- アン・ファ・シン……ミサキが5歳の時、孤児院で出会った。気難しいミサキの唯一の話し相手であり、人生の先輩。エピソードはミサキがプログラマになる話を参照。
- マジュ・リョワ・シン……アンの養子。ミサキもよく面倒を見ている。
- ロナ・サオトメ……ミクリカの惨劇の日にミサキを助けた。家も職も失ったところをミサキに結社へ誘われる。エピソードはのろしーーロナの場合を参照。その後もお互い何かと気にかけている。
- テオフィルス・メドラー……汚染駆除班の同僚。仕事の腕前は信頼している。
- ユウヤミ・リーシェル……何かと絡んでくる嫌いな奴。判断力や技術力は評価しているが、人としては信頼していない。
- オニイチャン……ミサキがゴミためで拾ってきた機械人形。アンと共に整備し直し、ホームヘルパーとして使っていた。汚染によりミサキを殺そうとしたのでロナに斬られた。緑髪紫目。
右利き。
ロナがミクリカの惨劇の日に助けた少女。ミクリカの岸壁街出身。
孤児院出身で、生みの親の顔は知らず、育ての親もいない。
院では頭の良さと気難しさから疎まれた存在だった。
本人は何も言わないが、日常的に暴力を振るわれていたらしく、腕には根性焼きの後や鉛筆の芯など色々傷痕が多い。本人は気にしていないが、見えると騒がれるため、隠している。
早く院を出たい一心で独学で機械の勉強をし、いろいろな内職を点々としつつお金を貯め、プログラマに必要な機材を揃え、院を脱走した。
廃棄される寸前だった機械人形をアンと整備し直し、“オニイチャン”と呼んで暮らしていた。
それには市販のファイアウォールの他にオリジナルのものもインストールしてあったが、
ギロク博士の汚染には負けたので、ギロクの技術に勝つ為に結社に加入する。
退院したロナをスカウトしたのも彼女。
生まれつき色素が薄い為、よく機械人形に間違われる。
ミサキは合理的な頭の良さに全振りした結果、ダークマターを召喚できる。手順の少ないレシピなら見ればできるが、何も見ないで作ると銀魂のお妙さんみたいなものが出来上がる。
本人も食に興味が薄く、正直言えば空腹を感じていない。ご飯の匂いの嗅ぎ分けが得意なのも、ガッついて食べるのも全部、次はいつ食べられるかわからない経験から。
肌が弱いので外気に触れる部分を少なくする為に夏冬関係なく着込んでいる。岸壁街の治安がかなり悪かったせいで肌の露出が多い=変質者に狙われる、というイメージがあり、自衛手段にもなっている。
男性恐怖症。信頼のない人間の男性に触れられる事を極度に怖れる。男性型機械人形や人間の男性でもミサキの信頼があれば怒られない。医療目的の場合は我慢の範疇。ただし、ミサキにそういう意味で信頼されている人はほとんどいない。2020/9/27時点ではロナのみ。
ちなみに院にいじめっ子だか気の合わない職員だかいたみたいで、本気のエグい仕返しをミサキが画策した事もあった。内容のエグさを察知したアンが大事にならないように暗躍。
小さい頃に発電機(ガソリンとか使うやつ)に興味本位で異物混入事件を起こした。粉塵爆発を聞いて、埃が大量に舞ってる部屋に誰か閉じ込めて静電気の火花で発火させて爆発も計画していた。
もし化学系に興味持って尚且つお金あったら今頃狂化学者になってたと思われる。
アンの存在が無かったら10歳前に死んでいたか、誰かを大事にする選択肢を選ばない人になっていたかもしれない。
「ロナの調子が悪い」という事象に対して「休養とって死なない程度に頑張ってね」というより「薬飲んで馬車馬の如く働け」って考えになっていただろう。
誰かに死んでほしくないという感覚も抜け、目的の為に誰を使い潰しても何も感じない人間になっていたかもしれない。