家事全般を
機械人形が代行する近未来な国、カンテ国。
逆さの流れ星が空に昇った日(ラサム暦2173年7月16日)の午後7時56分〜約1分の間にカンテ国内の電子世界に接続していた全ての機械人形達が
機械汚染され、突如、人の命令を聞かなくなった。暴走して行方不明になる機体が続出し、おかしいと皆が思っている中、翌日の正午に北部の辺境の都市ミクリカで機械人形によるテロが起こる。軍警が出動したが防ぎきれず、2時間でミクリカの人口の73%がテロと二次被害で亡くなった。
その後犯行声明の動画が発表され、首謀者は若き天才エンジニアのギロク博士だと名乗り、目的は人間の殲滅で、ほとほと人類というモノに幻滅したと語る。
「人間どもは動物も空気も資源も好き勝手に使い地球を食いつぶしている。挙げ句の果てに仲間の人間すら見殺しにする。2年前だ……私の恋人は駅で発作が起きた時、誰も手を差し伸べてくれずそのまま亡くなってしまった……人間は哀れなものだな。機械人形には人を助ける本能が埋め込まれているが、主人の命令を聞き遂行することが優先事項な所為で近くに寄ろうともしなかった。そのプログラムを書いたのもまた人間だ。故に!私は人間を殲滅する。機械人形は悪くない、悪いのは自分可愛さに保身に逃げる人間だ!」
次のテロが起きるまであと1時間だ、と博士が言い残し動画は終わった。
右往左往しているうちに1時間後、今度は西の農村、ケンズでテロが起きケンズは壊滅する。
その後の軍警の調べでわかったのは、機械汚染された機械人形は自身が壊れるまで攻撃を続けることと、この事件の首謀者のギロク博士は一人でテロを計画し実行したこと。
やがて、軍警だけでは手に負えなくなり、外に出れば機械人形に襲撃されるので人々は息を潜めて暮らすようになった。
その中で、ある3人の人が戦う事を提案した。それを聞いた人々は汚染された機械人形達から身を守る為に一つの結社を組織する。有志の人間達と偶然にして汚染されなかった機械人形達で共同戦線を敷き、機械汚染人形達と戦う、というものだ。
ようこそ、マルフィ結社へーー
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