ヤサカ「はーい、生三つにラーメン、スクリュードライバーにカシオレだよー」
ロード「…え?」
ギル「あ、僕だ。その、スクリュードライバー頼んだの」
シキ「俺カシオレとラーメン。ちょっと待って、頼んでた餃子は?」
ヤサカ「え?餃子来てない?いけねっ、それだけ持ってくるから待っててなー」
ロード「待て待て待て待ちなさい待ちなさい。そもそもとして何故居ます…?」
ヤサカ「んー?ここはパラグラフ14の部屋だぜー?今日の俺はリカ・コスタで可愛い女の子待ってる店長じゃなくて、ここでむさ苦しい男らに給仕するウェイターっす」
ロード「……複雑です…」
ネビロス「何故です?貴方旧知の仲なんでしょう?なら旧い付き合いの人間が来れば喜びそうだと思いましたが」
ロード「いや…だって副題「新メンバー」ですよ?それで来るのがヤサカってどうなんですか?それに、こう言ってはアレですが彼はサブキャラですよ?まだ立ち絵も無いのにこの高待遇…何なんでしょうね?」
ヤサカ「おーい聞こえてんだわ。お前相変わらず結構容赦無いのなー。へこむわー」
ロード「とか言ってる側から速攻元気になるのが貴方でしょう?違いますよ、貴方が来て嬉しく無いとかそう言う問題じゃなくて、このタイミングで新メンバーと来るなら誰だってあっちの彼を思い出すじゃないですか!」
一同、頭の中に和装の彼を思い浮かべる。
ネビロス「ああ、給食部の…えっと、ちょっと待ってください…」
ギャリー「まさかのネビロスが人の名前と顔一致しないってあるのかね」
ネビロス「あぁ、あまりにも目立たないのですっかり名前も忘れ(ry」
ギャリー「ちょ、おい、やめてあげて」
ギル「え?アレだろう?ヒギリとよく一緒に仕事をしているミミックだかニニールだか」
急に某着せ替えゲーを混ぜ込むなよ。って言うか書き掛けだけど「ギル王子」で君が次絡むのそのエミール君の予定なんだけど!?
ギル「そ、そんなの君が上げなきゃ正史にならないんだからそんな展開僕が知る筈無いだろう!?僕に責任転嫁しないでくれないか!?」
ロード「で、結局そのエミール・シュニーブリーさんがいらっしゃらなくて何故か先にヤサカが居るわけですね…」
ヤサカ「ヒッヒッヒ。なーんかアレだねぇ。俺と因縁深そうなメンツ多いなーここは。ロードは言わずもがな俺が
命救ってやったろ?後あの子の見守りの件も…」
ロード「余計な事を…」
ヤサカ「で、そこのおっかない顔の兄ちゃんは
初デートの時会ったよな?どう?あの後彼女とどうなった?」
ネビロス「………(睨)」
ヤサカ「流石にもう手ぇ出した?」
それがねー、まだなんですよ。
ヤサカ「え!?まだなの!?へぇー…奥手っつぅか…
意気地無しとも言うのか。あ、でもミアちゃんって初めてだっけか?…あれ?前の奥さんも幼馴染だから…」
それもあるだろけどねー。自分で
その展開書いといて何なんだけどこの子ったらまた色々考えてる事が結構勝手でねー。複雑なところ。
ヤサカ「げぇっ…前世でどんな生き方したら手ェ出す子出す子皆バージンみたいな今世になるの…!?」
ねえヤサカ、聞いてる?
