くただただ一目置いている。彼女に対しては紳士に振る舞っているが「ウチの使用人かと誤解される」とその評価は良いのかどうか分からない。
- タイガ・ヴァテール……人事部で仲良くなった同僚。後にテオフィルスとも距離を縮めるきっかけをくれた、ロードが初めて友人と思えた人。
- ネビロス・ファウスト……何故か事あるごとに突っ掛かる。ロードは彼に「変幻自在のロリコンクリート」と言う不名誉なあだ名を付けた。
- フィオナ・フラナガン……最近目線が気になる。何だかんだ良いオタ仲間であり、互いに素を露にした姿を知ってるのでそう言う意味でも気の置けぬ友。
- ヤン・サコー……食の師匠。長い付き合い。腐れ縁。一度命を救われた恩があり、悪態こそつくものの強い言い方をしない様にしている。
貿易会社社員だったと言うが、過去の経歴に岸壁街に巣食う組織の幹部がある。テロの直前に組織内で昔から対立していた他の幹部の始末を任され割合大きな抗争まで発展し掛けた事も。以来組織とは縁切り状態。諸々あってまっさらな状態で結社へ加入した。奇しくもテロが起こる二日前に組織ではその幹部一人、その部下複数が行方知れずになっている。
普段は七三分けにスーツだがオフの日は少し長めの髪をボサボサと下ろしスウェット姿で過ごしている。髪をセットしていないと少し幼く見えるのがややコンプレックス。
ヴォイド売春時に彼女の客になった頃からヴォイドに執着している。その執着は二年間彼女がロードによって外に出られない程だった。その後彼女を手放さざるをえなくなったのだが、何も言わず消える様に居なくなってしまった為に普段感情を見せないヴォイドに身近な人が居なくなるトラウマを決定付けてしまった。
初めての客ではあるが、彼女が娼婦にならざるをえない状況を作った張本人でもある。
同じくアスで働いていたと知り、独自に調査していたのもあって最近はユウヤミにも執心の様子。
岸壁街出身者とユウヤミの事は他のメンバー以上に情報を把握しており、彼らを生暖かい目で眺めている。しかし、全員一癖も二癖もあり、何かを成そうにも協力関係にはなれないとも知っており(組織もそうそう動ける状態でないので敵対する必要はないし)邪魔になる存在かどうかの吟味もそこそこに今は傍観。
人の心に抱えた傷を見付けやすく、同時に人心掌握術にも長けている為人によっては良い人に見える。
ボスに叩き込まれたのもあり恐ろしく戦闘能力が高い。銃の扱い、知識にも長けており情報を聞き出す為なら拷問も辞さない。非常に打たれ強く痛みに鈍感(ただし
ヴォイドのボディーブローを食らった時は精神的なものもあるのか一発で沈んだ)。
弱点はチームプレーでの戦闘が出来ない事と試合形式の戦いだと制約もあって動きが読みやすくなってしまう事。特に前者は本人も自覚する程顕著で、誰かと一緒の時に襲われたら守り切れる自信が無いと言う理由で
「武器携帯の申請簡略化」を上層に打診した。
そこそこ美男子の筈だが笑うとニヤァ…と言う表現が似合うほどには粘着質な笑い方をする。笑顔は爽やかでない。笑うと目が細くなる。
テオフィルス曰く「シンプルな顔」。本人は童顔で塩顔なのを少し気にしている。
太りにくい体質でやや痩せ気味。日夜筋トレを日課にしているので筋肉は多少ある。
しかし、太りにくく且つ人より鍛えて筋肉を付けている関係で脂肪があまり無いのもあって、海に入ると上手く浮かべず下手すると沈む。
若い頃
ボコボコにされて動けない状態で雨の中放り出された思い出も手伝ったのか泳ぎが大の苦手。
全く泳げないと言う事は無いが、フォームが適当で且つ消耗しやすいいわゆる「慣れない人の泳ぎ」しか出来ない。長距離は泳げずスピードも出ない。
ヴォイドへの執着は昔より弱まっており、今は普通に恋をしているだけ。しかしその分ふとした拍子に嫉妬心が大きく出てしまう事があり都度彼女からは怖がられている。会う度に求愛が口を突いて出るが冗談だと思われている。
感覚的には元彼の気分らしいがヴォイドの嫌悪の顔を見ると必ずしも両者の認識は一致してはいなさそう。
物腰柔らかながら妙に言い回しが下品で猥褻。しかし女性、子供には迂闊に言わない。あくまで空気を見つつ冗談をかます。
その割に「好き」をストレートに伝えるのは照れが出るらしく周りの大切な人を総じて「推し」と呼ぶ。
母と自分を置いて不倫相手と心中した父親と、そんな父親しか目に入れず自分を岸壁街の男娼へ堕とした母に見えた「身勝手な愛」を嫌悪する一方自身も相当な遊び人で寮の自室にはよく女性を連れ込む(本人曰く、遊びには決して愛は無い)。
出張で外に出る度そう言う店に足も運ぶ。ただし父親と違い複数の女性と長い時間関係を築いたりしない。あくまでその日、その時、恋愛感情一切なくウマが合ったら。故にプロのいる店に行こうが素人相手にしようが特にこだわりはないし事が終われば基本二度会う約束はしない。
「結社の女性メンバーには手を出さない」と言うマイルールがある。
恋人が居た事は無く、片想い中の彼女が振り向きさえしてくれれば遊びもすっぱり辞める。
彼女への想いを口に出す際は、隠す事があっても嘘は吐かない。
喫煙者で煙草は一度は辞めていたが、結社に来てからしばらく分刻みなスケジュールに忙殺されたのもあり再開。ちなみに遊びが激しくなったのも分かりやすく煙草と同じ時期。
カンテ語、藤語、ラシルム語の他に兎頭国語の勉強もしていた為漢字が読める。
ある意味で一途なので好みのタイプは「ヴォイド」。
男娼経験も過去にあったからか男性相手でも然程抵抗は無いが基本女性以外は滅多に相手にしない。そう言う店に行った時は店のルールに従い嬢に無理強いしない等変なところで紳士。
やや巨乳気味な女性に声を掛けることが多い(ヴォイドが目の前に居てくれると妄想出来るから)。
意外にも自分から望んでキスをした事が無いらしく未経験(男娼時代やそれ以降も拒否をしたにも関わらず相手から無理矢理なら経験がある)。
初めてするならヴォイドと、と心に決めている。過去に組織との揉め事が片付いたらと誓っていた為自由になった今、やっと『彼女が望んだら』と言う段階にまで来れた。
「ナラ下好き」を公言しているだけあって人の恋愛話を聞くのが好きと言う少し乙女な趣味もあるが、
意外な人から
意外な恋愛遍歴を聞いた時には声を出して驚き、激しく動揺する事もある。
あくまで一般人として過ごしている為組織にいた過去はひた隠しにしている。
基本的に両親とは死別を公言しており、たまに振られる学生時代の話は本などで見聞きしたフィクションのエピソードを利用し誤魔化しているが酔って頭が働かない時などすんなり出てこない事が多い。
名前の元ネタは某作家のコズミックホラー作品に登場する人物名から。