ロード・マーシュ……実質彼に拾われた為一応彼の言う事は聞いている。よく資産運用の話をする。ロードは彼女の前では気を遣っているが彼女は諸々見透かしており、主に風俗業やギャンブルに関する取材を求めまくる。しかし絶賛反抗期真っ只中なので色々協力を煽っておきながら母親の様な彼を疎ましく思う事もある。
シキ・チェンバース……年上でありながら彼のお人好し、人を信じ過ぎてあまり物を考え過ぎない性格を小馬鹿にしている。が、結局は仲は良い。
ミサキ・ケルンティア……彼女の頭の良さを金に変えたいと思う今日この頃。
ミア・フローレス……歳が近いので、話す内容がどんなものでも何だかんだよく話せる友人。彼女の何気ない一言からティーンズ向けのアイディアを考えたりする。
ルーウィン・ジャヴァリー……最初こそガサツな感じに眉を顰めていたものの彼が酪農家の出身且つ特別牛乳を作っていると知り見る目を変える。
孤児院の出身。テロで住む家も保護者も失くしたが持ち前の商魂の逞しさですぐに闇市の物々交換商法に大人に混じって手を出す。ライフラインの復旧がある程度行われるまでそれは続き、結社もそこの中核に当時未成年の彼女が居たなんて知る由もなかった。報せを受けた人事部が彼女を保護した事で結社に加入した。
服に拘りはなくいつもスカートの長いセーラー服を着用している。これはテロ前に通っていた学校のもの。私服はパーカーやパンツ等カジュアルな物が多い。
制服以外はスカートは滅多に履かず、化粧も殆どしない。ただし、商売の話をしに行く時はファンデーションと眉毛、チークはする。
背の高くひょろっとした薄い体。見様によってはクールな雰囲気だが、名前負けしていると本人は思っている。
クロエに「若々しく美しい」と言う意味が込められているが、面長で黒目が小さく目付きが悪いので自分は美人では無いと言う感覚があり、「若々しく美しい?どう見ても不健康で不健全でしょう」と自分のビジュアルをそう表す。
「アタシに風俗での成り上がりは無理っす」と言いながらも「ただし、そっちの経営には興味あるんです」とよくロードに迫る。尚、ロードに「話す事はありません」と断られる姿がよく目撃されている。ゲンコツまでは食らわないが、しつこくし過ぎて彼からデコピンを食らった。
十月の誕生日後に結社に拾われた。正月、愛の日は彼女曰く稼ぎ時らしく小遣い稼ぎによく結社を留守にする。
尚、ミクリカ食い倒れ祭を企画、ベーコンおじさんに持ち掛けたのは彼女であり、実質プロデューサーは彼女だった。少し黒字で試験的に企画した身としては概ね満足の行く出来だった。しかしあくまで今回のは試験的な意味も大きく、手数料諸々を入れても彼女の懐はそこまで潤わなかった。
初めて見た『自分が絶対敵わない大人』がロードだったからか彼を保護者以上の目で見ていそうな気もするが、ロードがヴォイドにベタ惚れなのもあって彼への恋愛感情は世界一無駄な徒労と思っている。
むしろ今は普通にロードを応援している(煩いから早くくっ付け、静かにしろとも思っている)。
自分に女としての魅力は皆無、一生恋愛は無縁だと思っているので今のところ誰に対してもドライ。
ロードの傍にいるせいか「うふふふ」とたまに漏らすがその瞬間物凄く嫌そうな顔をする。