外様貴族で御家芸は羊の繁殖。
羊達は防寒のための服飾として、また肉としてカンテ人の生活の糧となっている。
一族の中では政治家になる者もいる(いた)が、有名どころのポジションに登りつめた者はほぼいない。
「
馬の一族」と同じように、こちらも「羊の一族」と呼ばれる。蔑称として呼ばれ始めたのだろうが開き直って受け入れている。
化学繊維が台頭したり、食生活が異国のものを取り入れたりして変わりつつある現代において需要は減りつつあるものの未だ羊は需要はある。
とはいえヘイル家自身はそれで稼ぐことなく(お家芸で稼いではいけない貴族の規則の為)、原種を保つ為に飼っている程度なのであるが。