ネビロス「…そこの前髪暖簾と
燐花…私の前に座りなさい…まだ介錯をするくらいの慈悲を持てている内に…」
急に切腹を求められている。
ヤサカ「待て待て、俺らそんな切腹用みたいな物騒な武器持ってねぇって」
ネビロス「先程帰る前にアサギに置いて行ってもらいました」
いや何でだよ。
ヤサカ「あ!後誰かと思えばギルバートじゃん!地上のお貴族様の!」
ギル「げっ!君、
あの時アンに絡んでたナンパ男か!」
シキ「…何か皆恋愛絡みでヤサカさんに絡まれてんだね」
ヤサカ「ヒッヒッヒ、俺も何だかんだ甘い話好きだからねぇ。シキ、お前にも彼女出来たらその時は絡みに行くと思うよー?」
シキ「えー…嫌だなぁ、鬱陶しいなぁ」
ヤサカ「ところでここの子じゃないけど、あの和服のオネーサン清楚っぽい雰囲気なのが可愛いよねー」
ギャリー「テメェ…セリカちゃんの良さにいち早く気付くなんてさては俺と同じ趣味か?」
シキ「あ、ヤサカさんに絡まれてもそこまで動じない強キャラな予感」
ヤサカ「え?同じ趣味なの?あのオネーサンさ、普段あの清楚さでしょ?アレで髪が長くないから余計良いんだよ。髪振り乱しても邪魔になる的なのが無いじゃん?全部丸見えみたいな。長いのは長いので色っぽくて良いけど、んー…あのオネーサン乱れたらヤバイくらいエロくなりそうなんだよねー…」
ギャリー「おいそれ以上妙な妄想したらこの場でセリカちゃんに言い付けるからな…金髪で暖簾みたいな前髪した男とは危ないから口利かなんでくれって言うからな!?」
シキ「え、弱っ!まさかの自分がこの場でどうこうするじゃなくて本人に警告するのか」
ネビロス、ロードは自分の腕に覚えがあるのでこう言う時自分の腕っ節でどうにかしようとするくらいには好戦的な面がありますが、ギャリーは自他共に認める程喧嘩が弱いんで(あと、言うて口が上手く根っから穏やかなので)様子を見つつそれでも穏便に事を運ぼうとします。まあ、いざとなったら身を挺して護ろうとはちゃんとしますけども、でも弱いです。
ギル「…これ、穏便な事の運び方か?」
ヤサカ「ヒッヒッヒ。ロード、お前の同僚の人ら面白いね」
ロード「…そこで私に雑なフリするのやめてくれません?」
それからどんどこしょ
ヤサカ「改めましてヤサカでーす。乳は大きけりゃ大きい程見ててムラムラはするけど基本的に女の子は皆好きでーす」
ロード「こいつは性別が女性なら特にこだわりを持ちません。大きくても小さくても片っ端から食い散らかすタイプです。ある意味女性の敵です」
ヤサカ「…ロード、何かトゲトゲしてんなー。えー?昔ナニのデカさで俺に負けたのがそんなショックだった?」
ロード「私のサイズは二十五センチです。負けたなんてそんな記憶ありません」
ギャリー「何?この二人揃うと最低な下ネタしかセリフに入らなくなるの?」
シキ「(唖然)」
ギル「おい、珍しくシキが引き気味になってるぞ!?今すぐ止めろ恥知らず共!!」
シキ「兄貴ってそんなデカいんだ…ん?そんなだったっけ…?(風呂上がりのロードを思い出している)」
ギャリー「いや、売り言葉に買い言葉で出た嘘に決まってんだろ。んな凶悪なサイズ聞いた事ねぇよ…」
シキ「だよね。ところでギルバートさん、『シキが引き気味』って日本語、早口言葉みたいで言いづらくないの?」
ギル「君の為に声を上げたのにその君が僕に急に疑問を抱くな!!」
シキ「ギルバートさん、『俺に意見するな』系…?嘘ぉ…(ドン引き)」
ギル「引くな!!事実無根を垂れ流すな!!」
シキが歪曲してギルバートを理解しただけで、ギルバートはモラ男系ではありません、念の為。
ギル「そんなわけ無いだろう!?全く…僕らしかこの場に居ないとは言えどこで誰が聞いているか分からんと言うのに…!恥と言うものを知らないのか君達は…!!」
ヤサカ「誰の何が何センチだってー?良い加減な事言ってんじゃねぇよロード。テメェが動けねぇ間誰がシモの世話までしてやったか忘れたか?」
ロード「そんなの十年近く前の話でしょう?そこから急成長する事も無きにしも非ずですよ!」
ヤサカ「背じゃあるまいしンなワケ無ェだろ!?あ!さてはアレだな?色々あってヴォイちゃんの傍に居られなかった間遠目に見て悶々としてたんだろー?やだやだこれだから嫉妬の塊はー」
ロード「ええある意味悶々としてましたよ?貴方と言う上層の出の癖に下層の人間並みに倫理観ガバガバな不埒な男に彼女を任せるなんて考えればね!」
ギル「いい加減にしろ!!君らだ君ら!筆頭は君らなんだ!!ロードは嘘を吐いてまで話を盛るな!ヤサカはロードを煽るな!!」
ギャリー「はい結論、ロードのサイズ自称は嘘。本当にそんなだったらむしろ女の子が引いちゃってそう簡単にエッチまで出来ねぇって」
ちなみにギャリー、過去話でも色々な発言からも過去に彼女が居た事やら店に行ってる話を出しているんですが。
何かこう……何故か絶妙に童貞疑惑抜け切らないんだよなー……。
わしだけ?分かる?この感覚。何かこう…本当微妙に「分かってるフリ感」感じてしまうと言うか…。
このチチトークの一番最初でも何か色々認識おかしかったりした事からも、何と言うか本当に分かってるのか分かってない様な理想だけで語ってる様な──。
ギャリー「おい。おいおいそれ以上はやめろ。ってか何言ってんだ
燐花」
シキ「急な方向から集中放火した」
ネビロス「まあ…分からなくは無いですが…」
ギャリー「はぁ!!?俺以上にネビロスのがそうだろ!!?」
いや、ネビロスからはあまり感じた事ない。けどなー…ギャリーはなー…どうしてもなー…。
ギャリー「はぁ!!?ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!!」
急にネタ。
ネビロス「まあ、頑張ってください…」
ギャリー「憐れみの目で見てんじゃねぇよ!!」
ヤサカ「で?実際相手の子は?あのオネーサンでしょ?」
シキ「(あ、兄貴に飽きてギャリーさんにターゲット変えたな)」
ギャリー「ま、まあね…」
ヤサカ「何?何?好きなの?」
ギャリー「す…好きに決まってんだろ…まだ片想いだけどここまでドキドキする事今まで無かったから俺もかなり戸惑ってるんだってば…」
ロード「ヒューヒュー!!」
ヤサカ「ヒューヒュー!!」
ギャリー「お前らさっきあんないがみ合ってたのに急に息合わせてくんな!!」
ネビロス「なんて嫌なタッグだ…」
ヤサカ「お?そう言やシキは?シキはそう言うの何かねぇの?」
シキ「…何か…?」
ヤサカ「可愛いって思う子、いねぇの?」
シキ「ああ、
リリアナかな。ちょこまかしてるのに、ちょっと大人ぶって喋るおしゃまなところが可愛い。背伸びしたい年頃なんだろうなーって」
ヤサカ「ちょこまか…?おしゃま…?背伸び…?」
燐花、ささっとリリアナちゃんのプロフィールを開く。
ヤサカ「いや、ガキじゃん」
シキ「うん。可愛い」
ヤサカ「確かに可愛いし将来有望だなぁー。でもそうじゃねんだよ。そうじゃなくて…こう、見ててキュンとする見た目と言うか、何かそう言う子」
ネビロス「あの男が言葉を選んでいる」
ギャリー「強キャラってやっぱシキの事じゃねぇ…?」
シキ「見ててキュン?ああ、テディかな」
ヤサカ「
男じゃねぇか」
シキ「男だけどびっくりするくらい見た目可愛いんだ。中身はオッサンみたいな時あるけど、アレはテディの才能だと思う」
ヤサカ「う、うーん…そうじゃなくてさぁ」
シキ「あと、ウルは可愛いよ。小ちゃくて。小ちゃいから余計そう見えるだけで元々可愛いけど」
ロード「さて、ヤサカはどう聞くつもりでしょう?このド天然ここに極まれりとも言えるシキに色々手こずる私の気持ち分かるでしょう?」
ヤサカ「うーん…」
シキ「あとミアも可愛いな。あまりよく喋らないけど、ミサキも可愛い。オドオドしてるけど、たまに笑った時のニコリネさんも可愛い。クロエと一緒にいるフィオナさんも可愛いよ。お姫様は綺麗だな」
ヤサカ「んー…あ!!」
シキ「何?」
ヤサカ「一番ヤりたい子誰?」
ロード「絶対聞くと思いましたよ…この男…」
シキ「
意味はよく分からないけど、じゃあとりあえず皆」
ギャリー「そこは意味分かってから答えて!お願い!!」
ロード、シキに説明中。
シキ「ヤサカさん俺を嵌めようとしたの?酷い…」
ヤサカ「いや、そんなつもりなかったんだけどね。ヒッヒッヒ、まさか二つ返事で返されるとはなー!流石ロードの弟分!将来有望だねー!」
ロード「やめてくださいよ…」
ヤサカ「二人揃って刺されねぇようになー」
ネビロス「……ところで、先日
燐花の呟きですかね…?何だか貴方の女性関係が相当爛れていたと聞いたのですが」
ヤサカ「へ?俺?」
ネビロス「ええ。どのくらい爛れていたのかな…?と思いまして」
ヤサカ「えー?俺の話なんて面白み無ぇって」
ロード「
一番多い時でセフレが同時に六人くらい居ました」
ヤサカ「
おい」
ネビロス「ほう…?なるほど、ロードの「女性の敵」発言は正直どの口が言ってるのかと思いましたが、確かに敵ですね…」
ヤサカ「何バラしてんだよロード!」
ロード「聞かれたので答えたまでです」
ヤサカ「お兄さん大分おっかねぇ顔になってんじゃん!!」
ネビロス「(魔王の御尊顔発動中)」
何故かそれを見たギルバート、震え上がる。
ギル「……ぼ、僕は注射が嫌いだ…」
ギャリー「御尊顔発動でトラウマまで抉られてる奴いるわ」
ネビロス「それは大変な事を聞きました…随分親しげにミアと話されていましたがまさかそんなに貴方が危険で不潔な人間だと知りませんで…」
ヤサカ「き、危険じゃない!不潔じゃない!流石に今はそこまでじゃねぇって!!」
ネビロス「もしもミアに近付いたら…貴方をどうしてしまいましょうか…?」
ヤサカ「話したりするくらい良いだろ!?」
ネビロス「…では聞きます。今は何人ですか?」
ヤサカ「へ?」
ネビロス「今は、同時に、何人ですか?」
ヤサカ「……四人?」
ロード「あんま変わってないですね…」
ヤサカ「付き合ってる訳じゃ無いし突っ込むなよその辺!!真剣交際始めたらすっぱり関係切るっつの!!さ、寂しいとか心細いとか言われて人の温もりみたいなの?求められたらさー…抗えないって言うかさー…」
ネビロス「
GPSでも付けましょうか」
ヤサカ「発想が怖ぇよ!!」
ネビロス「ちょっと細工するだけです。ミアに近付いたと分かった瞬間に軽く爆発するくらいです」
ヤサカ「軽い爆発って何!?」
シキ「ところでさー。餃子まだ?」
エミール「あ、シキ君。もしかして…この餃子は君のかな?頼んだ覚えがないものが来てしまって」
シキ「あ、エミールさ……え?何その格好?」
エミール「どうしました?」
シキ「いや、どうしましたじゃなくて、何で縛られてるの…?」
クイン「はぁー……もう飽きちゃった…。貴方惜しい男ね本当。『打たれ強いところを見せましょう』とか言うから付き合ったのに、酒入った途端私の一言一句全てに泣き始めるわ急に自分で自分の体縛り始めるわ…。一人で盛り上がってるとこ悪いけど私そう言う趣味は無いの」
シキ「あ、クイン先生」
クイン「シキ、顔に出てないし本人酔ってるつもりないけど実はかなり出来上がってるわよその男。『打たれ強さの証拠に脱出系イリュージョンをお見せしましょう!』とか意味分からない事言っていきなり自分の体縛り始めたからね、自分で」
シキ「(ドン引き)」
クイン「多分、酔いが覚めたら自己嫌悪で死にたくなると思うから慰めてやって。私バル達の居る飲み屋に行くから。エミールの尻拭いしてやって。じゃあね」
シキ「うん、じゃあね…」
クイン「ふふ、シキは良い子ね」
シキ「(充分そう言う雰囲気醸し出してはいるんだよなー。クイン先生自体が…)」
エミール「あれ?クイン先生はどちらへ…?」
シキ「ねぇ皆。えっと…
変態拾ったよ」
全員「「「はぁ?」」」